Mac Treasure Tracing Club
2004年国際放送機器展

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InterBEE 2003 InterBEE 2002 counter


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11月17〜19日にかけて幕張メッセで開催されたInterBEE 2004に関するページです。



会場レポート

・アップル

・Final Cut Pro HD (HDV Technical Preview)

SONYの業務用HDVカム 「HVR-Z1J」 で撮影した映像を、レコーダ 「HVR-M10J」経由で Final Cut Pro HD にて編集するデモンストレーションを行っていました。その説明の為に、Apple プロ・アプリケーションズ・マーケティング シニア・ディレクターのリチャード・ケリス氏が来日されてました。

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但し、現状の Final Cut Pro・QuickTime では HDV で利用されている MPEG-2 TSデータのキャプチャ・編集が不可能であるので、ブースでは MPEG-2 TS の映像データをQuickTimeネイティブのフォーマットへ一旦変換した上で Final Cut Pro HDにて編集するという正にTechnical Previewな内容。

現在開発中であるために、Inter BEE に訪れた映像業界の人達よりブースにて MPEG-2 TS をQuickTimeで扱うのか、Final Cut Proで扱うのかという取り扱い方法も含めて、HDVサポートに向けて最も使い勝手の良い方法が何であるのかフィードバックを求めているとの事でした。

・QuickTime テクニカルプレビュー

Mac OS X 10.4 (Tiger.) にて搭載される事が発表されている H.264 コーデックについて、HD映像を1passで圧縮した素材の再生デモを行っていました。

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デモで使われている映像は Apple Expo paris より変わらず「The Phantom of the Opera」。

QuickTimeでのH.264の取り扱いについては「Mac OS X 10.4のQuickTimeに搭載される」というのが現時点で確定している唯一の予定。

「QuickTimeがサポートする、どのプラットホームにまでサポートを広げるのか」「デコードは Mac OS X 10.4 に標準搭載するとしても、iChat以外のアプリケーションからもエンコードを可能にするのは無償なのか。それとも有償のプラグインを追加する事になるのか」などの点については現時点では未定と説明されました。

・Xsan

出荷を目前に控えた「Xsan」を利用し、Xserve RAID 2基をメタサーバとして動作する 1台 のXserveにぶら下げる構成のSANを2セット、ブースに設置してデモンストレーションを行っていました。

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なお、デモンストレーションに利用されていたのは230GBのApple Drive Moduleを使用する1世代前のモデルでした。

・プレゼンテーションステージ

Appleブースのプレゼンテーションステージにおいて、Apple Production Suite に含まれる各種アプリケーション 及び Logic Pro 7 について 製品担当者自らがデモを交えた製品紹介を行っていました。

ノンリニア編集ソフトの中心的な役割を担うアプリケーションを数多く出荷しているAppleの製品担当者が行うデモという事も有って、出荷が開始されたばかりの Logic を中心に各ステージにおいて立ち見客が通路まで飛び出す程の盛況ぶりを示していました。

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株式会社ミディア

Appleブースとは異なり、キーボード、MOTUコンポーネントを使って、Logic Pro 7を大々的に展開していました。

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  Logic Pro 7バナーが掲げられている    

隣では、D-RECも出展していた。



シリコンスタジオ株式会社

Telestream社が開発した、Mac OS XにてWindowsMediaフォーマットでの書き出しを実現する QuickTimeのプラグイン 「Flip4Mac WMV Export」を参考出品していました。

今回ブースでデモを行っていたのは 1passエンコード、48Kオーディオサンプリングまでをサポートした 「Standard Export版」と、2passエンコード・HighDefinition・5.1ch 96Kオーディオサンプリングまでをサポートした 「HD Pro版」の2つ。

WindowsMediaの書き出しについては7, 8, 9の3バージョンをサポートしています。

また、来年第一4半期には Windows Mediaフォーマット を QuickTime に変換する「Flip4Mac WMVインポート・コンポーネント」をリリースする事も発表していました。

なお、発表だけが行われている MXF のコンバータなども含めて Flip4Macシリーズ の取り扱いについて、現状では販売形態や価格などアナウンス出来る事はまだ無く、今回の展示も参考出展にとどまっているとの事でした。

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株式会社フロンテック

昨年のInterBEE 2003で参考展示していた、Mac OS X対応のテロップシステム・キャラクタージェネレーター「FZ-50 HD/SD for Mac OS X」が、「Kantelo X」として正式発売されていました。前回の開発途中版と比べ、アプリケーションのフレームがグレー色に変更されるなど細かな修正がされていました。Power Mac G5、周辺機器、アプリケーションなどを含めたセット販売のみで、SD対応版が180万円台、HD対応版が330万円台となってるそうです。

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SONY HDVシリーズ

ブースの一角を使って 1080i HDVフォーマット対応の新製品として 「HVR-Z1J 」カムコーダと、「HVR-M10J 」レコーダを大々的に発表、展示していました。

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HVR-Z1JはハンディカムシリーズのHDVカム 「HDR-FX1」をベースに、XLR端子やNTSC(60i)に加えてのPAL(50i)サポート、DVCAM/DVのサポート、2種類のシネマトーンガンマなどを搭載した業務用カムコーダ。搭載されている機能を見てみると、Panasonic AG-DVX100シリーズを意識したと思われる機能が数多く含まれているのは一目瞭然。

コンシュマー機として初めてフルHDとなる 1080i をサポートしただけでなく、同様の市場に向けて販売されていた DSR-PDシリーズより一新されて非常に使い勝手の上がったカメラ筐体を持つ HVR-Z1J は、今後の中型業務カメラの新基準となると思われます。

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なお、HDVの編集環境としてAdobe(Premiere Pro 1.5)・Apple (Final Cut Pro HD)・Avid (Xpress pro)・canopus (EDIUS 3)・Pinnacle (Liquid)・Ulead (Media Studio Pro 7) の製品を推奨していましたが、多くの製品についてHDVをネイティブサポートするのは来年早々に行われるアップデート以降とアナウンスされていました。

Panasonic

Panasonicブースでは現行の製品群を展示すると共に、これからテープの完全置き換えを目指すメディアと位置づけているSDカードをベースとした 「DVCPRO P2シリーズ」を大々的に展示し、同時にApple が「DVCPRO P2パートナー」に加入し、将来のFinal Cut ProにてDVCPRO P2をサポートする事を表明したと発表していました。

ブースにて動作していたのは、DVCPRO SDに対応している現行モデルのP2カム「AJ-SPX800」、P2レコーダ 「AJ-SPD850」。AJ-SPX800カムコーダは現行商品ということでブースでのインタビュー収録に使用されており、収録された映像はP2カードリーダ「AJ-PCD10」によってノンリニア編集機に吸い上げられ、その場でニュース放送として仕上げるというデモに使用されていました。

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映像を全てメモリディスク "P2カード" によってデジタイズなどの現状必要不可欠となっている処理時間を圧縮する事が出来るというステージでのデモを通じて、Panasonicは IT技術によって新世代の映像制作ワークフローが幕開く事をアピールしていました。

また、今回の Inter BEE にて国内初公開されたのが、肩掛けタイプのカメラ "P2cam" シリーズと、手持ちタイプのカメラ "P2Palm" シリーズ、更にP2のオプションとして撮影現場でP2のバックアップ・吸い上げを行えるハードディスク搭載携帯ドライブ "P2store" を参考出展していました。

P2camシリーズは DVCPRO HD対応、DVCPRO HD-EX対応、DVCPRO HD D5対応のそれぞれのモデルをラインナップし、2006年発売を目標に開発中。

"P2Palm"シリーズ はDVCPRO HD対応、HD MPEG対応のモデルをラインナップし、2005年発売を目標に開発中。

P2storeについては2004年末を目標に、遅くとも2005年初めまでには発売を開始するとの事でした。

P2camは完全業務向けの設計となっており、デザインも現行同等機種とほぼ同一を予定していますが、P2PalmはAG-DVX100より一回り小さく、AG-DVC30にかなり近いレベルのサイズとなる上に、モックアップでは筐体前部にハンドルが付いているという以前の8mmカムを彷彿とさせるようなデザインを採用。Panasonicの説明スタッフによると「限りなく製品に近い。基本的にモックと同じデザイン路線で行く」との事でした。

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なお、P2PalmについてDVCPRO HDという業務向け規格対応モデルと共に、HD MPEG対応モデルがラインアップされている事については「規格が良い悪いは別にして、HDV対応カメラがリリースされるなど、現在の映像制作の現場は確実に、そしてかなり速いスピードでフルHD化の方向に進んで行く。そのためにプロの方は DVCPROモデル で、それより簡易なレベルについてはMPEG-2 TSベースの HD MEPGモデルでサポートをするという2本柱で行く。価格についてもAG-DVX100の後継機であり、SONYやVictorのHDVカムも同様の価格帯で出て来ている事からして、その辺のレンジを狙うのは当然。なお、詳細は未定だが、HD MEPGモデルで収録した映像データはHDV対応のノンリニアシステムで編集出来る様になると思う。ただ、Panasonicがノンリニア編集システムを作成していない今と成っては、Appleなどのパートナー企業によるサポートとなるので、まだ詳細は何とも言えない」と説明されました。

これらの製品ラインナップから分かる様に、PanasonicはこのInter BEEにて、P2をテープの後継記憶媒体として位置づける方向を明確化。来年のNABにおいて今回参考出品した製品群を正式発表し、来年のInter BEEでは「カメラコーナーの半分ぐらいはP2シリーズになるだろう」というレベルでの開発・普及を目指すようです。

なお、テープの代わりに映像を保存する、正にP2の肝とも言える「P2カード」については、現時点での最高容量である 4GBモデル(AJ-P2C004HG) で約20万円。ただ、P2カードの中身はSDカード4枚に専用コントローラを追加したものであるために、SDカードの価格下落の効果をフルに享受出来るので、現在の半年に1回の価格見直しのペースを、今後は更に迅速化して3ヶ月に1回の価格変更が出来るぐらいにしなくてはならないと考えていると説明されました。

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Panasonicとしては、P2Palmが登場する2005年中には「カード単体価格だけを見れば確かに高いが、テープと耐久性や利便性を比べれば圧倒的な優位性を持ちつつ、一般の人でも入手出来るような価格」にまで下落する見通しで計画を進めているようです。

ラシージャパン株式会社

三信電気社のブースで「Ethernet Disk」や「LaCie d2 Double Layer DVD±RW」などの展示を行っていました。Appleが配布を開始した「DVD Studio Pro 3.0.2」が片面 DVD (8.54 GB)をサポートした事に関して、同社のDouble Layer DVD±RWの対応に関して確認したところ、Mac OS X v10.3.3以降であれば、問題なくサポートしているそうです。

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・Blackmagic

これまで輸入代理店による輸入であった Blackmagic製品の国内流通・サポートを行う「Blackmagic Design Japan」の設立を発表すると共に、SD・HDを12系統分岐可能な「Workgroup Videohub」の発表を行っていました。

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株式会社サウンドクラフト

Level Control Systemsの第三世代のオーディオコントロールシステム「Matrix3」の展示を行っていました。従来のシステムでは、Matrix3用コントロール/プログラミングソフト「CueStation」はBeOSで動いてそうですが、今回からMac OS X上でも動作するようになったそうです。

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TCエレクトロニック日本支社

PowerCore プラットフォームにおける新しいハードウェアとして、ラップトップ向けの「PowerCore Compact」を展示していました。FireWire接続で簡単に使用することができ、市場価格は70,000円前後で発売されるそうです。

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株式会社アスク

Media社のFireWire 800接続・非圧縮デュアルストリーム対応の「G-RAID」の展示などを行っていました。

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・Apple Technical Forum

幕張メッセの会場とは別に、ニューオータニ幕張で、顧客向けに特別展示会が行なわれていた。こうした特別展示は、多数メーカーが行なっていたけれど、Appleが行なったのは初めてかも?当然、中に入るには特別な招待状が必要。

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