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アイ・オー・データ機器 ネットワークハードディスク「HDL-GT1.0」レビュー

家に複数台のパソコンがある光景は一部のマニアでなくても良く見る光景になったし、それらがLanでネットワーク接続しているのも決して特殊なことではなくなった。そんな流れの中で、ここ1〜2年、製品もシェアも大きくなっているのがLan接続型のHDDである。

本機はデータ共有が容易なLan接続型のHDDの中でも、高機能高価格なハイエンド製品に分類される。

一般的なLan接続型HDDに対する特徴は

・1000M(Gigabit)Lan対応とSATA 7200rpmドライブによる高速化

HDL_GT_5741.jpg


・4台のHDDで柔軟なRAID構築ができる。

HDL_GT_5750.jpg


・増設HDDを接続。自動バックアップによる安全性確保が可能

HDL_GT_5750.jpg


が挙げられよう。

機能的にも価格的にも、パーソナルユースというより、ビジネスユースにも感じるが、複数台のマシンで効率的に作業を分散したいSOHOや、扱うデータの確実なバックアップを得たいプロユーザーが主なユーザー像と思える。

その観点で、様々なテスト運用を行った。

なお、テストは、ベンチマークソフトによる数値と、実際に約5Mのファイル20個(計100M)をコピーした時の実測値、および、Final Cut ProにおいてDV素材とHDV素材をLanDiskに置いて再生するときの、同時再生可能ビデオストリーム数の3方向から評価を行っている。

本機の最大の特徴は4台のHDDを使った柔軟なRAIDモードで、ニーズに合わせた構成を選択できることにある。

今回は、以下の3モードでテスト運用してみた。

RAID 0(ストライピング)は、最も高速性が期待できると共に大容量なドライブとして利用できるが、データ保護機能はなく、純粋なネットワーク上の共有HDDといった位置づけ。

出荷時設定のRAID 5(分散パリティ)は、4台中1台のドライブ故障に対応するモードで、容量はRAID 0時の3/4となる。

RAID 1+0(ミラーリング&ストライピング)は、データを完全に二重化するため、データ保護機能が最も高いが容量はRAID 0時の1/2となる。

実際にテスト運用を行うと、速度的にはRAID 0を 100とした場合、RAID 5で80と約20%の差となった。事前の予想よりパフォーマンス差がない。ちなみにRAID 1+0では両者の中間くらいの値がでるかと思ったが、今回のテスト運用の中ではRAID 0をわずかに上回るレベルに落ち着いていた。

もっとも、計測値では2割りの差だが、Final Cut ProでLanDisk上のDVデータを編集素材として使った場合、RAID 0と RAID 5では、アプリのレスポンスに体感できる差が生じた。(RAID 0が快適)特にビデオレイヤーを多重配置してマルチストリーム再生をさせたとき、RAID 5モードでは再生開始時にウエイトがかかる感じで、フレーム落ち警告をオンにしていた場合、ネットワーク速度警告が出て再生が停止する場合が多かった。

ビデオ編集ストレージの共有化は本来はXsan等を使い、ファイバーチャネルを介して行うべきであるが、素材の相互確認や使い回し素材のストックヤードとしてなら本機は十分に実用になろう。

ただし、RAID 0で運用した場合、データ保護機能はなく、本機自体の信頼性は高い作りだと言っても、ドライブを4台使う以上、ドライブ単体時に比較して故障率も4倍になる計算となるので、あえてRAID 0運用を行う必然性には乏しいように思う。本機のRAID 0を 100とした場合、RAID 5で80と前述したが、MacProの内蔵HDDでは230となる。

個人的にはRAID 5でデータをストック、小さなデータは直接開き、ビデオファイル等はいったんローカルにコピーして作業する方がトータルの作業効率は高いように感じる。

このような運用を行うと、本機がGigabit対応で、かつSATA 7200rpmドライブによる高速性をもつメリットが生きてくる。

テスト環境下にはすでに別メーカーの一般型Lan接続型HDDが、ファイルサーバーとして実運用中なのだが、そちらは本機のRAID 0を 100とした場合 40に留まる。つまり本機のRAID 5でも一般型Lan接続型HDDの倍のパフォーマンスが出ているのだ。

また、本機にはUSB2.0およびeSATAを利用してHDDを増設。自動バックアップシステムを構築してデータの安全性をさらに高める仕組みがある。

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同社の新型外付けHDDであるRHD-UXシリーズ(12月下旬出荷開始)は、本機と同規格のカートリッジディスクを使用し、デザイン的にも本機と同時運用が織り込まれている。

すでに発注済みなので、それらを使ったシステムの強化レポートについては追って行いたい。


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