Beats by Dr. Dre、完全ワイヤレスイヤフォン「Powerbeats Pro」の拘りを聞く
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Beats by Dr. Dreが、メディア向けに完全ワイヤレスイヤフォン「Powerbeats Pro」の製品説明会を開催しました。
Beats by Dr. DreのプレジデントLuke Wood氏が製品について詳しく語ってくれました。
FCC(連邦通信委員会)認証された書類から、AirPods (2nd generation)と同じBluetooth 5.0仕様だと明らかになっています。
説明会で、2019年5月発売予定だったが、アメリカとカナダでのみ5月中に発売され、日本は2019年6月発売に延期されるとの説明がありました。
また、Powerbeats Pro ブラックが先行発売となり、アイボリー、モス、ネイビーは、その後順次発売する予定だそうです。
理由としては高い製品品質を求めるためとのことでした。
2年半前からゼロベースで開発されてきた同製品は、Powerbeats3 Wirelessイヤフォンなどが採用するポリマーナノコンポジット材を使用したティンパニックドライバではなく、異なる振動板素材を使用したピストニックドライバを採用しているそうです。
振動板全体が均一に振動することでサウンドの分解性能が向上し、継続利用時におけるドライバの劣化度も少ないそうです。
ヘッドユニットには、フロントチェンバー、バックチェンバーのために、レーザー加工による空気を逃がすベント穴が2つ空けられているそうです。
また、ヘッドユニットのノズルの向きを最適化することで、サウンドと快適な装着感の両立を実現しているそうです。
イヤーフックも再設計し、また、Appleの人間工学チームと共同でハウジングも新設計しているそうです。
Powerbeats3 Wirelessイヤフォンのイヤーフックに関するフィードバックも反映しているそうで、フィットネス系イヤフォンとして高い装着性能を持っています。
Fast Fuel機能により5分間の充電で約1時間半の連続再生が、15分間の充電で約4時間半の連続再生が可能だそうです。
充電ケースを使用すれば、最長24時間の連続再生が可能になります。
左、右、あるいは両方で、オーディオを自在にコントロール可能で、どちらのユニットでも同じ操作性が実現できるため、ユーザーの利便性がかなり高まるそうです。
Powerbeats Proは、片ユニットだけでも使用することが可能です。
上下にビームフォーミングマイクが搭載されていて、Powerbeats Proを使用した場合での高い通話性能を実現しているそうです。
なお、充電ケースはブラックのみで、ヘッドユニットのカラーと同じカラーの充電ケースとのセットではありません。
その理由として、製造期間を短縮するためだと説明していました。
連続通話時間は、充電ケースを併用することで最長36時間の連続通話が可能だそうです。
充電ケースはLightningケーブルを使用して充電を行う仕組みとなります。
現在のBeats by Dr. Dre製品は、microUSBケーブルとLightningケーブルを使用する製品が混在していますが、今後の製品はLightningケーブルによる充電仕様に統一される予定だそうです。
イヤーチップも拘りの4種類が同梱(1種類は本体装着済)されていて、大、中、小の非常に肌触りの良いシリコンイヤーチップに加えて、ツインブレード仕様のイヤーチップが含まれています。
これにより、使用者にあった高い装着感と遮音性を実現できると考えているそうです。
Apple H1チップ搭載により接続が簡単になっているだけでなく、完全ワイヤレスイヤフォンとして、トップクラスの最長9時間再生を実現していると説明しました。
なお、iOSデバイス以外で使用した場合でも、同様のバッテリー性能を実現しているそうです。
iOSの設定>BluetoothでPowerbeats Proの設定を確認したところ、AirPodsシリーズ同様に「自動耳検出」項目が表示されました。
マイクの自動検出、または左右指定も用意されています。
なお、AirPodsシリーズとは異なり、ボタンのアクション設定変更項目はありませんでした。
Apple MusicのPowerbeats Pro向けプレイリスト「Beats Power Workout」を再生して、少しだけですが試聴してみました。
サウンドの解像度感があり、各楽器パートの分解性能も高いと感じました。
眼鏡を掛けた状態でPowerbeats Proを装着してみました。
ノズル部分を耳に入れて、イヤーフックを後ろに回すようにして装着します。
これまで色々なイヤーフック型イヤフォンを試してみましたが、これほど装着感が快適な製品はないと感じました。