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2008年2月6日から8日までの3日間、サンシャインコンベンションセンターで開催されたPAGE 2008に関する特集ページです。



レポート

クォークジャパン株式会社

開発中の「QuarkXPress 7 日本語版」について、簡単・高機能・新ワークフローという点があるが、ここでは新ワークフローの説明をします。と、データのやり取りをする際に便利になった機能の説明をした。

レイアウトの仕様で、出力仕様・業務説明(ジョブの説明)、連絡先(各担当シェアへの連絡先)、プリフライトルールなどの各種設定をし、書き出すことが出来るようになった。この書き出された設定を同じ作業をする数人で共有することによりエラーを防ぎ、ワークフローがスムーズになる。

新ワークフローのメリットとして以下の5点があり、特に4番は重要と語った。

1、制作行程ガイドラインに沿った新規プロジェクトが作成できる
2、制作行程全体で情報共有が行われる
3、いつでも「プリフライト」が行える
4、既存ファイルに対して、現在のワークフローに基づいたプリフライトが行える
5、QuarkXpressファイルの品質保証が出来る

ジョブジャケットはJDFに対応したシステムでそのまま仕様ができると説明。

次にコンポジションによるワークフローの説明があり、この部分はデザイナー、と言ったように作業する範囲を決め、同じファイルを同時に数人で扱えることができる。他の人によって行われた修正は、タイミングを指定し、自動で行うことも出来るし、自分がしたいときにすることも出来ると語った。

ワークフローの話が終わり、高機能について、デモが始まった。

・文字組み版がより高機能になった。最小の設定項目で美しい文字組を目指したと語り、以下のデモをした。

・オープンタイプに対応。
・JIS 2004書体にも対応し、JIS 90にも簡単に切り替えられる。
・合字切り替えが簡単に出来る。
・半角、全角の切り替えも簡単に出来る。
 (合字切り替え、半角、全角の切り替えについては既存の文章を選択し、一度に変換される)



・グリッドはいくつかのマスターから選ぶことが出来、テキストボックスごとに指定ができる。
・いままでは行送りをしなくてはいけなかったセンターラインへのロックなども簡単にできる。
・ぶら下がり機能も強化され、段落ごとに指定できる。

・ルビ機能
細かな設定があり、ルビの位置を変えたり、逆にルビに合わせて漢字の間隔を明けられる。



・、や()は、作っておいた設定に会わせて簡単に半角になる。設定は、プレビューを見ながら文字組セットを作ることが出来る。これもテキストボックスごとに設定を指定することができる。

・カラーベースの透明機能の実現し、テキストごとに透明度を変えることができる。

・Photoshopのネイティブファイルに対応。貼付けられたドロップシャドウをかける、レイヤーの表示、非表示をQuarkXpress上で設定できる。

・ジョブジャケットからページを開く。既に出来ているジョブジャケットからページを開き、レイアウトの評価をみると、既に作られた設定が表示される。ページの中身を作り、レイアウトの評価をすると、反するオブジェクト?にチェックが付くので、ジョブジャケットの設定にそったファイルであるのかチェックすることが出来る。チェックされてしまった部分にについては評価ウィンドウから選ぶことが出来、すぐに直すことが出来る。

・コンボジッションゾーン
ロゴや会社情報など、他のページやファイルでも同じになっているべき部分については、コンポジション設定をすることによって、その部分が書き出され、書き出したファイルに変更を加える自動的に更新される。違うファイルにも、先に作ったコンポジションを入れることが出来、同じコンポジションを使ったものすべてが更新される。

デモを終え、この新しいバージョンは、QuarkXpress Ver.3以降に対応し、Machintosh,Windows両方のプラットフォームで使用できる。発売日は未定だが、開発は順調に行われているとセッションを終了した。

デモ終了後、新しいバージョンについて、特におすすめの機能はありますか?と聞いたところ、ファイルを保存する際、設定をスタイルとして保存することが出来るようになったので、保存のたびに設定をする必要がなくなった。フォントをエンベットできるようになった。これは新しいことですと説明していました。

縦書きにしたときに、欧文文字だけ字送りをかけないでいられるので、欧文だけ間延びした詰めになることがさけられると説明していました。

スプリットスクリーン機能で、同じファイルをいくつかのウィンドで表示させることが可能なため、全体を見ながら細かな作業を進めることが出来る。



パレットセットを設定でき、ショートカットでそのとき表示させるパレットセットが選べるため、作業効率があがるとのことです。また、デモで紹介していたルビについても、かなり細かく設定が出来ることがわかりました。



同じく貼付けたPhotoshopのネイティブファイルについても、QuarkXpressから加えた加工を、Photoshopに保存するかQuarkXpress上で保存するかが選べるなど、きちんと対応されているようです。また、Adobe Illustratorのネイティブファイルへの対応はただいま開発中とのことでした。

QuarkXpress Ver.3以降の互換性については、これまでに文字間隔のずれが生じるバグが出た際、アップデータをして修正されたデータに関しては100%同じ表示がされるが、アップデータをせずに、手動で文字間隔を直している場合、その設定が生きてしまうため、逆に文字間隔がずれてしまうと説明していました。

価格については、優待キャンペーン期間中で、新規購入QuarkXpress 6.5からのアップグレードは5,250円だとだけ説明がありました。また、発売日については、近日中にアナウンスできるのではないか。とのことでした。


アドビ システムズ株式会社

セミナーゾーンにおいて、アドビ システムズ社 日本語タイポグラフィ、エンジニアリング シニア・マネージャー 山本太郎氏による「ADOBE FONT Adobe文字コレクションの 変遷とAdobeJapan1-6」と題したセミナーが行われた。

アドビ社が提唱してきたAdobe-Japanの変遷について説明し、その時代における必要性について歴史を紹介した。

そして、現在、同社の最新文字コレクション「Adobe-Japan1-6 Character Collection」について説明した。



この仕様は、Mac OS Xのヒラギノフォントも準拠する「Adobe-Japan1-5」に、JIS X 0208:1990 (補助漢字)対応グリフ、JIS X 0213:2004対応グリフ、2004年改正の人名用漢字グリフ、共同通信社のU-PRESS固有文字グリフ、その他若干の追加グリフを加えたものだと説明した。

同社が、従来、InDesign CSなどにバンドルしてきた「小塚明朝」「小塚ゴシック」は、Adobe-Japan 1-4 準拠 (15,444文字)のOpenTypeフォントで、その後、Mac OS X 10.2 "Jaguar"のヒラギノフォントの文字セットに準じる形で、「Adobe-Japan 1-5」(20,317文字)を公開はしたものの、結局、フォントとしてはリリースしなかったと説明した。

同社は、この「Adobe-Japan 1-5」を飛び越えて、昨年12月に、23,058文字セット「Adobe-Japan1-6」に準じた「小塚明朝 Pr6N ファミリー」「小塚ゴシック Pr6N ファミリー」を「Adobe Font Folio 11」に含めた形で発売したと説明した。

これは、Windows Vistaのフォント、Mac OS X LeopardのヒラギノNフォントのグリフを含んでいるだけでなく、JIS X 0213:2004に完全対応するため、Adobe-Japan 1-5に足りない文字を追加し、同社として「Adobe-Japan1-6」に完全対応したフォントだと説明した。



同社は、Adobe-Japan1-6に準拠したフォントを「○○○Pr6N○○」という名称で統一し、今後は、JIS 2004基準のフォントのみをリリースして行くと説明した。なお、この名称については、他のフォントベンダーにも推称して行きたいと説明したが、具体的な計画などについては触れられなかった。


株式会社オープンエンド

Adobe InDesign CS3に対応したXML組版ツール「Open Publisher」をデモ展示していました。



このソフトウェアは、3月2日から無償配布するそうですが、Excelで作成したXMLファイルをOpen Publisherを使う事で自動組版を行う事が可能で、赤字修正部のDB戻しや、データベース組版と自由レイアウトの共存を保証するなどフリーソフト版としては十分すぎるほどの機能があるようです。

なお、Mac版ではWordー>XML変換機能は使えないそうですが、これは有償販売する段階では対応するとのことです。


EskoArtwork

ラベル、パッケージ、出版および商業印刷のニーズに応えるグラフィックアーツ業界向けプロフェッショナル・プリプレスソリューションのラベルおよびパッケージ製版用高機能エディター「ArtWorker(ArtPro)」をデモ展示 (Ver.8.5)していました。



すでに、Universal バイナリー化され、Mac OS X Leopardにも対応済とのことでした。


キヤノンシステムソリューションズ株式会社

現在、EDICOLOR 9.0は、Mac OS X Leopardでの動作保証はされておらず、また、Universal バイナリー化もされていないことについて質問したところ、現在開発中の次期バージョンでの対応となるとの説明がありました。


株式会社モリサワ

アドビ システム社の「Pr6N」に関して質問したところ、同社は、昨年の11月に、MORISAWA PASSPORTの第三回目のバージョンアップ「アップグレードキット3rd」で、Adobe-Japan1-6拡張文字セットを発表し、OpenTypeフォントを22書体提供していると説明していました。

また、アドビ システム社がJIS 2004版「Pr6N」しか提供していないのに対して、JIS 90版の「Pr6」も提供しているそうです。商業利用については、「モリサワフォントの商業利用に関して」で説明しているように、NewCIDフォント、OpenTypeフォント、MORISAWA PASSPORT製品を商業利用する場合、各フォントのユーザライセンス契約の範囲であれば、特別な契約およびそれに伴う使用許諾料を別途に必要とはしないそうです。ただ、映画のデジタル配信の場合は、サーバ用フォントライセンスを購入する必要がある場合があるでしょうとのことでした。

なお、同社では、学生向けに、プロの世界で定評のある高品質なフォントを30書体収録した「Student Pack BASIC」という製品を、使用期間1年間という期限付きで9,975円という破格値で販売を行っているそうです。(購入時に学生を示す身分証のコピーが必要)


株式会社フォントワークスジャパン

LETS会員向け2007年度の新書体として、映画字幕タイトルライター 佐藤英夫氏デザインの字幕書体「シネマフォント」を追加したことなどをアピールしていました。商用利用に関しては、LETS会員を継続している期間中であれば、別途申請などは必要ないとのことです。




ダイナコムウェア株式会社

2008年夏頃に発売予定の字幕フォント「DF きねたま」「DF コメタマ」「DF ばらきね」と、レトロ風書体「DF ロマン雪」「DF ロマン鵬欄」「DF ロマン輝」(書体名はいずれも仮名称)を参考展示していました。フォーマットはTrueTypeで、文字数はJIS第2水準となる予定だそうです。




商用利用に関して質問したところ、デジタルデータや映像等において画像として利用する場合など、許諾契約を結ぶ必要がある場合があるので「使用許諾権について」を参照して欲しいとのことでした。


リョービ株式会社

Adobe-Japan 1-3仕様のOpeType伝統書体として「花胡蝶」(宋朝体)「花蓮華」(楷書体)「花牡丹」(隷書体)を展示していました。また、書籍専用パックとして、1書体8フォント、欧文4書体20フォントをセットにした「本明朝ーBook」を発売する予定だと説明していました。この、書籍専用パックには、Adobe-Japan 1-5仕様のJIS 90版Pr5 (20,317文字)と、JIS 2004版Pr5N (20,325文字)のフォントが収録されているそうです。



商用利用に関しては、印刷業務の範囲内であれば問題ないが、ビデオ、DVDでの表示や、テレビ等でのテロップ表示等など、印刷業務以外の場合は、商用利用許諾契約を締結する必要がある場合があると説明していました。


大日本スクリーン製造株式会社

ヒラギノフォントに関する商用利用に関して質問したところ、同社は「デジタルコンテンツ用使用許諾」で、OpenType Creativeシリーズ Ver.7.1以降のOpenTypeフォントに限り、別途費用を必要とすることなく、映像・放送コンテンツにも使用可能な形となっていると説明していました。なお、同社は、他社のようなレンタルフォントシステムの提供は考えていないとのことでした。


セイコーエプソン株式会社

A2プラス幅ロール紙からA4カット紙まで高画質出力するプロフェッショナル向けRIP推奨モデル「PX-6550」をデモ展示していました。



新しく採用された「PX-P/K3 インクテクノロジー」について、質問したところ、大日本インキ化学工業株式会社の広色域インク「湧水」や、東洋インキ製造株式会社の広演色枚葉プロセスインキ「Kaleido」にひけをとらない印刷クオリティを実現していると説明していました。




日本ヒューレット・パッカード株式会社

従来のレーザー方式から、インクジェット方式に変わったビジネスプリンタ「HP CM8060 Color MFP」のデモ展示していました。

今年の5月に開催される世界4大国際印刷展示会の一つ「drupa 2008」は、インクジェット展示会と噂されるほど、レーザー方式から、インクジェット方式に変わった印刷機器製品が多く出品されるといわれていいるため、その先駆けとして同社が投入した製品は、会場で質問攻めにあっていました。



メリットとしては、熱問題が解消されている、静電気方式ではない、直接用紙に触れないことが特徴で、そのため、レーザー方式では使えなかった泊載せ用紙、薄い27g/m2用紙、凹凸面がある物といった様々な用紙への印刷が可能になったほか、レーザー方式で限界になりつつある印刷速度も、インクジェット方式では、それを何倍も超えられるだけの技術的な余裕があることなどを説明していました。


NECディスプレイソリューションズ株式会社

Adobe RGB比107%、NTSC比102%の広色度領域を実現、約400万画素となる2560×1600の広い作業領域を確保し、タテ形表示にすれば新聞紙ブランケット版の原稿を原寸サイズで表示できる、H-IPS方式ワイド液晶パネルを採用した29.8型液晶ディスプレイ「MultiSync LCD3090WQXi」をデモ展示していました。気になる市場価格ですが、30〜35万程度になりそうだとのことです。




日本アグフア・ゲバルト株式会社

Adobe PDF Print Engine (Ver.1.0.12)搭載JDF対応PDFベースデジタルワークフローソリューション「ApogeeX 4.0」をデモ展示していました。APPに加え、従来のCPSI (Ver.3.017)も搭載し、PS環境や過去データの再処理にも安全に対応できると説明していました。


株式会社地理情報開発

Adobe Illustratorのベクトルアートワークを切り抜く定番プラグイン「Clipper2」をデモ展示していました。要望の多かった配置された画像も同時に切り抜くことが可能になったことが特徴だと説明していました。



また、Illustratorの検索機能を強化する「PlugX-Search+」が、Illustrator CS2/CS3 日本語版に対応し、フォントやサイズ指定などによる検索、オブジェクトを「形」で検索出来るようになった「PlugX-Search+2」を参考展示していました。こちらは、3月10日に発売される予定だそうです。


株式会社ジャストシステム

日本語処理技術を活用した文章校正支援ツール「Just Right!3」を、InDesign上で利用することが可能な「Just Right!3 連携プラグイン for InDesign」を参考展示していました。



正規表現を用いた検索・置換が可能なのはもちろんのこと、JIS 2004で例示字形が変更された漢字のチェックなどが行えるそうです。ただ、Mac版の予定はないぞうで、会場にこられたお客の大半ががっかりして帰られるとのことでした。


コダック グラフィック コミュニケーションズ株式会社

プリプレス工程における面付け作業を効率化するPDFネイティブ対応、大貼り機能に対応した面付けソフトウェア「Preps Obari」をデモ展示していました。








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