Mac Treasure Tracing Club
January 2002 MACお宝鑑定団 
Mac News Link Mac関連雑誌ライターLink Special
Read me Bench mark History
Movie Trailers バナー広告募集 counter


ティーブレイクソフトウェア株式会社 バーコードリーダー「CM-800A」レポート

大忘年会も今回で3回目になります。大ビンゴ大会で頂戴いたしましたのはバーコードリーダー「CM-800A」です。大量の賞品の山の中にあって、ひときわ目立つ、高い位置に置いてあったにもかかわらず、お世辞にもくじ運が良かったとはいえない(後ろから数えた方が速いほど、順位の低い)にもかかわらず頂戴することができました。白い無地の箱が敬遠されたのでしょうか。前置きはこれぐらいにしてバーコードリーダーのレポートを始めます。

ティーブレイクソフトウェア株式会社のバーコードリーダーCM-800Aについて

CM-800AはCCDイメージセンサーを内蔵した、プログラマブルなバーコードスキャナです。CCDセンサーのおかげで、バーコードに押し当てるだけで瞬時に読みとることが可能です。幅約8cmの読みとり窓があるため、位置決めに神経はいりません。

UPC-A

Interleaved 2 of 5

UPC-E

Industrial 2 of 5

EAN-13(ISBN)

Matrix 2 of 5

Code-39

China Post 2 of 5

Codabar/NW7

Code-128

Code-93

Code-11

MSI/Plessey

UK/Plessey

Telepen

IATA

サポートするバーコードの種類

 

 また、接続は一般的なRS-232Cだけではなく、各国のキーボード配置をエミュレート可能なキーデバイスとして動作します。接続もUSB,IBM PS/2だけでなくADB(!)もサポートしています。プログラム変更は、非常に簡単なコマンドを「読むだけ」です。そうです、プログラムコードはバーコードになっており、マニュアルの印刷を「ぴっぴっ」となぞるだけで、すべての設定が可能です。出力はキーボードエミュレーションになっているため、受け取り側のプログラムや特殊な機能拡張をいっさい必要としません。USBだけでなくADBもサーポートしているため、少し古くなったPowerBookを読みとり専用マシンにすることも可能です。ファンクションキーはF12まで、BSやpage up,enter,Tab,カーソルキーを出力することもできます。

 バーコードリーダー本体はよくコンビニエンスストアでみかける握りやすく、軽いものです。設定次第で読みとり時に「トリガー」を押さなくても、一定時間連続してスキャンする機能もありますので、大量の読みとりも可能です。そして連続読みとりも驚くほど、スムーズです。

バーコード自体の作成は、「ThirtyNinthBar」というフォントを使って作成します。(オプション)このフォントはアルファベット(小文字)と数字、若干の記号が含まれていて、始まりと終わりに「*」を加えるとcode-39のバーコードが作成出来ます。本来はサイズが厳密に指定されていますが、CM-800Aは20ポイント以上で印刷すれば問題なく認識することができました。

オリジナルのバーコードが作成できるとなるとバーコードが使われるいろいろなシーンで、Macintoshが活躍できることになります。診察券、カルテにバーコードを印字しておけば、高価な磁気カードの導入は必要ありません。ラベル印刷に取り入れてもよいでしょう。活用できる範囲はとても広いと思います。

CCDセンサーが内蔵されており、認識は一瞬だ。認識時の確認音も消すことが出来るため、使用場所を選ばないだろう。正しく認識した場合は、手元のインジケーターが赤く点灯する。

バーコードの活用〜デジタルデータの真正性証明の補助

今回、CM-800Aの、複数のバーコードを連続してスキャンできる性能からヒントを得て、バーコードの「正確にデータを読み込むことが出来る」性質を利用した、ひと味違った利用方法を考えました。「文章の指紋」です。

デジタル化が進む昨今、電子カルテをはじめとする公文章の取り扱いに問題となるのは、「改竄」にどう対応するかということです。データの取り扱いの利便性と、改竄に対する強固性は離反する二つのテーマです。CD-Rに保存する、PDFファイル化するなど数々の手法も考えられますが、一般的に行われているのは「紙に印刷して保存する」です。しかしこれとて、紙データを保存する施設と、デジタルデータを管理する施設が同じとなると、電子情報の真正性を追求するよりも、押印された紙媒体を正として、電子情報を副とすることで逃げてしまいがちです。法的に平等な第三者的機関にデータを保存し、電子情報の真正性を保証するという方法もありますが、その第三者機関をどこが運営するか、情報の漏洩はないのかという心配があります。

そこで、文字情報をダイジェスト関数を用いて128ビットのデジタルデータに圧縮しバーコード化した「文章の指紋」作成しまた。約4cm×3.5cmのパターンと印刷日を印字した紙を保管します。データの真正性をチェックする場合は、この保存された「文字の指紋」と文章を照らし合わせ、改竄がないことを確認するシステムを組み立ててみました。

文章の下にダイジェスト関数で生成されたパターンが表示されている。紙データとデジタルデータを有機的に連結するキーコードとしても利用できるだろう。

バーコード4行から構成される「文章の指紋」はCM-800A-Uを用いて、上からなぞるだけで32文字のデータを読みとることが出来ます。もとの文章からダイジェスト関数、MD5で生成した128ビットの情報と、このデータを照合し、同じであれば「真」とします。この文章の指紋から元の文章を予想することは事実上不可能であり、おなじ「文章の指紋」を持った文章を生成することは困難を極めるという仕組みになっています。このため、情報の漏洩を心配することなく、第三者機関にこの文章の指紋を蓄積していくことで、デジタルデータの信憑性を保証していくという仕組みです。

第三者には記録された日付とパターンしかわからないため、内容を類推することは出来ない。ただし、その文章が改竄されていないことは証明することができる。
データの印刷、真贋のチェックにはFileMaker Pro 5.0を使いました。それには、私の友人であるBasuke氏に依頼して作成して頂いたMD5生成プラグインを利用しました。

さいごに

楽しい大忘年会を開催して頂いたDANBO会長、会を準備、進行してくれた実行委員会のみなさま、ご苦労様でした。ありがとうございました。そして、賞品を提供して頂いた ティーブレイクソフトウェア株式会社の山本様、プラグインを開発してくれたBasuke様、ほんとうにありがとうございました。

Medical Macintosh 山本康仁

        

.
.dami.gif

Copyright (C) 1998 Mac Treasure Tracing Club.
All rights reserved. Site design by BRESTO, Inc.
「Macintosh等の名称は米国アップルコンピュータ社の登録商標です」