New York Times:Apple NewsのLauren Kern編集長へのインタビューを掲載、冷静にニュースを選ぶ重要性を語る
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New York Timesが、Apple NewsのLauren Kern編集長へのインタビュー「Apple News’s Radical Approach: Humans Over Machines」を掲載しています。
編集部は、Appleのインターネットソフトウェア&サービス部門担当シニアヴァイスプレジデントEddy Cue氏とそのチームが集約された旧Apple本社Apple infinite loopの3階にあり、数十人の元ジャーナリストが、約9,000万人もの人が読むニュースを選ぶ仕事をしているそうです。
シリコンバレーの巨人がメディア企業であるか技術企業であるかについての議論が、ニュース配信を複雑にしていて、Google、Facebook、Twitterは長い間、技術主体であり、真実の仲裁人ではないと主張してきた。Facebook、Mark ZuckerbergなどのCEOは、誤ったニュースや事実に基づく情報を並べ替えるための人工知能に大きく賭けている。しかし、Appleは人間主導のアプローチで、他の方向性に邪魔されず、テクノロジー企業内でよりメディア感覚が共存できることを示しています。
ただ、Appleという秘密企業は、Apple Newsの話題を誰が選び、そしてそれらの編集者が偏見をどのように避けているかについてほとんど透明性を提供してこなかったとし、今回、Apple Newsの運営方法についての取材に応じたそうです。
Lauren Kern編集長は、現在、シドニー、ロンドン、ニューヨーク、シリコンバレーで約30名の元ジャーナリストを率いていて、出版社から1日100〜200ピッチを投じて、どのストーリーがトップスポットになるか議論し、インターネット上でのニュースと過ごす日々を費やしているそうです。
最終的に、彼らはApple Newsアプリで、リードする5つのストーリーを選択し、上位2つはiPhoneのホーム画面の左側にある目立つウィンドウにも表示されるそうです。
また、雑誌スタイルの特集記事の一部を編集していいて、ラインナップは通常、ニュースに応じて1日に5回以上シフトするそうです。
2018年8月におきた米南部フロリダ州ジャクソンビルで開かれていたビデオゲーム大会の会場で、拳銃の乱射事件があり、2人が撃たれて死亡、11人が負傷する事件があり、犯人がトランプ大統領を嫌っていたと騒がれたことがあったそうで、記事を取り上げる前に調べた結果、それは事実ではないと分り、その誤った要因は取り上げることは無かったそうです。そして、その判断が正しかったことが証明されたそうです。
2017年にABC Newsのブライアン・ロス氏が、フリン氏に近い匿名の人物の話として、「ドナルド・トランプ氏が『大統領候補者』であったときに、フリン氏にロシアとの接触を命じた」と伝えていたと報じ、2日後に「深刻な誤り」があったことを謝罪し、誤報を伝えたことを認めたが、その間に、Google、Facebook、Twitterによってブーストされ、インターネットを駆け巡ったこと取り上げ、Lauren Kern編集長は、彼女と彼女のチームは、その内容を信用せず、取り上げなかったと話したそうです。
その理由について、Lauren Kern編集長は、アルゴリズムに組み込まれているわけではない「貴方がストーリーを読んで、臭いのテストに合格しなかったのですね。」と話したそうです。
Lauren Kern編集長曰く、Apple Newsも読者たちへ政治の論議の双方の見解を提供していて、6月にAppleは中間選挙について特別なセクションを開示し、これはパートナーとして Fox NewsとVoxをハイライトしたそうです。
Appleによると、Apple Newsでは大勢の人々が従来の左翼の刊行物を右翼の刊行物として読んでいるそうで、Lauren Kern編集長は、アルゴリズムが偏見を防ぐ唯一の方法であると言う意見を非難し、その理由は、偏見がアルゴリズムのコードへ組み込まれるからだと説明し、具体的にはニュースの機関をリベラルまたは保守派であると決めつけることだと話したそうです。
同女史によると全ての偏見を擁した人間が偏見を阻止する唯一の対策であるとの考えを述べたそうです。
New York Magazineの最高製品責任者Daniel Hallac氏は、Apple Newsからのトラフィックは12月から2倍に増加し、現在は雑誌のウェブサイトへの訪問数の12%近くを占めていると述べたそうです。