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October 2000 MACお宝鑑定団 
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2000年10月23日に東京国際フォーラムで行われた、「TARGA ワールドのソリューション」に関するレポートページです。
TARGA ワールドソリューション

フォーカルポイントコンピュータ(株)主催の、TARGA ワールドのソルーションの様子をレポートします。協賛には、アップルコンピュータ(株)、(株)Too、ピナクルシステムズ(株)。

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米国アップルから、TARGA Cine、RT MAC等のソルーションの発表があったのは今年の4月。それ以降、世界各地で行われた各種展示会でデモ展示はあったものの、詳細については不明な点もありました。先日のWorld PC Expoでも、アップルブースでの展示を御覧になった方も多いと思います。そしてTARGA Cineがようやく国内でも発売することとなりました。

今回の会場レポートの前に、TARGAについて簡単に説明しましょう。みなさんがお使いのG4、iMac DVには、FireWireポートが標準装備され、iMovie等のアプリケーションを使ってのDV映像の編集も、かなり一般的なものとなりました。しかし、DV+FireWire以前のノンリニア編集の世界では映像入出力専用のボードが必要不可欠であり、その代表的なモノの筆頭がTARGAシリーズです。筆者も、かつてはIIci、IIcx等にNu Bus用のTARGA2000を積んでノンリニア編集をしていました。

すでに、Windows NT版のソルーションとしてはTARGA3000シリーズが発売になっていますが、マック版としてFinal Cut Proに最適化された形で発売されたものがTARGA Cineであります。

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まずは、米国ピナクルシステムズ社のLaurin Herr氏による「TARGAワールドについて語る」でスタート。とても流暢な日本語を話される方です。


Laurin Herr氏

Laurin Herr氏の説明をそのまま借りると、リニア・ノンリニアを含む今までの映像編集がストリームセントリックであったのに対し、TARGA3000/Cineはメモリーセントリックであり、これを実現しているのはTARGAシリーズとSGIだけだそうです。メモリーセントリック方式を採用することにより、システムは非常に柔軟性が高くなり、メモリーやバス速度の飛躍的な向上をバックボーンにTARGA3000/Cine等の高スペックの新しいソルーションを開発できるとのこと。また、メモリーセントリックということは、デジタイズされた情報は単なるデータとして処理できるため、処理速度が向上すれば、例えば複数のフレームを同時に処理できるようにもなります。


TARGA3000(上)とTARGA Cine(下)

TARGA3000/Cineは、基本的には同じエンジンであるHUB3(100Mpixel/sビデオプロセッサ)を搭載し、オンボードには128MBのSDRAMを装備。大きな違いは、TARGA3000にはFireWireポートとDSPチップを搭載しているのに対しTARGA Cineにはどちらも搭載されていないということ。当然、ボードそのものも違います。Laurin Herr氏による説明では、まず最初にTARGA3000があり、TARGA Cineは後にG4マック専用に設計されたものだそうです。すでにG4にはFireWireポートが実装済みであり、G4の力をもってすればDSPの搭載も不要であるとのこと。オンリーワンの設計であるためPCIクロックの問題もありません(TARGA3000に関してはWin版として発売されたため、PCIバスブリッジが必要)。


TARGA+G4のセットシステムとして販売される
G4の上に置かれているのがブレークアウトボックス

対応フォーマットは、NTSC/PAL、CCIR-601/ HD、 圧縮/非圧縮、4:3/16:9、YUB/RGBA、4:2: 2/4:4:4:4、インターレース/プログレッシブ・スキャン(HD・SDIはオプション)。入出力は2基のデジタルタイザーを介したブレークアウトボックス(BOB)を利用する。このBOBは270Mbitのデジタルデータ転送能力を持ち、オーディオ信号もインクルードしています。

現在のところ、TARGA Cineにはリアルタイムレンダリング機能は搭載されておらず、ここが残念なところである。非公式な発言ではあるものの、ファイナルカット用のプラグインで対応するかもという話も小耳に挟んでいます。TARGA3000(Win NT版)にできてTARGA Cineにできないというのは歯がゆい。今後に期待しよう。

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続いて(株)Tooの櫻井充氏によるTARGA3000のデモが行われました。先ほどから書いている通り、TARGA3000はWin NT用のソルーションであり、お宝的にはあまり深くは掘り下げる必要はないかも。

ただ、TARGA Cineと違い、各種圧縮・非圧縮データをリアルタイムでレンダリングできるというのは非常に大きな魅力と言えます。デモに於いても、5つのレイヤー(トラック)にまたがる映像をリアルタイムでNTSCモニターに出力する様子を目の当たりにしました。途中でエラーを起こして停まってしまったのは御愛嬌ですね。Cineと同じく、こちらもシステムソルーションとしての販売になっています。

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アップルからは、クリエイティブマーケットの永坂良太氏による今後のアップルの方針の説明、ファイナルカットプロ担当の古村秀幸氏によるファイナルカットプロのデモを披露しました。


アップルの永坂氏

各種展示会、講習会に参加された方にはお馴染みの、通称ダ・ビンチ映像によるデモでした。そろそろ新しいデモ映像を見たいと思うのは私だけ?


アップルの古村氏

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最後にフォーカルポイントコンピュータ社長の恩田フランシス英樹氏が登場。TARGAの歴史の話に始まり、TARGA Cineの販売方式、販売支援等を熱く語りました。


Final Cut Pro専用EZ Keyboardを紹介する恩田氏

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最後に質疑応答が行われ、出席者から数々の質問が飛び出しました。この質疑応答の内容は、上記のレポートの中に幾つか盛り込んであります。また、TARGA2000等のユーザーに対するアップグレードキャンペーン等も考えるとの恩田社長からの嬉しい発言もありました。

--総括--

非圧縮の映像は綺麗である。この一言で終わってしまう。素人目から見ても、DV映像よりはるかに綺麗だ。このTARGA Cineは、あくまで業務用であり、一般ユーザーが手を出そうとするのもではない、と言うことを付け加えておきたい。DVは3.6MB/sであるのに対し、非圧縮フォーマットでは21MB/sというデータレートになるのである。当然、大容量のRAID HDが必要となり、今回フォーカルから発売となるTARGA CineはApple PowerMac G4、NTSCモニター、EZ Keyboard、Final Cut Pro等とのセット販売のみである。システム全体の価格では一番下のセットでも定価は195万円であり、一般ユーザがおいそれと購入できるものではないのも事実。あくまでもプロシューマー用のものである。

惜しむらくは、リアルタイムレンダリングの問題である。DVフォーマットの編集であれば、近い将来アップルから発売されるであろうRT for Macで問題は解決されると思われる。今は、Pinnacle社に期待を寄せるのみである。





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