Apple 新宿 内覧会レポート(マニア目線)
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Apple Special Event September 2017において、AppleのRetail担当シニアバイスプレジデントAngela Ahrendts氏が明らかにした「Town Square」形式型店舗として日本初となります。
米Appleシニアマーケットディレクターのダニー・トゥーザ氏は、Apple 新宿の37メートル幅の全面ガラスのストアフロントには日本在来種のソヨゴ樹木があつらえられ、外側の街路と一体化した雰囲気を醸し出していると話しました。
ダイナミックに映像を映し出す6Kビデオウォールを伴うForum、アクセサリなどを実際に試せるインタラクティブな展示方法を採用したAvenuesなど、新しい店舗デザインの要素を前面に押し出していると説明しました。
オープン時のスタッフ数は約160名だそうです。
Apple 新宿は、Apple 銀座のオープン時スタッフで、Apple 名古屋栄オープン時にもスタッフだったこともある、Apple SpecialistのAkihito Hagino(通称:Aki)氏が店長をつとめるそうです。
長いこと合っていませんでしたが、ちゃんと僕のことを覚えていてくれました。
韓国初のApple Store「Apple Garosugil」よりも「Apple Infinite Loop」の店舗に似ています。
違いは天井の作りで、Apple Garosugilは、Apple Michigan Avenueと同じ、環境に配慮したホワイトオーク材を使った天井が使用されています。
Apple Union Squareは「いちじくの木」、Apple Garosugilは「ゴムの木」、Apple 新宿は「ソヨゴ樹木」と「マホニアコンフーサ」が表に植えられています。
日本在来種ということで選ばれています。
店舗の中央には、6K解像度のビデオウォールの前に、自由に持ち運びできるイスが置かれていました。
この辺りが「フォーラム」と呼ばれるイベントスペースとなっています。
フォーラムに置かれている木製のボックス型椅子の中には、PUレザー製の四角い椅子と、丸いボールのどちらかが収納されています。
Apple 新宿では、iPadアプリ「Procreate」を使用し、日本特有の「紋」をデザインする Today at Apple「How To:オリジナルの「紋」をデザインしよう」が提供開始されます。
レイヤーやブラシ、消しゴムの基本的な使い方を紹介し、あなた自身やご家族、ビジネス用のオリジナル「紋」を作成するための3つのテクニックを学べて、さらに、作成した「紋」をカスタムブラシとして保存して、ほかの作品の背景やパターンに使うなど幅広い応用の仕方を学習できます。
壁に設置されているアクセサリー展示スペース「Avenue」は、フューチャーを含めて基本的に日本のApple Storeと同じですが、Beats by Dr. Dreヘッドフォンなどをディスプレイするウッドボール展示があるのが特長です。
イヤフォンなどの試聴は、下の引き出しに収納されており、スタッフに開けてもらう必要があります。
箱展示だけではなく、多くのアクセサリーが実際に試せるようになっているのも、最近のApple Storeの特長です。
健康管理&フィットネスのフューチャー展示は、他の店舗と基本的に共通となっています。
触れる製品展示も同じですが、Spire Mindfulness and Activity TrackerのQiワイヤレス充電器が、改良型となる小型モデルの展示となっていました。
以前のQiワイヤレス充電台はiPhone X/8/8 Plusを充電出来ましたが、小型モデルはiPhone X/8/8 Plusのワイヤレス充電が出来なくなっています。
iPhoneケースの展示は、2015年6月にオープンした「Apple Upper East Side」から採用されている箱から取り出されたケースがはめこまれた展示棚が採用されています。
自分のiPhoneに装着して試すことが出来るようになっています。
Apple 新宿は、タウンスクエア型店舗の進化系のようで、iPhoneの展示は、iPhone Lightning DockのLightningコネクタ部分を机の金属部分と接点繋ぐ方式が採用されていて、Lightningケーブルはありません。
また、iPhoneには、盗難防止装置はなく、展示されているiPhoneを持って店内を自由に回ることが出来るようになっています。
この新しい電源取り出し方式は、韓国のApple Garosugil店でも採用されていて、MacBook (Retina, 12-inch, 2017)を充電し、セキュリティも兼ねる専用ケーブルが使用されています。
Apple USB-Cアダプタ等を使わなくても展示が可能となっています。
展示およびフリースペース用の机は、バージョンアップしたApple 名古屋栄でも採用されているオーク材で作られた、長さ250cm、幅120cm、高さ85cmで、14個設置されています。
アメリカのApple Storeと比べて少し低く作られています。
椅子が配置されているテーブルには、Apple Union Squareから導入された電源コンセントと有線LANケーブルコネクタが静電センサーで開閉する機構が導入されていました。
有線LANも利用することが可能です。
Apple 新宿のApple Wi-FIは、IEEE 802.11acとなります。
床は、これまでのApple Storeで採用されてきたピエトラセレーナ材ではなく、日本の石材が持つやわらかな表情を再現した石目調の人工大理石が採用されています。
Apple 名古屋栄のリニューアルされたピエトラセレーナ材床よりも明るく、店内の明るさを増す効果が出てます。
Apple Store, Union Squareから採用が開始された、LEDによる6Kビデオウォールは、Apple 新宿でも採用されていますが、これは、3CINNOのLEDデジタルサイネージ「Fine Pitch LED Display」を複数ユニット接続して設置されています。
同社の導入事例としても紹介されています。
Apple 新宿で、Silicone Edge Graphicsの「SEG lightboxes with Backlit Fabric Graphics」は、フォトのフィーチャーベイで使用されていました。
Steve Jobs Theaterの特長と同じ、石灰岩に砂を吹きつけた壁が採用されています。
なお、Apple 新宿には、法人向け接客ルーム「The Boardroom」はありません。
新宿マルイ本館の営業時間内は、本館に行き来可能なガラス壁が収納された形となり、営業時間外はガラス壁で閉じる仕組みとなっています。
丸井グループの子会社エポスカードが発行するクレジットカードの特典ポイントは対象外ですが、購入レシートを新宿マルイ本館のサービスカウンターに持っていけば、駐車料金は無料になるそうです。
Apple 新宿では、オープン記念品として、特製箱に入った、Appleネオンのロゴがあしらわれた特製Tシャツと特製ピンバッチがプレゼントされます。
この記念品は、同店を訪れた方に先着で無料提供されるそうです。
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