Mac Treasure Tracing Club
Apple expo 2006


September 2006 Macお宝鑑定団
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Apple expo 1998 Special counter


Apple Store(Japan)

2006年9月12日~9月17日の5日間パリで開催されたApple expo 2006に関するページです。


4日目レポート

Dr.Bott:Macコミュニティーの橋渡し

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ヨーロッパではとても有名な独Dr.Bott社のDr.Roderich Bott。自社製品の開発だけに止まらず、日米の優れた製品をヨーロッパで流通したり、逆にヨーロッパの製品を日米に輸出したりと、世界のMacコミュニティーの橋渡しを担っている。今回のExpoでは日本製品はTUNEWEARのiPodケースや富士通TEN社のEclipseシリーズのスピーカーを展示していた。

 このExpoを機会にソフトウェアの流通にも進出。壁に貼られたパッケージは、その第1弾、Family Treeという家系図ソフトのものだ。

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Dr.Bott社自らの新製品はDual Link DVIに対応したKVM(キーボード/モニター/マウス)切り替え機の「MoniSwitch」及び同製品のMac miniの上にスタック可能なバージョン「MoniSwitch mini」。Macのメニューバーからソフトで切り替えできるのが特長。



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iPod nanoが展示された日、アップルブースに足を運ぶとDr.Bottが少し照れながら自社のiPod nanoケースが、新製品でも使えるかを検証していた。来場者からの質問に答えるためだと言う。


Lemke Software:これからは独力で頑張ります

日本でも大人気のソフト、Graphic Converterの作者、Thorsen Lemke氏。

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 「Graphic ConverterのMacへのバンドルが終了したので、これからは大変」とやや神妙な顔つきで来場者に同ソフトの魅力を紹介していた。新バージョンはもうちょっと先とのこと。


・元気いっぱいユーザーグループ

フランスはアップルにとってヨーロッパで2番目の市場。ただし、規模としては1位の英国の方が圧倒的に大きく、アップルはフランス市場に対して消極的。それにも関わらず、フランスのMacコミュニティーは非常に盛り上がっている。Apple ExpoにもMac雑誌だけで「SVM Mac」、「Vous et Votre Mac」、「ICREATE」など3誌以上が出展していた。しかし、それ以上に盛り上がっていたのがユーザーグループの共同ブースだ。

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 Macお宝鑑定団にもしばしば登場するMacBidouilleのスタッフもフランスのMacユーザーグループこのブースに共同出展していた。ユーザーグループ専用シアターもあり、さまざまなプレゼンテーションを行っていた。


・the Bibis:スプーではありません

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このExpoで鮮烈なデビューを果たした双子の姉妹、laurenとpaulina。Apple Expo会場の入り口のすぐ横に、すべて手作り1点もののiPodケースを多数展示。2人は、どこかNHK歌のおねえさん版スプーを思わせる強烈なキャラクターで一躍話題の人に。


Microsoft:Vistaを自らデモ

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マイクロソフト社ブースの展示はMicrosoft Office 2004 for Macが中心で、あとはキーボードとマウス、ゲームコントローラが飾ってあるくらい(しかもゲームコントローラはXbox用)。

 「新製品は?」と聞くと、「何もない」というつれない答えが返ってくる。それでも何かないかとブースを探していると、なんとWindows Vistaをデモしていた。しかも、なんとBootcampで起動中だった。さすがにLeopardとの機能比較は行っていなかった。


Assistive Ware:Leopardの機能を先取り

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障害者向けアクセシビリティーソリューションを開発する蘭AssistiveWare社は、新しい音声合成ソフト「Infovox iVox」と弱視者向けソリューションの「VisioVoice」を出展。

 iVoxはLeopardにも負けない非常に自然な発声が自慢。しかも、米国英語、英国英語、を含む14カ国語の音声が用意されている。開発者のDavid Niemeijerさんによれば現在、日本語対応版も開発中だと言う。


QDOS:筒状スピーカー、Genesis

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今回のExpoではとにかくたくさんのiPod用スピーカーが発表されていたが、特に大きな注目を浴びていたのが、英QDOS Universal社のサラウンドスピーカー、Genesisだ(上段)。

 この筒1本が1つの製品で筒の下の方に4ウェイステレオサラウンドスピーカーが内蔵されている。

 ヨーロピアンモダンのインテリアにもマッチする筒状のデザインが特長で、バッテリー駆動にも対応している。価格は税込みで89英ポンド。しかし、実はこの製品以上に気になるのがその下に展示されていたアップルロゴマーク入りMac mini型のスピーカーシステム(下段)。ブースの人に尋ねると「ああ、それはまだプロトタイプでとりあえず飾っただけ、何も説明することはない」という。


Sadim Design SA:奇抜なスピーカー、Dragon 1

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いくつかあるスピーカーの中でも、もっとも奇抜な形をしていたのが、iPod U2 Special Editionにあわせてカラーリングしたという仏S&D社のDragon 1。4つのスピーカーがくねくね曲がるアームに取り付けられていて、盆栽のように枝ぶりを楽しみながらディスプレイできる。


Be.ez:Mac mini携帯バッグ

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仏Be.ez社はフランスのパソコンバッグメーカー。iPodや新しいMacBook用のバッグもさることながら、なんといってもおもしろいのがMac mini用バッグの「Lemini」だ。

Mac mini本体がジャストフィットする小さいサイズでありながら、キーボードの持ち運びも可能になっている。

 カバーを真上に向かって伸ばすと、中が空洞になっておりここにキーボードを入れられるのだ。


MACPOWER:アンディー・ウォーホールのオリジナルがこんなところに!

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ポップアートの巨匠、アンディー・ウォーホールがアップル社のロゴマークを描いているのをご存知だろうか。この作品、数年前まではサンフランシスコのユニオンスクエア近くのギャラリーに展示されていたが、数年前に売れてしまった。持ち主は誰かと思っていたら、なんと台MACPOWER社のブースに展示されていた。


Sonnet Technologies:MacBook Proで外付けSATA

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Sonnet Technologyが今回、もう1つ発表していた新製品が「Tempo SATA Host Adapter for ExpressCard/34」。eSATAポートを2つ持ったExpress 34カードだ。SATA IIに対応し、各ポート最大3Gb/secの転送に対応する。


RouteBuddy:商用GPSソフトの決定版

ついにMac用の商用GPSソフトが登場した。RouteBuddyは主要なGPSに対応したGPSなビゲーションソフト。出発点と目的地、経由地を指定すると最適ルートがくねくねとまがりながら自動的に描かれる。任意の地図をスキャンして使う機能などにも対応予定だ。

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・mini:でっかいmini

Apple Expoでは、AudiなどいくつかのメーカーがiPod対応車の展示を行っていた。miniもそうした会社の1つだが、同社の展示でなんといっても注目を集めていたのが、Apple Expoの会場前に飾られていたminiのリムジン。小さいことが自慢のこの車の、でっかい版っていうなんだかちょっとひねくれたところにフランスのエスプリが利いているのかも...

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Apple Store(Japan)

3日目レポート

・開場最寄り駅に貼り出されたiPod nanoのポスター。ただし、どうもちょっと古いポスターのようだ。町中の主立った場所に貼られていたポスターは2日目の朝にはなくなり、映画のポスターに置き換わっていた。

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販売店、fnacのブースにはiPod nano 2G(Second Generation) が大量入荷。このExpoでもっとも人気のアイテムとなっていた。



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Fifth Generation iPodも負けていない。米Sonnet Technologies社が発売した外付けの長時間バッテリー「Volta」を使えば動画再生時間が16時間。音楽なら24時間まで利用できる。


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日本から唯一出展しているTUNEWEAR社はヘッドホンを巻き付けるボールなど、さまざまなiPodファッションアイテムを用意して開場を湧かせた。今回、社長のフランシス恩田氏は香港でApple Special Eventを見届け、すぐに新製品をつくれるよう備えていたとのことだ。



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TUNEWEARのiPod Hifi用バッグ。



 

今回、もっとも盛んに宣伝をしていた新製品がViewSonic社の「世界初のiPodドック内蔵液晶モニター」だ。なんだか、すごそうだが、ただ液晶モニターにiPodドックをくっつけてスペースを節約しただけだ。ビデオiPodの映像を直接再生できるわけでもなく、ただくっついただけ。だけれど、なんだかすごそうに見せてしまう同社のマーケティング力はなかなかすごいのかも...発売は10月頃で価格などの詳細は未定。



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SOHO家具オンラインショップ Garage

2日目レポート

・Apple Expo2日目の朝は、Apple Special Eventでの発表を受けて初日以上の人が行列をつくっていた。Expo会場の最寄り駅、Port de Versailleの通路はiTunes+iPod nanoのポスターが受けつくしており期待が高まる。

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 しかし、冷静に見るとこれは昨日まで貼り出されていたポスターとあまり変わっているように見えない。写真だけではよくわからないがiPod nanoも一世代前のものかもしれない。やはり、今回、パリは完全に無視するつもりかもと一度は膨らんだ期待がしぼむ。

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 来場者は開場と同時に一斉にアップルブースを目指した。ブースの外観は昨日までと何も変わりがない。「やはり、これはダメかも。」誰もがそう思いながらiPod展示コーナーに足を運ぶと、昨日までとは違う色のiPod nanoが...

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 どうやらiPod nano (Second Generation)各1モデルが並んでいるようだ。

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 出展ショップには、まだ並んでいないが、パリの家電量販店、fnacのブースには夜6時頃までに入荷するという(Apple Expoの展示会場は午後7時まで開いている)。

 開場から30分、10時半現在のアップルブースは人が混み合っており、プレス対応をできるスタッフもいないため、写真撮影に関しても非常に厳しい規制がかかっており、カメラを片手に周囲を徘徊するマスコミ陣は、業を煮やしているが、アップルを信じて朝一番に並んだフランスのMacユーザーはようやく一安心できたようだ。

Mac関連のイベントと言えば、毎回、突飛な新製品を発表して注目を集めているのが米Griffin Technology社。今回のApple Expoでは、「iKaraoke」、「iTalk Pro」、「TuneCenter」の3製品を発表した。

 「iKaraoke」は、iPodに接続可能な小型マイク。iPodでお気に入りの曲を再生しながら、手元の「カラオケ」ボタンを押すと、自動レベル調整でボーカル音声が小さくなる。この状態でマイクに向かって唱ってカラオケが楽しめるという楽しい製品だ。

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 声が通らない人は、3レベルの音声リバーブエフェクトをかければプロ並みに響く声で唱うことができる。

 FMトランスミッター内蔵なので、リビングのステレオに音声を飛ばして楽しむことが出きる。発売は10月の予定で、日本でもフォーカルポイントがすぐに取り扱いを開始するようだ。

 もう1つの新製品は「iTalk Pro」。iPodを音声レコーダーに変える人気製品、iTalkのPro版だ。ステレオマイクを内蔵し、録音はCD音質。音声は44.1KHzサンプリング、16ビットステレオか8ビットモノラルで記録できる。iPodのドック端子に装着するタイプの製品で、中央の「iTalk」ボタンをクリックすれば面倒なメニューを介さず、すぐに録音開始できる。

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 録音内容をすぐに確認できるステレオスピーカーも内蔵で、外付けマイクを接続する3.5mm径の端子も搭載している。

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 「TuneCenter」は、リモコン付きのiPodメディアセンター。リモコンで選んだ映像や音声を、同製品につないだテレビやステレオで楽しむことができる、という製品だ。

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 同様のメディアセンター製品は、他にも数え切れないほどの製品が発表されていたが、Griffin Technologyと同じ米国メーカーで、あえてApple Expoにあわせて新製品を発表していたのがKEYSPAN社だ。

 同社の新製品「TuneView」、製品の見た目は今ひとつだが、これまでのメディアセンター製品とはひと味違う特長がある。なんと、RFリモコン側に液晶ディスプレイがついており、ここにiPod側のプレイリストなどが表示されるのだ。

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 実際に操作してみたがレスポンスもよく、まるでiPod本体を操作しているようだ。30mほど電波が届くという話だが、iPod本体と同じくらいの重さがある。

 Bose社も負けずに新製品を発表している。もっとも人気を集めていたのは発表済のノイズキャンセリングヘッドホン「QuietComfort3」だが、「MICRO MUSIC MONITOR」、「Companion2」、「Companion5」といったパソコン用スピーカーを展示していた。

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 米Altec Lansing社の目玉は3つある。Mac Proのようなパンチングホールが開いたアルミ外装が特長の「M602」だ。音質もさることながら、高音/低音の調整時に、パンチングホールの内側で緑のLEDが点灯し、レベルがわかるというしかけがおもしろい。

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 同社は他にアウトドア利用を意識したim9(24時間バッテリー駆動で頑丈なラバーフレーム付き)やサブウーハーにアイソベリックという高級スピーカーの技術を取り入れた高級PC用スピーカー「FX4021」を展示していた。

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1日目レポート

アップル社の参加は消極的iMac 24インチも1台だけ

9月12日、フランスはパリのPorte de VersailleでApple Expo 2006が開催した。Apple Expoは、イベントとしてMACWORLD EXPOよりも歴史が古く、ヨーロッパ中のMac好きが集まってくる。開催日の朝も開場の1時間前から来場者が列を作り始めていた。しかし、今回のApple Expoに対してアップル社は消極的だ。


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Apple Expoが開催されるParis Expo、Porte de Versailleには開場2時間ほど前から人の列ができ始めていた。


 一昨年まで恒例だった基調講演も当然ない上に、ブースの規模も縮小している。

 Apple Special Eventは、まるでApple Expoの開催にぶつけるように開催され、しかもフランスには中継が行われない(ヨーロッパのプレスはロンドンのApple UK社に招待され、生中継を見ることになっている)。

 従来の半分ほどのサイズになったアップルブースの前には、異様に幅広い通路が拡がっており、何か本来もっと大きかったはずのブースを無理矢理半分のサイズに縮めたかのような印象を与える(ただし、他のブースもアップル社のブースと並んでいるため不自然ではない)。


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今年のアップル社のブースは従来の半分ほどの規模。それだけにシアターの前には人が溢れていた。

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縮小されたアップル社のブースの前には異様に広い通路が拡がっている。まるで、無理矢理ブースを
小さくしたかのような印象を与える。ここに今晩発表の新製品が並ぶことを期待している来場者も多い。



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ブースにいるスタッフも少なく、管理は現地のPR会社が任されているようだ。Apple Expo初日の夜、アップル社はロンドンのApple UK社で、米国Special Eventの生中継を行う。パリでは何も行わない予定だ。


来場者の中には「今晩7時のロンドンでの新製品発表後、この通路に新製品が並べられるはずだ」と期待する人もいるが、「今回、アップルは完全にパリを無視するつもりだ」と腹を立てている人もいる。

 アップルブースには中央のシアターを囲むように30台弱のMacが並べられ、iLifeやプロ用ソリューションなどを展示している。

 アップルブースといえば、来場者の誰もが一番期待しているのが、先週発表されたばかりの24インチ版iMacだが、ブースに展示されているのは1台だけで、こんなところにもアップルの消極的な姿勢が伺える(昨年のApple Expoの目玉だった「.mac」ヨーロッパ版の展示に使われている)。

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期待の新製品、24インチ版iMacの展示も1台だけ。アップル社が同イベントに対してどれだけ消極的かが伺える。


もっとも、Apple Expoでは、アップル社のメインブース以外にも、Apple Storeのブース(Apple Store for BusinessやApple Store for Educationのブースもある)、アップル社のデジタルソリューションを紹介するDIGITAL STUDIOのブース、SOLUTION CENTER PROFESSIONALなどもあるため、これらすべてをあわせるとMACWORLD EXPOのアップルブースほどの大きさになりそうだ。


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Apple Storeはいわばオンライン版Apple Storeのオフライン版。フランスには、まだアップル直営店(Apple Retail Store)がないが、ここでならアップル社のスタッフに相談しながら製品を買うことができる。

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Digital StudioではApertureを紹介している。スタジオセットを用意して、モデル女性を撮影、Apatureやサードパーティー製の大判プリンターでポスターを印刷するなどのワークフローを実演している。


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Pro Solutionsのコーナーでは、ビデオソリューションや、ビジネス系ソフトなどを中心に紹介している。


Apple Expoは、MACWORLD EXPOよりも歴史が古い同イベントは、1997年のスティーブ・ジョブズ復帰後、急速に成長を始めた。

 2000年にはMac OS X Public Beta、2001年にiBookのキーライムカラーと、さまざまな新製品が発表された場所でもある。出展社数は年々増加傾向で、昨年からはより大きなホールに展示エリアを移した。しかし、その昨年以来、アップル社は同イベントに対して消極的な姿勢を見始めている。昨年は直前になってスティーブ・ジョブズCEOが行うはずだった基調講演が中止され、それ以来、同イベントはアップルと疎遠になり始めている。

Macのテレビチューナー製品

今後はダイバーシティー/デュアルチューナーがトレンド?

アップル社は消極的なApple Expo 2006だが、サードパーティーは積極的だ。AdobeやMicrosoft、Quark、SONYといった主力サードパーティーもこぞってブースを構え、新製品を紹介し、このイベントにあわせて新製品を発表している会社も多い。

 新製品の中でも、特に大きな注目を集めていたのがテレビ系のソリューションーー特に今年はダイバーシティー&デュアルチューナー系の製品で、TV microで日本でもお馴染みの英Miglia Technology社、独TerraTec Electronic社そして独Elgato Systems社の3社が関連展示を行っていた。

 いずれも携帯性に優れたサイズで、アンテナ端子2つのUSBポートを備えているのが特長だ。端子に2本アンテナをつなげてダイバーシティーアンテナとして使えば、移動中や電波の入りが悪い場所でもきれいな映像を得やすい。

 おもしろいのはソフトを使ってモードの切り替えが可能で、電波の安定した場所ではデュアルチューナーとして番組を録画しながら、裏番組を視聴することができる。

 いずれの製品もテレビ映像受像用のソフトには、Elgato Systems社の「Eye TV 2.0」を使用している。

 Miglia Technology社の製品「TVDuo」はタバコの箱ほどの大きさの製品で、アンテナ端子2つとUSB 2.0ポート、リモコンポートを備える。30日以内10月後半の出荷予定で価格は未定。

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Miglia Technology社のダイバーシティー+デュアルチューナー製品、TVDuo。30日以内にNTSC版も発売予定。価格は未定。

 ブースで展示していたのはヨーロッパのデジタル放送、DVB-T用のものだが、日米のアナログテレビ放送で採用しているNTSC版も同時に発売するという(同社にとっては既に米国が最大規模の市場になっているとのことだ)。

 なお、Miglia Technology社では他にMacBook ProのExpress Card/34スロット用のテレビチューナー(1アンテナ1チューナー)の「TVBook Pro」も発表していた。こちらも発売は30日以内だ。価格は149ユーロの予定。

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携帯性で選ぶならこちら?MacBook ProのExpress Cardに対応したTVBook Pro。

 対するTerraTec Electronic社は、旧iPod shuffleの半分ほどのサイズのテレビチューナー製品「Cinergy DT USB XS Diversity」を発表した(価格は109ユーロ前後)。元々はPC用としてつくられたソフトに、EyeTV 2.0をバンドルしてMac対応を果たした。それにあわせて外観もMacらしくしたという。

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TerraTec Electronic社は数種類の製品を出している。元々はWindows用周辺機器のメーカーだが、
競合も少なく有望なMac市場進出すべくCI(企業アイデンティティー)や製品デザインをブラシュアップしているそうだ。

 同社はまずはドイツを中心に展開しようと考えている。そのため現行製品はヨーロッパのDVB-Tのみのサポートとなっているが、将来的にはNTSCも視野に入れているという。

 最後のElgato Systems社は、実は現時点ではまだ製品は展示していない。ただし、ダイバーシティー技術対応チップをTerraTec Electronic社に提供している仏Dibcom社製を採用することは明らかになっている(同社のブースにDibcom社が出展している)。

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欧米で人気ナンバー1のTVチューナーブランド、ElgatoSystems社のブースは連日人でいっぱいだ。

 このため製品仕様的にはCinergy DT USB XSとほぼ同等になると考えて良さそうだ。詳細は10月に発表されるという。ただし、米国顧客の多いElgato Systems社はNTSCでの展開も考えているようで、そうなれば日本への対応や発売も視野に入ってくる。

 いずれにせよ、ダイバーシティー対応とデュアルチューナーは、今後、日本のMac用テレビチューナーでも大きなトレンドとなっていきそうだ。

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Elgato Systems社のブースに並べられた新製品。
他社からのOEM製品も多く、ハードウェア会社からソフトウェア会社への転身が伺える。なお、
日本で人気のEyeTV 200は、ヨーロッパでは環境基準にあわず発売中止になったようだ。






関連 Link

Apple Expo 2006 Galerie (Apple)
「本命」はともかく、イメージング&iPod関連製品の展示が盛況でした (MYCOMジャーナル)
目玉はiPod nanoだが……目立つアップルの消極的な態度 (Mac24)
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発表資料

アップル、驚きの新機能を加え、iTunes 7を発表
アップル、新しいiPod nanoを発表
アップル、新しいiPod shuffleを発表
アップル、新しいiPodを発表
NFLとアップル、iTunes StoreでNFL 2006のハイライト映像を提供




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