iPhone 12用ケース上からMagSafe充電器を当て充電が可能だったとしてもMagSafe対応とは呼べない
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AppleがiPhone 12シリーズから導入したマグネットを使用したワイヤレス充電「MagSafe充電器」は、これまでのQiワイヤレス充電方式との互換性を維持しつつ、かつQiワイヤレス充電を置き換える新しいアクセサリーサービスです。
このMagSafeに関して、MFiライセンスプログラム参加企業への個別説明が始まっていて、その内容が充电头网に掲載されています。
MagSafe for iPhoneをサードパーティケースが対応する場合、Apple Storeで販売されている「OtterBox Aneu Series Case for iPhone 12 | 12 Pro」などの内側にある「MagSafe Case Attach Module」が必要で、これを、Appleから供給してもらう必要があります。
このシートには、Apple純正のMagSafe対応iPhone 12 & iPhone 12 Proクリアケースに含まれるMagSafe Attach Ringのみで、NFCコイルは含まれていません。
価格は3.40ドル(約356円)で、50個単位でオーダーが可能で、アヴネットなどから購入します。
これとは別に、Appleの「Accessory Design Guidelines for Apple Devices R13」で説明がある「MagSafe Attach Ring」に準拠し、自社開発して対応する製品もあります。
MagSafeはただマグネット吸着によるワイヤレス充電機能だけでなく、MagSafe対応iPhoneレザーウォレットや、BelkinのMagSafe Air Vent 車用磁気スタンド PROなど、iPhone 12・iPhone 12 Proの向きに関係なく簡単に外れないマグネット吸着性が維持されている必要があり、ケースを装着し、ただMagSafe充電器の上に置いて充電が出来ただけでMagSafe対応とは呼べません。
少なくとも、ケース上からMagSafe充電器を吸着させ、そのまま持ち上げても外れない吸着性が保持されている必要があります。
なお、MagSafe対応製品で、ワイヤレス充電機能を持たないアクセサリーや、iPhoneとMagSafe充電との間に挟んで使用しないアクセサリーなどは、Appleデバイス用アクセサリのデザインガイドラインにある「MagSafe Case Magnet Array」に対応していればよく、Appleの認証は不要で、こうしたアクセサリーがかなり増えそうな気がします。
MagSafeには、NFCタグを使用したMagSafe APIも準備されていて、MagSafe対応iPhone 12 & iPhone 12 Proクリアケースや、MagSafe対応iPhone 12 & iPhone 12 Proレザースリーブを装着した時に表示されるケースカラーと連動したモーション表示なども、2021年以降はサードパーティも利用可能になる予定です。
BelkinのMagSafe Air Vent 車用磁気スタンド PROやBOOST↑CHARGE™ PRO MagSafe 3-in-1 磁気ワイヤレス充電器は、新しい「Made for MagSafe」ライセンス製品として販売されます。
これまでの「Made for iPhone | iPad | iPod」を製造するMFi Manufacturingとは異なり、新しくMade for MagSafeの認証を受けたMFi Manufacturingでの製造となるため、AppleのエクスクルーシブパートナーであるBelkin、mophie、Native Union以外から発売されるのは、2021年春以降になりそうです。