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2005年6月06日~6月10日の5日間サンフランシスコで開催されたWWDC 2005に関するページです。 |
関連 Link |
・WWDC 2005 keynote(Apple) |
発表資料 |
・アップル、2006年よりインテル製マイクロプロセッサを採用 |
Developer Transition Kit |
Appleが、Appleデベロッパーに貸し出される「Developer
Transition Kit」は、Power Mac G5の筐体に、コードネーム?「BARRACUDA」と名付けられたマザーボードが納められており、Pentium
4/3.6GHz、Intel i915G
チップセット、Intel GMA900オンボードGPUを使った
Mini ATX仕様で、メモリーは4スロットで、2枚刺しで1GB(内64MBがVRAMシェア)、拡張ポートは、GgaEthernet
x1、USB 2.0 x 2、FireWire 400 x1、AGP x1、PCI x2だそうです。仕様から推測して「Intel
Desktop Board D915GUX」と思われます。 |
基調講演レポート |
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Steve Jobs CEOが壇上に上がり「今日は、重要な日であり、いくつかの大きな発表がある」と述べた。
WWDC 2005は、過去10年でもっとも参加者が多いデベロッパー会議となり、中国やインドなどむ45カ国から3,800人以上参加していると説明し、開発者への説明を行うために、500人以上のAppleエンジニアがサンフランシスコに来ていると述べました。
次にiPodに関して説明し、Steve Jobs
CEOは「iPodは、アメリカにおいて大衆文化となりつつあり、ニューヨーカーの誰もが持っているとまで言われている。」と述べた。
また、iTunes Music Storeにおいては、4億3000万曲以上がダウンロードされたと説明し、5月の段階で、82%のマーケット・シェアを持っていると説明した。
そして、新しいiTunesの機能として、「Podcasting」機能を搭載すると説明し、iTunes
Music Storeにおけるpodcast関連の、有名なポッドキャスターAdam Curry's氏の名前をクリックし、デモを行った。
次に、コンピュータ業界において、Macintoshは四半期中に3倍も売れたコンピュータとなったと説明した。
そして、Mac OS X v10.4 "Tiger."に関して説明し「Mac
OS X v10.4 "Tiger."は、もっとも素晴らしいOS」だと述べ、発売されてから6週間が経過した今週末で、200万個目のMac
OS X v10.4 "Tiger."を出荷すると説明した。
現在、Mac OS Xユーザーの16%がMac
OS X v10.4 "Tiger."で、49%がMac OS X v10.3 "Panther"、25%がMac
OS X 10.2 "Jaguar"を使用しており、来年までには、ユーザーの半分以上がMac OS X
v10.4 "Tiger."に移行することを目指すと説明した。
Steve Jobs CEOは、次のOSの名前が「Leopard.」と呼ぶと発表し、2006年から2007年前半末までに出荷する予定だと説明した。Microsoft社が次期Windows
OS「Longhorn」をリリースすると言っているより、正確な発表だと述べた。
Steve Jobs CEOは、Appleの移行の歴史について説明し、第1の移行としてMotorola社の68000シリーズからPowerPCへと移行した。そして、第2の移行は、MacOS
9からMac OS Xに移行したことだと説明した。そして、ステージ上に「Intel」社のロゴが登場した。
Steve Jobs CEOは、PowerPCからIntelプロセッサーへの移行を行うつもりで、来年からIntelプロセッサを搭載したMacを順次発売してゆくと説明した。
どうして移行するのか?についてSteve Jobs
CEOは「我々の目標は、世界最高のパーソナルコンピュータを顧客に提供すること」であると述べ、2年前、私はココで3.0GHzを約束したが実現せず、多くの人々が望んでいるPowerBook
G5も提供することが出来ていない。と説明した。
Steve Jobs CEOは、我々の計画では、すでにIntelへの移行に関する大部分は終了していて、2007年までに完了するということであると述べ、Mac
OS Xは過去5年間にわたって、秘密の二重生活をを送っていた述べた。
Steve Jobs CEOは、インテル・ベースのシステムで全く機能しているダッシュボード装置、スポットライト、iCal、アップルのメール、サファリとiPhotoを示した。
このUniversal Binaryアプリケーションは、一つのバイナリーで2つのプロセッサ上で動作するアプリケーションであるため、1つのCDで出荷することが可能だと説明し、MacOS
9アプリケーションをMac OS X上で動作させるために、Carbon化したことよりも簡単に開発可能だと説明した。
そして、壇上にWolfram Research社の創設者である
Theo Gray氏が登場し、Macintosh in Intel上で動くMathematicaについてデモを交えて説明した。Theo
Gray氏は、100万行のコードのうち、20行のソースコードを修正しただけで、全てを終えるのに2時間もかからなかったと説明した。
Steve Jobs CEOは、これだけでは全ての移行が完了するわけではないと説明し、Intel上でPowerPCアプリケーションや古いアプリケーションを動かすことが出来る「Rosetta」と呼ぶ新技術を発表した。それは、Mac
OS X上で動作するClassicのようではなく、ユーザーからは、まったく見えない形で動作すると説明した。
そしてSteve Jobs CEOは、Mac
OS X v10.4 "Tiger." for Intel上で、Rosettaを通して、Office
2004 for Mac、Quicken 2005 for Macintosh、Photoshop CS 2などが動く様子をデモして見せた。
そして、ステージ上に、Microsoft社のRoz
Hoさんと、Adobe社のBruce Chizen CEOが登場し、今後、全てのアプリケーションをUniversal Binary化すると説明した。
Steve Jobs CEOは、デベロッパーのSelectとPremiumメンバーに対して、Pentium
4/3.6GHzを搭載したMacと、Mac OS X v10.4.1 for Intelが動作する開発移行キット「Developer
Transition Kit」を999ドルで提供すると発表した。
Paul Otellini氏は「私は、このステージでそのロゴを見るだろうと決して予想していない、多くの人々がい居ると思っています」と述べ、過去、AppleがIntel社に対して行ってきた比較広告を紹介しながら、両社の歴史について述べた。そして、Appleは、ハードウェアとソフトウェアのデザインにおいて革新的で伝説的な機能を備えており、我社との強さについては異なるが、相補的に働くだろうと説明した。
Steve Jobs CEOは「Appleは強い。Macは強い。そして、将来もさらに高まると確信している。」と述べ、「我々は大胆にも、最高のマシンを作るために第3への移行を開始する。我々は、将来を作る方法を持っています。」と述べた。
Steve Jobs CEOは、現在も最高のマシンを作り続けていて、多くのすばらしいPowerPC製品を発売した。しかし、我々はまた、Intelに基づくいくつかのMacを設計していて、我々が来年ここにいるとき、それらは市場に出ているだろうと述べた。
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事前会場レポート |
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街のポスターは、ほとんどiPodだけど、WWDC
2005のポスターも貼られている。
会場には、Spotlightをあしらったメッセージバナーが吊られていた。
立ち入り禁止の2階フロアに、黒い幕で覆われたバナーが吊るされているのが確認出来た。
今年の配布グッズは昨年と同じ物で、ウォーターボトルが追加されたのみ。 |
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