Adobe、画像編集アプリ「Photoshop for iPad」をリリース
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Adobeが、iPad用画像編集アプリ「Photoshop for iPad」を、App Storeにて無料配布を開始しています。
UI回りの動きは「Adobe Fresco」に似ているため、開発は元Mixamoチームが中心となって行われていると考えられます。
iPadOS 13.2以降がインストールされた、iPad Pro (9.7-inch)、iPad Pro (10.5-inch)、iPad Pro (11-inch)、iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation)以降、iPad (5th generation)以降、iPad mini 4以降、iPad Air 2以降で利用可能です。
Adobeは、Adobe MAX 2018において、デスクトップ版Photoshopの30年来のコードをiPadに完全移植したアプリだと紹介していましたが、今回のPhotoshop for iPadでは「Photoshop で準備中の機能」として、未実装の機能について説明がされています。
スマートオブジェクト、グリッドとガイド、カンバスの回転、シェイプとパス、独自ブラシ、カーブ調整、カラースウォッチ、独自フォント、その他などかなり多いです。
これまでのiOS版Photoshopアプリは、Photoshop for Macが搭載する一部の機能を抽出して使用する感じでしたが、Photoshop for iPadは、それらと比べて多機能です。
フォトショッパーであればあるほどデスクトップ版との違いを感じてしまうかと思いますが、Photoshop CC for Macで制作したPSDファイルを表示することは出来ます。
ただ、編集モードに切り替えると、デスクトップ版で使用されている機能の多くは「?」が表示され、編集作業ができません。
また、Adobeが開発した様々なデジタルカメラで生成される RAW ファイル用の公開アーカイブ形式「Digital Negative」(DNG)に対応していません。
Photoshopのプラグイン「Adobe Camera Raw」を含めRAW編集は「Adobe Lightroom for iPad」を使用する必要があります。
Photoshop for iPadに用意されている「ショートカットキー」は、基本機能のみで、デスクトップ版Photoshopのショートカットキー早見表と比べると、レイヤー関連のショートカットキーとして「Command + Shift + C:見えているレイヤーをコピー」しか用意されていません。
欲しい機能として、どんどん要望する必要がありそうです。
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