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February 2001 MACお宝鑑定団 
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レポート

・Software Architects, Inc.(SAI) 東京事務所開設 記者会見
http://www.softarch.com/jp/jphome.htm

 Macユーザーには アクト・ツー からリリースされているTuneUpシリーズ・DOS Mounterなどを開発している事で知られるSoftware Architects, Inc.(SAI) が日本に事務所を開設する事となり、それ記念して「デジタルコンバージョンのためのツールとテクノロジー」と題された今後のロードマップなどを発表する記者会見が行われた。

会見に参加したのは、SAI社CEO ロバート・ゾロ(Robert A. Zollo)氏、日本事務所暫定マネージャ ピーター・レイ(Peter Rae)氏、アクト・ツーの加藤社長 の3氏。

 まずはSAIの過去と現在、そして未来について。
SAIは1987年よりシステムレベルのPCユーティリティの開発を続けている会社で、本社はMicrosoft社屋から20分程度しか離れていないシアトル近郊ボセル市。1989年以来日本のコンピュータ企業(ソニー・ニコン・東芝・日立・松下など)に対してもOEM供給を行っており、ドライバのような地味な製品をやっているものの歴史としてはかなり古い会社との事です。現在では

● デバイスドライバ
● ファイルシステム
● デジタルカラーイメージシステム

の3つのフィールドがキーで有ると認識しており、特に「デジタルコンバージェンス」という潮流の現在においてはDVDで採用され一躍脚光を浴びた「UDF」がリムーバブルシステムのコアになると考え、「UDFならSAI」と言われる程にまでなったとの事です。この詳細については後ほど述べます。

 続けて、日本事務所開設の理由を。最大の理由は非常に重要な日本市場でのサポートを強化するため。これによってデジカメやドライブなどの多くの先進的なハードウェアを生産している日本企業のOEM各社との距離を縮め、更に有効なサポートが行えるようになります。これによって日本で開発される多くのハードウェアにもいち早く対応が可能になる上に、日本独自のユーティリティを開発するチャンスも生まれるとの事でした。

 続けて最もフューチャリングしている「UDF」関連製品の解説へ。
UDFとはPC間、OS間、メディア間でトラブル無くファイル交換が出来るようにISO-13346にて規格され、OSTA(Optical Storage Technology Association)にて管理・規格、DVDフォーラムでも採用されたファイルフォーマット。TBクラスのファイルにも対応、Unicodeによるキャラクタコードなど新しい機能にも当然対応しています。SAIはCEO ロバート・ゾロ氏がソフトウェア会社としては唯一のOSTAディレクターというように規格制定から深く関わると共に、他社と比較しても最も安定して、高速なデバイスドライバを提供できるとの事でした。

 実際に UDF が採用される製品群ですが、これから先はリムーバブル系ドライブ全てで利用できるように整えてゆくとの事でした。既にリリース済みであるのがDVD-RAMでUDFを利用できるようにした「DVD-RAM TuneUp」、MOやZip、Jaz、HDなどのパケット書き込みを行うドライブで利用出来るようにした「Disk Srive TuneUp v.3」。Disk Srive TuneUpに関してはFirewire・USB・SCSI・ATAPIなど現在使われている各種インターフェイスにも主要なものについては対応が出来ているとの事でした。DVD-RAM TuneUpはUDFフォーマットの検証・修復を行う「FixDVD」が同梱されているだけでなく、Windows向けの同等製品「WriteDVD!」とは異なりドライブ毎に設定を最適化させて速度を向上させる機能も入っているとの事でした。

 注目は最後に発表された、近日発売予定のCD-R/RWドライブ用「WriteCD-RW!」。これはCD-RWにおいてUDFのパケットライティングを可能にするソフトですが、操作は非常にシンプルでAppleのDiskBurnerとほぼ同様。しかし、DiskBurnerと異なるのはキャシュを有効に使用することでバックグラウンド処理で書き込みが可能な上に、データの繰り返し行われる焼き込み処理を緩衝させる設計によってCD-RWの再書き込み可能回数を増やせるようになっている点、そして最大の違いは「UDF」であること。これにより、同じデータを容易に他OSにも使い回せるようになっています。

 以上で新製品などの発表は終了。最後はAct2加藤社長の「DVD-RAMドライブの普及が予想以上に伸び悩みやきもきしたが、2000年末からようやく一般的になった。DVDのような大容量メディアが日常的になり、更には異機種混合が当たり前の今日においては UDF が最も有効なファイルフォーマット。この点をユーザーに気付いてもらうために、今後今まで以上にUDFの啓蒙活動と普及を進めてゆきたい」との言葉で締めくくられました。

記者会見後のデモンストレーションにて、UDFによる異OS間でのデータ互換性のデモンストレーションを見せて頂きましたが、感覚としてはFD。MacOSで作成したデータをWindowsに持ってゆくとバイナリデータはフォルダとして表示され、拡張子が無くともファイルタイプを参照して開いてくれます。逆にWindowsで作成したデータは拡張子と関連づけられたアプリケーションによってデータが開くようになっています。大容量メディアを異OSで使い回すと、何かとトラブルや手間が多いもの。UDFや他OS間でのデータ公開について深い知識を持つSAIの製品であれば、安心して人にも薦められると思わされました。

sai_products.jpg
[SAIの製品群。見覚えのあるものも多いだろう。
ちなみにパッケージの下に居るのがマスコットのSAI(サイ)。
特に名前は無いようである。]


[東@iBook User Group 代表]



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