●キヤノン
○ BJ F9000
PIXUSシリーズのフラッグシップモデルである「BJ
F9000」を展示していました。
 |
 |
大型プリンタにはFirewire |
も搭載される |
この機種はA3ノビサイズの印刷まで対応し、また印刷速度も非常に高速で、
A4サイズのプロフォトペーパで約1分で印刷可能だそうです。また、接続インターフェイスとして、USBとIEEE1394の2種類が標準で搭載されています。
Mac OS Xへの対応は、USB接続はMac OS X v10.2の内蔵ドライバーで対応していますが、IEEE1394接続については、現在開発中だそうです(提供時期も未定だそうです)
参考資料:Mac
OS X対応について(ただし、この表はUSBのみだそうです)
○ W7200/W7250
Canonのプロ向け大判プリンター「W7200」「W7250」が出展されていました。
W7200はA0ノビ、W7250はA1ノビサイズの印刷まで対応しており、また印刷速度も非常に高速で、
A1サイズの普通紙で約1.5分で印刷可能だそうです。また、接続インターフェイスとして、USBと10Base-T/100Base-TXの2種類が標準で搭載されています。さらにW7200には
IEEE1394も搭載しています(W7250はオプション)
Mac OS Xへの対応は、10Base-T/100Base-TX接続は最新のドライバーで対応していますが、USB接続とIEEE1394接続については、現在開発中だそうです(3月頃提供予定)
○ CanoScan 9900 F
CanonScanシリーズのフラッグシップモデルである「9900
F」を展示していました。
この機種は最大32,000dpiまでの解像度に対応し、写真のゴミや傷の低減、褐色の補正、粒状感低減などの画像処理機能「FARE
Level 2」を搭載しています。
また、接続インターフェイスとして、USBとIEEE1394の2種類が標準で搭載されています。スキャニングドライバはPhotoshopプラグイ
ン形式で、製品に同梱しているPhotoshop Elementsにも対応しているそうです。
Mac OS Xへの対応は、USB接続のみMac OS X v10.1.Xのドライバーが同梱され、IEEE1394接続についてはサポートされていません。USB接続とIEEE1394接続の両方の
Mac OS X v10.2ネイティブ対応ドライバーは3月下旬頃にCanonのWebページから提供予定だそうです。なお、ソフトウェアRIPはGraphic
RIP ST30MWが用意されていますが、現在はMac OS Xには非対応で、現在開発中だそうです(対応時期未定)
●セイコーエプソン
○シンボリックコントロール社が開発を行っているデジタルカメラのRawデータ現像ソフトウェア "Picture
Labo for EPSON" の参考出品をおこなっていました。
 |
新規参入が相次ぐRawデータ現像ソフトウェアの新プレーヤ。Cocoaで書かれているのが一目瞭然 |
「AdobeのPhotoshopプラグインが入手出来ていないので比較は出来ていないのですが...」というものの、カメラメーカがデジタルカメラに同梱している現像ソフトと比較して処理速度が高速であるだけでなく、露出や色修正などの補正可能範囲が広く取られている、ColorSyncを利用してのカラーマネージメントシステムが組み込まれているなどの特徴を持っています。
なお、RAW現像のアルゴニズムについては独自解析による開発との事です。
製品は夏頃の完成を目指して開発作業が行われているものの、販売・サポートなどををエプソンが行うのか、独自に行うのかも決定していない状況であり、詳細は決定次第発表すると説明されました。
○ PX7000/PX9000/PX10000
Epsonのプロ向け大判プリンター「PX7000/PX9000/PX10000」が出展されていました。
PXシリーズは新顔料「PXインク」を採用し、従来のインクと比べて発色性が上がっていて、優れた用紙対応性と耐光性75年、耐水性を備えた、新
世代の大判プリンターだそうです。
PX7000はA1ノビ、PX9000とPX10000はB0ノビサイズの印刷まで対応しているそうです。PX10000はPX9000と比べて約2倍
の高速化されており、A1サイズの普通紙で約3分で印刷可能だそうです。また、接続インターフェイスとして、USBが標準搭載されています。オプションとして、10Base-T/100Base-TXとIEEE1394の2種類が搭載できるそうです。
Mac OS Xへの対応は、USB接続、10Base-T/100Base-TX接続とIEEE1394接続共に、現在開発中だそうです(提供時期未定)
●日本シイベルヘグナー社
Profoto社の「ProfotoD4」という高性能ジェネレータを展示していました。これはプロ向けのフラッシュシステムを制御するジェネレータです。本体の機械式ダイアルやボタン、スイッチなどだけでなく、USB接続でコンピュータからも制御できます。すでにMac
OS X v10.2対応の制御ソフトウェアも同梱されていて、ブースでは iMac (FlatPanel) での制御をデモしていました。
●恒陽社
自社ブース及びカラーマネージメントエリアにて、モデルチェンジをした i1カラーマネージメントシステムの展示を行っていました。
 |
新モデルのカラーキャリブレータ2機種 |
モデルチェンジ後のi1システムは 4モデル
2オプションのラインナップ。
4モデルのラインナップは
■ ディスプレイのカラーマネージメントのみが行える "i1
Display"
■ モニタ・プリンタについてRGBカラーマネージメントのみが行える "i1
Photo"
■ スキャナ・モニタ・プリンタについてCMYK・RGBカラーマネージメントが行える "i1
Publish"
■ プロジェクタのカラーマネージメントツール "i1
Beamer"
となっており、これに
■ デジタルカメラ専用のカラーチャートとプロファイル作成ソフトのセット "PM Digital Cameraモジュール"
■ 全i1ユーザ向けに i1 Beamerの機能を追加する為に測定ハードウェアのみを提供する "Beamerオプション"
の2つのオプションが用意されます。
 |
1
Display専用キャリブレータはアタッチメ
ント無しでディスプレイへの装着が可能に |
今回のモデルチェンジでは i1 Display用の測定器が同等機能を持っていた既存パッケージi1
Monitor用測定器と比較して小型化された上に、これまで別ユニットとなっていたディスプレイへの吸着ユニットが測定器と一体化されています。ちなみにi1
Display用測定器以外は既存モデルと同等の測定器となっています。
モデルチェンジと同時にキャリブレーションソフトウェア "i1 Match" も 2.0 にバージョンアップし、既存の323パッチに追加して
1485パッチによる詳細なキャリブレーションが行える様になった上に、色温度設定が3種類 (5000, 6500, 7500K)
から7種類 (5500, 6000, 7000などを追加)へ、ガンマも2種類から5種類(1.8, 1.9, 2.0, 2.1,
2.2など)の設定が可能になるなど、2年ぶりのバージョンアップに相応しい機能強化が図られています。
なお、モデルチェンジされたi1シリーズの発売は4月を予定。価格は未定との事でした。
|