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September 2002 MACお宝鑑定団 
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9月13日会場レポート

・ひっそりとAppleブースに佇む"初お目見え「Xserve Raid

120GBのハードディスクを14台、3Uのラックに計1.6TBのストラージを構成可能な未発売ハードウエア「Xserve Raid」。これがなにげにXserveと共にラックマウントされ、Appleブースの角に展示してあった。「本邦初公開で未発売の新製品が我々のExpoにおいて初めて展示されるのは大変誇りに思う。」というのはXserve説明員の弁。仕様はXserve本体のストラージ同様、ATA規格による60〜120GBのハードディスクで構成され、各々にATAコントローラーを備えた14台のカートリッジはホットスワップが可能。また"スペシャル"なユーティリティーを用いてOS X側から0から5までのハードウエアRAIDを自由に構成できるらしい。本体のXseveとは2Gigabitにも及ぶ帯域を持つファイバー・チャンネルで結ばれ、インターフェイスはPCIカードとなっているらしい。具体的なデモは一切見ることはできないが実際に火は入っている。出荷は2002年末頃になるらしい。説明員はこう続ける、

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「このXserve以上に美しく、洗練された、パワフルでコストパフォーマンスに優れた、しかも扱いやすいサーバー製品は他に存在しない。」「なぜ1Uにこだわるのか?それは、サーバーを扱う会社は150社以上あるが1Uを扱う会社はそのうち数社しかない。もっとも汎用性と競争力に優れたソリューションだ。」

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「なぜSCSIではなく、ATAなのか?それは、各々にコントローラーを持たせたマスターのみのハードディスクだけで構成されているこのXserveはSCSIによるスレーブ接続でハードディスクをぶら下げたマシンより遙かにパフォーマンスは高い。」「Xserveはこの上なくエレガントである。内部構成はこれ以上無いくらいにシンプルで、初めて見た人にでもどこに何があるのかが解る。またドライバーを一切使わないで分解が可能だ。使い易さや機能性だけではない。これこそがAppleのフィロソフィーを具現化したものだ。」

iomega

Xserve Raidに続いてストレージつながりということで...。iomegaのブースでは「NAS」という名(そのままやんけ〜!)のストレージ・サーバーを見つけた。こちらも1Uで4台のハードディスク・カートリッジを備えホットスワップ可能。但し、システムはWindows 2000とUnixのみ。現在、ユーティリティソフトはWindows版のみだがMac用も開発している最中だという。DHCPが可能であれば各種設定はウェブ・ブラウザーから簡単に設定が可能らしい。Video編集やデータベース・サーバー等を扱うストラージが沢山必要な人以外にも、自動車と同じで、今後コンピューターも一家に一台ではなく、一人に一台(複数台の人もいる !?)の時代が一般的になるのだろうか。(もうそうなってる?) そうなると一般家庭でのNAS等の設置も有りえるかもしれない...。にしても設置スペースは大きな問題になるかも。

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iomegaといえばやはりZip。日本ではイマイチ、マイナーな存在だが、フランスやヨーロッパではMOではなくZipなのである。学校や職場、はたまたサービス・ビューローまでZipは浸透しているが、最近はCD-Rに押され気味。そんな中、750MB版の「Zip 750MB シリーズ」が発売され、Firewire版も来月には発売になるという。CD-R全盛のご時世に価格は割高だが(本体240ユーロ、カートリッジ17ユーロ)なんと言ってもそのアドバンテージはスピードだろう。読み・書き・上書き、共に50倍速とアピールしていた。ドライブが小さいのも嬉しい。

Unibrain

同じくストレージつながりでも、こちらはホットスワップ等はできない簡易バージョン。同じく1Uタイプのものと可搬型のキューブ・タイプ。G4 Cube以降、DOS/V機での小型キューブスタイルの流行であるケース等を利用したタイプのようである。

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Castlewood Systems

Zipと言えばOrbである。筆者はもうとっくに倒産して無くなってしまったと思っていたが、会場の目立たないところで発見した。一時期は一部でコアな愛好者がいた機器だが、まだ使用している人はいるのだろうか...。

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・お膝元関連(France Telecom, Le Pommier)

最後にフランスネタを...。日本ではYahoo BBによる価格崩壊ですっかり安価でポピュラーになったADSLだが、ご当地フランスでは供給元のフランス・テレコム(日本で言うNTT)が独占企業であることからなかなか価格が下がらない。再三にわたる公正取引委員会の指導で最近はかなり価格が下がってきた感があるが、それでも日本に比べると割高感はぬぐえない。(512kbで月4000円程度、但しルーティング不可のモノ・ポスト使用) Expoでも大きなブースを構えてADSLの勧誘をしていた。因みに回線が細くトラブル続きで評判が悪かったプレス・ルームの回線もこのフランス・テレコムが提供している。

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また、会場入り口付近に「Le Pommier」(りんごの木)なるフランスの噂系サイト「mac4ever.com」「 MacADSL.com」「MacBidouille.com」「MacGeneration.com」「Mosx.net」が連合したユーザーズ・グループを発見。iMacの貸し出しやTシャツなどのオリジナル・グッズの販売をしていた。接客をしていたジュリアン君に「MacBidouilleは日本でも見ている人がいるよ。」と話しかけたらびっくりしていた。

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最後に、会場内でよくタバコを吸うフランス人を見かけるが、念のため誤解が無いように言っておくがこれは完全に違法行為である。フランスでは公共の場や不特定多数の人が出入りする空間での喫煙は法律で禁じられている。必ず喫煙所を使用しなければならない。とは言ってもフランスでの喫煙者のマナーは決して良いとは言えず、野放し状態が実情である。未成年者に対する禁煙の規制が存在しない為、中学生や高校生が学校の帰りにタバコを挙って吸っている姿を目にすることもしばしば。その反面、タバコの広告には厳しく、一切が認められていない。なんとも不思議で理解しがたい感じがするが、これも個性や個人の責任を尊重するフランスの文化だろうか...。今回のExpoの取材一つ取ってみてもそうなのだが、なかなか一筋縄ではいかない国民性であることは間違いない。



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・大西 吉人 (Yoshito Onishi)