Fast Company:元Appleヒューマンインターフェース担当デザインディレクターImran Chaudhri氏との会話メモを公開
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Fast Companyが、Appleで、約22年間ヒューマンインターフェースを中心としたデザインディレクターを務めたImran Chaudhri氏と話す機会があったとし、彼の個人的な倫理観は、Appleの意思決定ととは必ずしも一致していなかったと考えていると話したと伝えています。
Imran Chaudhri氏は、初代iPhoneにおける最初の開発メンバー6人のうちの1人で、プロトタイプ開発の初期段階で「着信拒否」にどう応答すべきかを考えていたそうです。
また、iPhoneへの機能制限に関するコントロールレベルについては、Steve Jobs CEOは内心理解していたと思うが、マーケティング部門から受け入れられないと差し戻されることもあり、非常に困難を極めたそうです。
大企業における製品設計は複雑な性質を持っていて、会社の利益、顧客へのサービスを倫理的に成立させ、企業として設計することは本当に複雑なことなのだと語ったそうです。
Imran Chaudhri氏は「それらをユーザーが否定するのは簡単なことで、ましては正しくないとまで言われる。しかし、バランスをとる事を選んでしまうとさらに難しくなり、時には諦めも重要で、なにか変更すると十分ではないと言うが、少なくとも正しい方向に進んでいる。」と話したそうです。
Imran Chaudhri氏は、インターフェースについて「ノブとダイヤルからクリックやスワイプ、さらに声と感情に移行するのは自然な流れだ。ノブやダイヤルは人間工学の問題となり、クリックやタップは繰り返しストレス障害の問題となる。人類がマシンを操作する上で不自然な何かと取り組む時間が発生する。それを先読み予測することで、スマートな操作性が可能になるだろう。」と考えていると話したそうです。