リチウム電池の航空輸送に関する国際規則が変更され、充電率30%以下にすることが義務づけに(2016年4月1日より)
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国際航空運送協会が、リチウム電池の航空輸送に関する国際規則「Lithium Batteries as Cargo in 2016 Update II」を更新し、2016年4月1日より、新規制に準拠することが義務付られることになりました。
新しい規制として、リチウムイオン単電池および組電池(セクションIIを含む)の充電率が30%を越えないことが追加されました。
これは、機器と同梱または機器に内蔵されている電池は対象外となっています。(予備電池は同梱であっても対象となります)
モバイルバッテリーは「リチウム電池またはリチウムイオン電池(バッテリー)が内蔵・装着された一般電子機器」の予備電池となり、この制限が適用になると考えられます。
また、セクションII(電池単体)の貨物は、1件の出荷につき1梱包までとなり、オーバーパック内にはセクションII(電池単体)貨物を1梱包まで(単電池8個まで、あるいは組電池2個まで)となります。
さらに、荷送人はリチウム電池(単体)の貨物を他の貨物と離して(積み付けすることなく)受け渡しなければならなくなります。
新しい充電量制限と梱包出荷数、受け渡し制限等により、モバイルバッテリーの製造コストが上がる可能性があります。