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Dantz Retrospect バックアップソリューションセミナー

December 2000 MACお宝鑑定団 
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2000年12月6日にソフトウェア・トゥーによって行われた、「Dantz Retrospect バックアップソリューションセミナー」に関するレポートページです。

セミナーレポート

Retrospect 4.3J発売を機会にソフトウェア・トゥー社主催によって、Retrospectとバックアップ装置を組み合わせる事によって実現する快適で安全なバックアップソリューションを提案するためのセミナーが開催された。雑誌などでは「バックアップは必ず取りましょう!」とは言われるものの、トラブルが起きるまでは実行される事がほとんど無いのがバックアップ作業。しかし、このセミナーでは大容量HDが常識となった現在では、今まで以上にきちんと計画して定期的に実行されるバックアップが必要であることが痛感させられた。

 セミナーの始まりは日本クアンタムペリフェラルズ社の吉岡氏による、バックアップの基本 とDLTについての説明から。


dlt.jpg


 まずは「何故にバックアップが必要か?」についての解説から。これはコンピュータシステムの障害によって自分が作成したり、構築した環境が破壊されるのを防ぐため。ハードウェアの故障であれば、最悪の場合には買い直してしまえば修復可能ではあるが、データは一度破壊されると修復はほぼ不可能であるか、ロスする時間が非常に長くなるので、これを最小限に留めるためにバックアップが必要であると説明されました。それなら「RAIDが有るでは無いか?」という疑問を持たれるかもしれませんが、ディスクドライブが原因のシステム障害は調査によれば25%程度。つまりRAIDを組んだところでも障害原因の1/4しかカバーできず、また火災などのシステム本体がダメージを受けるような場合には全く無力であるので、リムーバブルメディアによるバックアップ装置の導入と複数箇所へメディアを疎開させておく必要があると解説された。

 さて、次に問題になるのは「どのリムーバブルメディアが最適なのか?」という点である。30GB程度のサイズを持つHDが常識の現状では、650MB程度のMOやCD-Rはもちろんの事、10GBちょっとのDVDを持ってしてもHD一つのバックアップを取るのはかなりの手間を要する。更にこれらのメディアはバックアップ用には設計されていないために価値の高いデータを任せられるほどの連続運用性能やデータの信頼性を持っているのかについては疑問が残るところである。

 そこで有力な候補となりうるのが DLT System。DEC (現在はCompaqが買収) が自社のワークステーションのバックアップ用に開発したメディアだけに、高い信頼性を確保するための工夫が随所に施されている。

 ドライブに於ける優位点の代表的なのものを幾つか挙げると
●ヘッドが固定式であり、クリーニング機能も持つ
●テープ速度が低速な上にテープ移動部分が短く、曲る角度が緩やか
●テープに接触するのはデータヘッドのみ
●24時間100%の稼働における信頼を確保

というものが有る。更にメディアについても1本のテープ内に補正データを挟み込む事で信頼性を高めてある4チャンネル持たせていう上に、ブロック内にエラーが検出されたときには同一データを他チャンネルに書き移すという2重3重の保護が行われているとの事である。

 これだけの優位点を持つ DLT であるもののテープメディアなので遅いのでは無いかと思えばサに有らず、DLT8000では最大12MB/Secという速度で書き込まれる上に、容量も 40GB(非圧縮時。圧縮を行うと約80GB)とMO60枚分以上 と極めて優秀である。音もVHSデッキで早送り時ぐらいであり、耳を澄まさねば聞き取れないぐらいである。

 DLTについての解説は以上で終了し、いよいよRetrospect についての説明が行われた。

新機能としては

●Mac OS 9への対応
●FTPへのバックアップ
●DVD-RAMなどの最新機種への対応
●ネットワーク経由でWindowsのデータバックアップも可能

などが挙げられるものの、今までも操作性については完成度が高かったアプリケーションであるだけに、解説のほとんどはバックアップスクリプトの作成方法について費やされた。前出のDLTシステムはMacOSのFinderにはマウントされないものの、Retrospectのバックアップ先メディアを変更するだけで問題なくバックアップを取ることが可能である。

 セミナーの最後にはヤノ電器社よりネットワークバックアップソリューションシステムとして「YFS-1」(Yano File Server)の参考御披露目も行われた。これは一言で表現すればバックアップに最適化されたPC/ATマシン。100Base-Ether と 20GB〜のHD(最大で2台内蔵可能) を搭載し、設定はhttp経由により他マシンのwebブラウザから、そして ftp と SMB の2つのネットワークプロトコルをサポートしている。この為にMac OSからはRetrospectのFTPバックアップ機能を利用する事が出来る。ちなみに、今回はあくまでも参考出品という事であったので筐体は市販品が流用されていたが、「市販時にはきちんとした筐体に入れる。」との事であった。


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 YFS-1の機能はこれでfixという事だが、同時に発表されたYFS-2 (2001年Q2中旬に出荷を予定) についてはサポートするネットワークプロトコルに NFS・AppleShare を、そして QuickTime Streaming Server・AirMac・ISDN回線インターフェイスなども追加する予定であることが発表された。更にYFS-3を2001年Q4初頭に出荷することも発表された。

 YFS-1の出荷時期についての明確な発表が無かった事についてセミナー終了後にヤノ電器スタッフに問い合わせたところ「YFS-1 の一般販売は行わずにRetrospectなどと一緒にソリューション販売という形態を取る予定。一般販売はYFS-2より行うことを予定している。YFS-3については発売時期のみ決定しており、機能などは今から詰めてゆく。もし、サポートする機能について要望が有れば、是非フィードバックして欲しい。」との事であった。


[東@iBook User Group 代表]



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