Beatsのロスレスオーディオ再生にも対応したワイヤレス・オンイヤーヘッドフォン「Beats Solo 4」を試す
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Beats by Dr. Dreが、2024年5月14日から発売開始されるオーバーイヤーヘッドフォンの次世代モデル「Beats Solo 4」をチェックしてみました。
2016年9月に発売されたApple W1チップ採用のワイヤレスヘッドフォン「Beats Solo3 Wireless」の後継モデルで、約7年8ヶ月ぶりとなります。
マットブラック、スレートブルー、クラウドピンクの3色がラインアップされています。
Beats Solo 4には、キャリングケース、USB-C - USB-C充電ケーブル、3.5 mm - 3.5 mmオーディオケーブル、製品マニュアル、Beats by Dr. Dreステッカーが同梱されています。
なお、Beats Solo3 Wirelessには、ケーブルにマイクが搭載された3.5mm RemoteTalkケーブルが付属していました。
ケースには半剛性の頑丈に織り込んだ生地が使用されています。
クリップやカラビナ用の輪が外側に縫い付けられています。
ケースの内側には、ポケットが2個あり、USB-Cケーブルや3.5mmケーブルといった小物を収納できます。
Beats Solo 4はBeats Solo3 Wirelessと比べて、基本的なデザインは変わっていませんが、Beats Studio Proと同様に、つや消しの金属ヒンジ、ボディー色と合わせた色のスライダー、ヘッドバンド内側の目立たない「Designed in Los Angeles」メッセージなど洗練されています。
また、イヤークッションが新しい「UltraPlushデザイン」となり、柔らかく、しなやかな形状記憶フォームを使用し、一日中装着しても軽くソフトな着け心地と耐久性を実現しています。
なお、側圧がややきつめのため、2時間ほど装着すると耳が痛くなりました。
Beats Solo 4は、独自に設計された40mmトランスデューサー(小型スピーカー)を採用し、Beats Solo3 Wirelessと比較して高周波応答が改善されています。
Beats Solo 4には、アクティブノイズキャンセリング (ANC)、外音取り込み機能、マルチポイント切り替えなどが搭載されていません。
また、ヘッドフォンを外した場合に自動一時停止や、自動電源オンなども搭載されていません。
Beats Solo 4は、Beats Solo3 Wireless同様にバッテリーを使用しないパススルーヘッドフォン使用も可能です。
また、内蔵の高品質DAC(デジタル/アナログコンバータ)を介したUSB-Cオーディオもサポートし、最大24ビット/48kHzのサンプリングレートで、高音質、ロスレスオーディオフォーマットを再生することも可能です。
Beats Solo 4をUSB-Cケーブルを使用して、iPadのUSB-Cポートに接続した場合、コントロールセンターから「USB - Beats Solo 4」と認識されます。
バッテリー連続再生時間は、Beats Solo3 Wirelessの最大40時間よりも長い最大50時間となっています。
Beats Solo3 WirelessはApple W1チップを搭載していましたが、Beats Solo 4は、Beats独自のプラットフォーム(第2世代)を搭載しています。
Beats Solo 4をダミーヘッドに装着してみました。
左側イヤーカップの「b」ボタンを使用して、再生/一時停止の操作、トラックのスキップ、通話の操作、音声アシスタントの起動ができます。
通話コントロールとして「b」ボタンを1回押して通話に出る/通話を終了。2回押して消音/消音解除、または通話を終了ができます。
「b」ボタンの上下にあるボタンで音量を調節します。
右イヤーカップの小さなボタンを押して、ヘッドフォンの電源のオン/オフを切り替えます。
iPhone 15 ProにBeats Solo 4をペアリングしてみました。
内蔵ジャイロスコープと加速度センサーを利用し、空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングが利用可能です。
また、パーソナライズされた空間オーディオも利用可能です。
Beats Solo 4は、Beats Solo3 WirelessのアナログマイクからデジタルビームフォーミングMEMSマイクに変わり、さまざまな環境での音声通話に関しての品質が向上しています。
また、バックグラウンドの轟音や風と戦いながら、声をターゲットにできるノイズ学習アルゴリズムが追加されています。
イヤーカップは12度まで傾く構造となっています。
Beats Solo 4は、内蔵の高品質DAC(デジタル/アナログコンバータ)を介したUSB-Cオーディオもサポートし、最大24ビット/48kHzのサンプリングレートで、高音質、ロスレスオーディオフォーマットを再生することも可能です。
Beats Solo 4をUSB-Cケーブルを使用して、iPhone 15 ProのUSB-Cポートに接続した場合、コントロールセンターから「USB - Beats Solo 4」と認識されます。
Beats Solo 4をUSB-Cケーブルを使用してiPhone、iPad、Macで使用する場合、Apple MusicやApple Music Classicalの「ロスレスオーディオ」(ALAC(最大24ビット /48 kHz))再生が可能です。
設定>ミュージック>オーディオの品質で「ロスレス」を選択します。
ロスレス再生は、Bluetooth接続時は有効になりません。
Google Pixel 8aに、Beatsのロスレスオーディオ再生にも対応したワイヤレス・オンイヤーヘッドフォン「Beats Solo 4」を接続してみました。
Androidアプリ「Beats」をインストールし、ペアリングを開始すると、iPhoneで表示されるのに似たモーダルウィンドウが表示されます。
ワンタッチペアリングで利用できます。
Beats Solo 4をUSB-Cケーブルを使用してMacと接続し、Audio MIDI 設定で「USB - Beats Studio Pro」をチェックしてみました。
2 ch/最大24ビット/48kHzのサンプリングレートの出力デバイスとして選択可能でした。
マイクは、1 ch/最大16ビット/48kHzのサンプリングレートの入力デバイスとして選択可能でした。
トオンのiPhone用オーディオ測定アプリ「Audio Frequency Analyzer」を使用し、YouTubeにある「周波数テストトーン 1kHz. Sweep 20Hz - 20kHz」を再生し、1/3オクターブ・スケールで対数表示してみました。
Bluetooth接続の場合、中音域から高音域まで持ち上がり、超高音域では若干下がることから、中高音域に注力したミュージック向けの設定となっているようです。
USB-C接続の場合、Bluetooth接続と音特製の差はありませんが、10デジベルほど上昇します。
つまり音の大きさは10倍大きくなります。
USB接続の方がサウンド劣化が起きにくいため、より解像間のあるサウンドが楽しめます。
協力:Apple