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iPhoneでコントロールするラジコンヘリコプター「AR.Drone」日本初披露

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2010年2月23日に東京で、Parrot SAのiPhoneでコントロールするラジコンヘリコプター「AR.Drone」のプレビューが行われたので参加してきました。

この製品は、2010 International CESにおいて初披露されて話題になった製品です。

すでに「2010 CES:Parrot SA、iPhoneからコントロールするラジコンヘリARゲーム「AR.Drone」を参考出品」で一度レポートしていますが、日本で初披露という点と、室内で飛ばすという設定がまず新しいと思いました。


AR.Drone

AR.Drone

2010 International CESでも、丸い4つの輪がついた状態で飛ばすデモが行われていましたが、この外枠を設置して飛ばす状態は室内飛行時で、外で飛ばす場合は、外枠を外し、プロペラを剥き出しにして飛ばすということを知ってびっくりです。

これが、公園とかを飛んでいたら、きっとそうとう驚くと思います。


本体は、外枠のハルを装着した状態で400gと、とても軽く、ユニットのほとんどは発砲スチロールで作られていました。


コントロールは、専用のiPhoneアプリから行うのですが、AR.Droneの先端についているカメラからの映像が、アプリ内にリアルタイムで表示され、このアプリ内の映像を見てコントロールするのが基本だそうです。

私も操作してみましたが、どうしてもAR.Drone本体を見てしまいがちで、コントロールするのにある程度の慣れが必要だと感じました。


本体中央部分には、Linuxによるコンピューターユニットと無線LANユニットが凝縮された形で搭載されていました。

また、3軸加速度センサーと2軸ジャイロスコープ、1軸偏揺れ精密ジャイロスコープに加え、超音波ソナーや、底面部分を写して速度を計測するカメラなども搭載されていました。


ローター部分は、超小型のブラシレスモーターとカーボンファイバー製ローターが装着されています。


このヘリコプターの面白い点は、iPhoneからの操作を中止すると、その場でじっと対空して留まっているという点で、これは、通常のヘリコプターでは考えられないんじゃないかと思います。

また、無線LANを使ってコントロールしている関係上、電波が切れてしまうと、その状態でも待機状態となり、そのまま行ってしまうということが無いというのも面白いです。

装着されているカメラを通じて、ARゲームなども用意されていて、ただ、飛ばすだけでも面白いのに、ゲームとしても楽しめるAR.Droneは、ホビーユーザーには相当遊べるんじゃないかと思います。

なお、発売は2010年内で価格や販売方法も決まっていないそうです。


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