Beats by Dr. DreのApple H1ヘッドフォンチップ搭載ワイヤレスイヤフォン「Powerbeats」を試す
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Beats by Dr. Dreが販売を開始した、Apple H1ヘッドフォンチップ搭載ワイヤレスイヤフォン「Powerbeats」を試してみました。
耐汗・防沫仕様イヤフォンで、シンプルなデザインの丸型ケーブルを採用しています。
デュアルビームフォーミングマイクロフォン、動きを感知する加速度センサー、音声を感知する加速度センサーなどが搭載されています。
最長15時間の再生が可能で、Fast Fuel機能を搭載しているため、バッテリー残量が少なくなっても、5分の充電で最長1時間半の再生が可能です。
ホワイト、ブラック、レッドの3色がラインアップされています。
イヤーチップは4種類が同梱(1種類は本体装着済)されていて、大、中、小の非常に肌触りの良いシリコンイヤーチップに加えて、ツインブレード仕様のイヤーチップが含まれています。
ブラックカラーのUSB-A to Lightningケーブルが同梱されています。
オーディオ共有を使えば、2組のBeatsヘッドフォンまたはAirPodsを1台のiPhoneにペアリングして、友達と一緒に同じ曲やPodcast、映画を楽しめます。
複数のオンイヤーマイクがユーザーの声を認識して外部音を取り除きます。また、通信範囲の広いClass 1 Bluetoothを採用し、音の途切れを低減しています。
電話への応答、曲をスキップする、音量を調整するといった操作をイヤーバッドで直接行えるため、デバイスを使ってオーディオをコントロールする必要がありません。
Powerbeats ProのようにiOS側でコントローラー設定を変更することはできません。
Apple H1チップを搭載することで、iOSデバイスに「Hey Siri」と話しかけてハンズフリーコントロールを使ったり、「b」ボタンを押してさまざまなデバイスの音声機能を操作したりして、集中力を維持することができます。
PowerbeatsはAirPlay 2 を使ったオーディオのストリーミングに対応しています。
家中の複数のスピーカーで同じ音楽を再生することも、部屋ごとに別々の音楽を楽しむこともできます。
また、AirPlay 2 対応のスマートテレビにビデオをストリーミングするのも可能です。
Powerbeatsをダミーヘッドに装着してみました。
イヤーフックは曲げることで高さ調整することが可能です。
Appleの人間工学チームと共同で開発したハウジング形状やノズルの向きなどが最適化されていて、実際の装着感に対する満足度は高いと思います。
iOSのApple Music再生サウンドをPowerbeatsで再生してみました。
Powerbeats Proと比べて高音領域のブーストが抑えられている感じで、長時間再生に向いている感じです。
PowerbeatsとPowerbeats Proのファームウェアバージョンを確認したところ、どちらも「2C48」でした。
AirPods ProとAirPods (2nd generation)は「2C54」、AirPods (1st generation)は「6.8.8」のため、AirPodsとは異なるユニットシステムで、PowerbeatsとPowerbeats Proは同じシステムユニットを搭載していると考えられます。
トオンのiPhone用オーディオ測定アプリ「Audio Frequency Analyzer」を使用し、YouTubeにある「20Hz to 20kHz (Human Audio Spectrum)」を再生し、1/3オクターブ・スケールで対数表示してみました。
中低音域から中高音域までシャープに持ち上がり、余韻の領域である超高音域は、18kHz以上はカットされる感じです。