August 2001 MACお宝鑑定団 
Mac News Link お宝オフィシャル倶楽部 Special
Read me Bench mark History
先週のNews バナー広告募集 counter


ランダムバナー広告スペース


レポート

QuickTime ストリーミングセミナー 〜Live Channel 1.1のご紹介〜

 株式会社イメージワン 主催によって、各種quickTimeストリーミングについてのソリューションを解説する「QuickTime ストリーミングセミナー」が初台アップル本社内セミナールームにて行われました。

 セミナーはMac OS X Serverの販売代理店でもあり、今回のセミナーの協賛社でもある株式会社TooよりMac OS X Serverの概要説明とストリーミングの基礎についての解説から開始。この内容は既に既知の事ばかりですので省略します。

 ストリーミングの基礎のおさらいが済んだところでスピーカーが株式会社イメージワンに戻り、セミナーの目玉である「Live Channel 」の説明へと。まずLive Channelについて簡単に解説すると、イスラエルのChannel Storm社が開発したソフトウェアのみで実現するQuickTimeライブストリーミングのコントロール・エンコードソフトウェア。感覚的には「ストリーミング用motion dive」と言ったようなツールです。Channel Storm社と言っても日本での知名度はこれからですが、QuickTimeのホレこんで徹底的に機能を使い尽すソフトを開発することでAppleユーロ・USなどと共同作業を行っている実績を持つ上に、約束した機能は必ず実現する高い開発能力は凄いものがある企業だとの事です。

 Live Channelの基本的な操作法としては既製ムービーデータはブラウザエリアに読み込ませた後に配信に使用するものだけをオンデマンドコントロールウィンドウに登録、DVカムやUSBカメラはライブデータコントロールウィンドウにて認識しリアルタイムエンコーディングを実行、MP3やムービーデータのオーディオレイヤーだけをサウンド若しくはバックグラウンドミュージックとして流す場合にはオーディオコントロールウィンドウに登録させておき、配信を開始したらスイッチャーウィンドウでトラジションを指定してライブ・ストリーミング関係なしに映像を切り替える、というもの。

 ここでポイントとなる1点目はリアルタイムムービーソースとして複数のDVカメラを使い分けられること。ライブデータコントロールウィンドウ1つにつき1台のカメラを認識・登録できるので、1カメ・2カメの映像をストリーミングしながらリアルタイムにスイッチングするような事も可能です。

2点目は全部のムービーソースがコントロールウィンドウで管理されていること。これによってリアルタイムソースとオンデマンドソースの差異を全く気にすることなくウィンドウに登録されているコンテンツならどんな順番にもスイッチングすることが出来るようになっています。

 更に凄いことにはムービーだけでなく、テキストやイメージをオーバーレイとしてムービーに埋め込むことも可能です。オーバーレイを実行する方法としては該当する機能を持ったウィンドウにソースを読み込ませるところまではムービーと同じですが、今度はスイッチャーウィンドウではなくインフォメーションウィンドウを利用して、テキストであればフォントやカラー・表示位置の指定を行い、イメージであればαチャンネル抜きの有無・透明度の設定などを行います。

 文字で書くと非常に面倒ですが、デモ評価版を起動させて試用してみると一目で操作性が分り、直感的に使える優れたソフトウェアです。

 ちなみに、ここまで書いてきたのはVer, 1.0で実現してきたこと。近日発表のVer ,1.1ではReal Presenterが実現しているような "Live Presenter" 機能が実装されます。これはムービーと一緒にURLやタイミングデータをストリーミングで流すことでプレゼンテーションのような表示を可能にする機能。これによってWebブラウザをフレームで2つに区切って、片方のフレームにはストリーミングムービーを流しながら、もう片方のフレームにHTMLで記載された各種データを表示させることが可能になります。これは連番を振ったHTMLデータなりイメージなりを1つのサーバディレクトリに事前に纏めてアップロードしておき、LiveChannelでそのディレクトリと表示するフレームネームを指定するだけで可能となります。一般では余り使われないものの、企業でのプレゼンテーションやエデュケーション用途では非常に重宝する機能となっています。

 Ver, 1.1ではこのLive presenterが目玉となるのですが、今後のロードマップとしては Ver, 1.2 で Mac OS Xへのネイティブ対応と2Byteコードテキストのハンドリング、ATi Rageのハードウェアを直接叩いて実現していた機能をNVidiaのビデオカードを使っていても実現するNVidia対応、選挙速報や野球中継で使われる表現法で外枠として票数や得点などの情報を出しながら、中央エリアにはリアルタイムの映像を流すような "PinP (Picture in Picture)" の実現、Sorenson2の約半分まで圧縮可能な "On2 VPXコーデック" への対応、サーバー機能などの実装について詳細は未定ではあるもののRealMediaへの対応などを実現する予定であるとの事でした。
以上でLiveChannelについては終了。

 セミナー最後は "Cleaner 5" の解説へ。まず初めに「昨年末には出荷するとか言っていましたが、ようやく日本語版のCleaner5を本日より出荷します。」との発表が行われました。これにより今までにユーザー登録を行った人への日本語版発送が本日より開始され、また英語版に日本語版への無償アップデート券の付いていた先取りキャンペーンが終了することとなります。

 これ以降のデモは今までと同じ内容だったのですが、Cleaner 5のイベントストリーム付きのムービーについては新発表がありました。現状ではイベントストリームはQuickTimeムービーのインタラクティブレイヤーとして実現してきたのでビデオ・サウンドのレイヤーしか配信できないストリーミング配信では再生不能だったものの、MPEG-4が実装されるQuickTimeの次期バージョンではMPEG-4の規格として "ビデオ, サウンド, インタラクティブ" の3レイヤーが標準でサポートされるのでストリーミングにおいてもイベントストリームも含んだ形で配信出来るようになるとの事でした。

 先日のMacworld Conference&Expo/NewYork 2001基調講演にてデモが行われたMac OS Xに完全対応した Cleaner については「まだ詳細な情報や動作バージョンなどは受け取っていない。あのデモはかなり開発初期段階のバージョンを使用して行ったもの。」との事で詳細な発売時期などの詳細は聞けませんでした。しかしながら、Cleaner5の開発現状として「QuickTime 5・WindowsMedia8への対応を行う次期バージョン"5.1"は既に各国語版へのローカライズプロセス、開発プロセスとしてはかなり最後に近い段階にまで行っているので間に合わない。よって、その次のバージョンとなる」というスケジュールとなっており、「早ければ年内にも出来るのではないか」という事でした。基調講演でのデモで示した通り「Mac OS Xに完全対応させる事で、無駄なプロセスが減る為にかなりの高速化が図られているようだ」という事で、ヘビーユーザーも期待が出来る製品となるようでした。

overview.jpg

左がブラウザウィンドウエリア。中央がオンデマンド・ライブ・オーディオ・オーバーレイ・タイトルの各ウィンドウエリア。右が放送状態をチェックするブロードキャストウィンドウとスイッチャーとインフォメーションのウィンドウエリア。
livepresenter.jpg

左がムービー。右がLivePresenter機能でプッシュされたHTMLデータ
output.jpg

ストリーミングで使用するコーデックの選択画面はQuickTimeと一緒
input.jpg

複数のFirewire・USB接続カメラの認識が可能
switch.jpg

簡単ではあるもののスイッチング効果を選択できる
title.jpg

タイトルは日本語も通るが、Ver ,1.1で日本語を入力する手段はクリップボードからのペーストのみ
transition.jpg

QuickTimeの各種トランジションが使用可能


.
.
Copyright (C) 2001 Mac Treasure Tracing Club.
All rights reserved. Site design by BRESTO, Inc.
「Macintoshは米国アップルコンピュータ社の商標です」
AppleのColorSyncを使用しています。