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ユーリードシステムズ「PhotoExplorer ForMac1.5」レポート

・あのInternet Explorerを連想させるネーミングであるPhoto Explorerであるが、要するにデジカメ画像の整理閲覧ソフトなのである。

具体的にはこのソフトのメインウインドウの左上にはファイルがリスト表示され、ここでフォルダを選択すればウインドウ右の部分に画像のサムネイルが表示される。そして画像ファイルのプレビューや拡大も出来れば、ファイルの移動や複製およびリネームも出来る事は言うまでもない。

つまりGraphicConverterのBrowse Folder機能のようなものと言えばMacユーザーにとってわかりやすいであろう。フォルダのリネームはGraphicConverterより直感的にできるし、optionドラッグでファイルの複製すら対応している。ただ惜しむらくはウインドウ上部に折角ゴミ箱のボタンがあってもドラッグアンドドロップには対応しておらず目的のファイル・フォルダを選択してボタンを押すという動作しか受け付けない事と、コマンド-Dでファイルの複製ができないこと(これをやるとIE同様「お気に入り」というメニューに現在選択されているフォルダが登録される)ぐらいでほとんどファインダーライクに操作できる。

 ところでGraphicConverterの話が出たついでに言えば、やはりこのPhoto ExplorerにもGraphicConverter同様スライドショー機能がありこれは立派に使える。また画像の修正機能もこのソフトのウリの一つではあるがGraphicConverterに比べるまでも無く簡易版としか言い様が無い程度のものであった。

 さてPhoto ExplorerとGraphicConverterは本来の使用目的が異なるため比較するのは間違ってはいるが、上記のように機能的には近いものがあるのと、Photo Explorerのパッケージ価格で3,980円(Sofmap調べ)ライセンスだけなら3,000円(Vectorオンライン)であり、これもGraphicConverterのライセンス価格に近い事を考慮すれば比較対象となっても仕方がないであろう。結論から言えばどちらか一方を選べと言われれば、やはりGraphicConverterの方をお勧めする。しかし、その上での話であればPhoto Explorerならではのところもあるので主なところをご紹介しよう。

 まず画像の取り込み元と保存先のディレクトリを覚えててくれるのでデジカメからの画像の取り込みがワンクリックですむ(今時そんな事はOSの仕事だという話はさておき)。また取り込み後に元画像をクリアしてくれるオプションもあるし、ファイル名が重複しないように独自のシリアルを振ってくれるのもカメラによっては有り難いオプションと言えるだろう。さらにTWIN等のプラグインにも対応しているのでスキャナも扱えるのは意外と便利だと思う。

 またインターネットとの連動もこのソフトのウリである。Photo Explorerからメーラーを起動させて友人に画像を送る事も簡単にできてしまうし、iMira(アイミラ)という無料フォトアルバムサービスに画像を手間なくアップロードすることもできる。例えば店中のビールを飲み尽くしてしまう様な過激な忘年会からヘロヘロになって帰宅したとしても即座に写真をインターネット公開するのはたやすい事であろう。

 ところでPhoto Explorerで扱えるのは実は画像ファイルだけでは無い。ムービーはもちろんサウンドファイルも再生出来る。確認はしていないがQuickTimeが扱えるファイルなら恐らくすべて直接扱えるではないかと思われる。さらに面白いのがフォルダ内のアプリケーションやドキュメントはアイコンとして表示され、これをダブルクリックして起動させてしまう事すらできてしまうことである(ただしOS Xのアプリケーションはクラッシックとは構造が違うので起動できない場合が多いのであるが)。だからどうしたというものではないにせよウェッブの画像素材をチェックしたついでにソースファイルを起動させるといった使い方も出来るであろう。

 さて反面改善して頂きたいところもある。まずネーミングに負けず劣らずウインドウ・デザインがベタなのである。もしも今後OS Xに対応させるのあればウインドウ上部の操作ボタンの見直しも含めて要改善ポイントであろう。またブラウザと呼ばれるメインウインドウが1つしか開かないのも使い勝手を半減させている。カメラからの画像の取り込み機能もパッケージソフトとしてはまだ物足らない。さらに画像の回転やトリミング、そして赤目修正機能は良いとしてもイメージ調整はプリビュー画面で決め打ちしなければならないので実用性は疑問である。

それに今時のデジカメは一般ユーザーがきれいだと感じるサジ加減をよく知っているのでPhoto Explorerの色調調整はそもそも必要性はほとんどないが、色温度の補正が簡単に出来ると個人的にはうれしい。それはさておき補正を付けるのであればもっとお遊び的なエフェクトの方が良いだろう。お遊びと言えば、そもそも今どき写真を取り込んで整理するだけのソフトでは少々物足りない。全体に遊び心が足りないので楽しい旅の思い出を整理すると言う雰囲気ではないのが最も大きな欠点かもしれない。

ユーリードシステムズ:PhotoExplorer ForMac1.5
Hisaaki Yamashita
        



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