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February 2001 MACお宝鑑定団 
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各社の広告

2001年2月2日に、大阪国際会議場で行なわれた
Adobe Special Session
"Adobe InDesign & Adobe Photoshop 6.0 "
in Tokyo and Osaka

に関する特集ページです。


セミナーレポート

・2/2インデザインセミナー
於:大阪国際会議場

いよいよ、やっと、ようやく...色々な表現があるでしょうがInDesignが発売されました。自分自身がまだ使っていないので、細かい箇所の間違い、勘違いがあるかもしれませんが、とにかくこのセミナーだけを見て思った私なりのレポートを書いていこうと思います。

・インターフェイス

インターフェイスはおおよその予想通り、Illustrator、Photoshopに準じた物で使い易いように思えます。このへんは、来週page2001でのハンズオンセミナーで確認してきます。ただ、似てたら使いやすいというわけではなくて、似てるためにかえって“勘が狂う”時もありますよね。私にとって、FireworksとFlashは、そんなソフトにあたります。

あと、Quarkとの違いも重要ですね。PageMakerはQuarkとインターフェイスを似せる事によって普及を計ったようですが、私にはやはり“勘が狂う”ソフトでしかありませんでした。

・新規
新規にファイルを作成するときの2つの選択肢はなかなかいいですね。1つはQuarkなどと同じように天地左右のマージンを決めて作成する方法、もう1つは、本文の書体、文字数等の設定を先に行ってマージンを決める方法つまり、レイアウト台紙(って言ったけ?)を先に作成し、グリッドとして使う方法。私自身製版オペレータからマックをはじめましたので、この辺の写植のルールにはかなり疎いので、この辺の評価はできかねます。ただ、電算写植の環境で仕事をしてきたオペレータ、デザイナーがどの位の割合でいるかは知りませんが、この方法がこれから先ずっと最もいい方法なのかどうかは再考する余地があるかもしれません。DTPから印刷に携わって来ている若いオペレータや、Illustratorでいきなりラフを作り始めるデザイナーにはこのグリッドはあまり有効ではないかもしれませんから。(EdiColorがスタンダードとは言えないのがその証拠の1つだといえるでしょう。:住金さんごめんね)ただ、電算や手動機の時代からやって来た“ないがしろにされてきた感のある人たち”の力を活かす為には非常に有効だといえます。

このグリッドは固定して使わなければならない物ではなく、状況によってベースラインにしても使っていけるようなのです。

・配置
画像の配置はイラストレーターなどと同じように配置と同時にマスクを作成する方法が取られていました。Illustratorでは結構鬱陶しかったのですが、inDesignではいいですね。いちいち画像ボックスを作成する必要も無くフォトショップのファイルを直接貼れる(配置できる)ので、考えながら作る場合、作業もかなり省けます。この辺はイラストレータ感覚ですね。

配置画像の高解像度表示(と言う呼び方だったかなぁ?)のおかげできわどい配置も上手く行きそうです。このまま、QuickDrawでプリントアウト出きるのかしらん?カタログでは配置したIllustratorの画像のパスがそのまま使える様になると書いてありましたが、実演では行われませんでした。ドラップ(ドラッグ&ドロップの事)ではそのまま使えてる様ですが。

PhotoshopやIllustratorのネイティブファイルが使えるのはいいですが、レイヤーの指定まで出きるとなお便利ですね。逆にできないと、物によってはかなり面倒になることもあると思います。また、ネイティブファイルが配置出きるなら、GoLiveのように最適化までしてくれると、なおいいですね。ワークフローを今後それぞれの現場で考えて行かなければならないのでしょうね?

・組版
最近、教科書の仕事(高校国語)やってなくて、ページ物から離れてますのでちょっとまと外してしまうかもしれませんが、ご容赦ください。今回のもっともウリの部分ですが、組み版、ルビ等については、去年のマックワールドの公約はほぼクリアしたと言えるのではないでしょうか?デフォルトの組み版の設定で15パターンあり、当然カスタム設定も可能。このカスタム設定は従来のDTPの設定方法の他、ベタ・2分あきなどの写植の指定方法でも使えるようになっています。デモではCIDフォントを使って見えました。

・スタイルシート
従来の設定にくわえて縦書きの設定で、“縦中横”の設定が増えたのはうれしいです。2桁の数字を回転するとかいったもので、当然この数字の桁数も設定可能です。昔、作家100人くらいの年表のデータをテキストで貰ったことがあって半泣きで作ってた事を思い出しました。

・ルビ
教科書やってる時に欲しかった....特に古典やってた時、(古典は左右にルビが付いて、おまけに折り返しとかの記号までつくんです)ルビの訂正の為に何度やり直した事だろう...一緒にデモをやられたLCSと言う会社の『ルビマネージャー』というプラグインはすごかったです。指定したテキストの漢字に一気にルビ振ってました...(こんな必要なんてそうそうないでしょうが)あとのチェックを考えると怖くて使えませんがこのプラグインは置換、検索が出きるのかな?

・ぶら下がり
ボックスの外に句読点がはみ出しても中に納めてくれる処理は前から話題になっていた機能でしたね。製版屋で仕事していたときに「簡単な文字訂正だから」と言うことで文字を訂正したときにこのぶら下がりの事がよく解らずに失敗したことがありました。

・合成フォント
プレビューを見ながら作れるのがウリのようですが、どこまで反映出きるのかが重要だと思います。Adobe Type Composerで作ったものと互換があるとか、逆にAdobeType Composerに登録できるとか出来ないのかなぁ?でないと、画像として貼り込んだIllustratorの文字とバランスが取りにくかったりすると思います。実際はどうなんでしょうか?

・PDF
そのままPDFのデータを書き出せると言うのがInDesignのいいところ。(らしいです)書き出したPDFをAcrobatを使って校正し注釈ファイルにして送り返すなどのワークフローの紹介をされてました。以前から言われていたワークフローですが、どの位実際に使われているのでしょうか?私の周りでやってる話を聞いた事がありません。いっそのこと注釈ファイルをレイヤーとして取り込む位やって欲しかったです。もしかしたら、こういった校正システムをパッケージにしてレンタルサーバのサービスにするといいかもしれませんね。だれかやりますぅ?企画書書きますよ。

・プリフライト
データのチェックまでやってくれるらしいです。この機能は「やっと搭載されたかぁ」って感じですよね。PSの事がもっとも解っているAdobeがやらなくてどこがやるの?って思ってました。データの収集も出きるようですが、この機能があるのは賢明ですよね。「出力方法はPDFのみです。」とか言われたらどうしようかと思ってました。おまけにフォントの収集までやってくれるようです。(欧文フォントのみ)この件については「Adobeの欧文は1回のみの出力はOKその後はデータを消してください。」とのこと。好意的なのかぁ。出し直しの際は2回目って事で「ライセンス違反」と言うことになるのかな?(でも現実は....)

今後フォントの話は面白そうですよね。今回はOpenTypeの話は無かったので実際にセミナーを聞きに行った後で書き加えて行きたいと思います。

・ファイル互換
PDFやIllustratorのデータを配置出来るのは解りましたが、実際にそのまま開けるかどうかの実演までは行われていませんでした。カタログではQuarkのファイルはそのまま開けると書いてありますね。(これも実演はありませんでした)

・まとめ
今回質問の時間が無かったので聞けなかったのですが、バッチ処理等はどうなのでしょうか?プラグインに期待しているのでしょうか?また、Quarkのタグみたいにエディタで処理できる状態だったらとてもうれしいのですがこの辺もどうなのでしょうか?実際にQuarkを使っている理由として「データベースと連携させてあるから」というのは結構多いと思います。(私自身もファイルメーカーと連携させて名刺や名札を作ってます)

カタログに書いてある「資産を無駄にしない」と言う意味が“済んでしまったデータ”の事のみを指すのなら明らかにAdobeの読み違いです。Quarkをメインに使いこなして仕事をしているところはこの“データベース”の重要性を認識しているところがほとんどだといえるでしょう。Adobeはこのデータベースの“資産”に対してどう再利用する準備があるのか至急示す必要があります。でなければ、私は私のクライアントに対して「これはいいから買いなさい」とは言えません。

Quarkはページ物だけでなくチラシとくにスーパーのチラシが結構多く作られていると思いますがこれも、データベースを利用しているからそうなっているんだと私は思っています。これはどうなんでしょうか?もうWinのDTPに任せてしまうのでしょうか?それとも、QuarkからInDesignに乗り換えるほどの『魅力的な何か』をもっているのでしょうか?

この時期、教科書改訂と言う話があって日本中の教科書が作り直されるらしいです。(私はもう無関係ですが)ここで、上手くシェアをとれればInDesign普及に一役買うでしょうし、Quarkも踏ん張りどころです。各大手印刷会社の判断に注目していますが、どうなるんでしょうね。今からInDesign憶えるのも辛いかもしれません。もしかしたらそれ以上のメリットがあるかもしれませんそれを判断するのは大手印刷会社のプロデューサーだと思います。

今回のセミナーは、機能を伝えるには充分なセミナーだとは思いましたが、踏ん切りをつけるには今ひとつ物足りなかったセミナーであったとおもいます。今後、2/9のPage2001と、2/15日の名古屋のセミナーにいく予定ですのでAdobeの方には今回以上の内容を期待します。また、最低でも、質問時間をおねがいします。

・その他
今回の大阪のセミナーではAppleのG4の説明と、Photoshop6.0の新機能紹介も行われてました。Photoshopは名古屋でも見てて2回目になるのですが、同じセミナーでも、明らかに名古屋のセミナーの方が面白かったです。(2日徹夜しててもちゃんと起きて見れたくらい)そのせいで、買うつもりもなかったのに帰りにヤマギワソフトでアップデート版を買ってしまいました。しかし今回のセミナーにはそのパワーが感じられませんでした。(両方とも)

ちなみに、私が一番感動したデモは、去年のマックワールドでのDreamweaverとFireworksのデモで、なんとかかんとかデスマッチとかやって見える方のデモです。おかげで、この方のセミナーもお金払って見に行ってしまいました。当然DreamweaverとFireworksも買ってしまいましたが。(今度からはセミナーを受けるときの講師の方のお名前をしっかり憶えておきたいと思います)

長くなりましたがこの辺でしつれいします。2/9のハンドオンセミナー後にて加筆したく思います。


・2/9 PAGE 2001
PAGE 2001 でのInDesignハンズオンセッション

先週の2/2大阪で見てきたinDesignをやっとさわる事が出来て大変うれしかったです。今回のレポートは操作環境と使用感のみの限って書いてみたいと思います。

環境は以下の通りです。

PowerMac G4 500 × 2 メモリ 256M
OS9.04
inDesignのメモリの割当は
推奨サイズ 23284
最小サイズ 64000
使用サイズ 65284

セミナーの流れは先週の大阪のデモと同じ物で、先週のおさらいをやってる感じでした。

ファイルを開く時のオプションについては実際にさわって納得する物ばかりでした。開くとき、“標準”“オリジナル”“コピー”を選択できるので、ファイル操作が楽になったと思いますが、標準とオリジナルはどう違うのでしょうか?

次にフォントの置き換えですが、デモ機からわざと『小塚明朝H CID』を外してOpenTypeの『小塚明朝H STD』に置き換える手順をとったのですが、Quark よりも、Illustratorよりも、わかりやすいインターフェイスだったと思います。また、フォントの種類もアイコンで表示してあるので、これから先いろんなフォントが混在する状況を考えると、置き換えるフォントを確認できるのは大きなメリットですね。

リンクの修復がワンクリックで出来るのですが、これは主にWinの環境を考えての仕様の様らしいです。配置画像(Photoshop)修正の自動更新はほとんどイラストレーターと同じイメージで行えて、まったく違和感もありません。

私が使っていたマックの設定が気が付かないうちに、画像の表示が“最高解像度”に設定されていたので気が付かずにずっと綺麗な表示のまま使っていました。まーっ気が付かないくらいはやく動いていたのですが、なんせ、G4 500Mhz × 2 ですもんね。実際うちの G3 MT300ではどのくらいで動くのでしょうか?

実をいうと、仕事を片づけなきゃいけなかったので夕べ徹夜だったんですよ。それで、セミナー中も、うとうとしてたんです。途中まで聞いて操作しててもふと気が付くと先に進んでるんです。内容は先週聞いて知っていたので続けて操作出来たのですが、その時に感じたのはこのソフトの操作感の良さでした。

つまり、アドビのソフトを使いこなしていれば、inDesignは先週書いた“勘の狂う”ソフトではなく、十分操作出来るソフトです。
また、画像が綺麗に表示されるのも“楽しく”仕事をする事にかなり貢献していると言えます。

今回は「余計な事をやる時間」がとれませんでしたので、先週疑問に感じた事は調べずじまいでしたが、一応買っておこうと思えるソフトでした。それくらいインターフェイスの完成度は高く、“使える”(あくまで、操作に限っての話です)ソフトだと思いましたし、もっておいても“お蔵入り”になることはなさそうです。


[よたか@はなまちや]



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