教育

デジタル庁、GIGAスクール構想第2期「GIGAスクール 自治体ピッチ第2弾」を開催(iPad仕様基準の変更と1台当たり補助金5.5万円)

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GIGAスクール 自治体ピッチ第2弾

GIGAスクール 自治体ピッチ第2弾

デジタル庁教育DXサービスマップ実証事務局が、2024年4月18日,19日にGIGAスクール構想第2期を見据えた学習者用コンピュータ1人1台端末の整備・更新に当たり、OSベンダー、端末メーカー、通信事業者等が都道府県・市町村教育委員会に対してプレゼンテーションを行う「GIGAスクール 自治体ピッチ第2弾」を開催しました。

GIGAスクール構想第2期は令和6年度(2024年度)から令和10年度(2028年度)の期間を範囲とし、文部科学省公立学校情報機器整備事業の補助基準額内(1台当たり55,000円)を満たし、補助対象となる要素のみで構成された「基本パッケージ」や、先進自治体での実績のある端末の周辺機器や通信等の補助対象外となる要素を含めた「応用パッケージ」、学校現場において児童生徒・教職員が使用し、学習の効率化・高度化や指導内容の充実等に資する1人1台端末に導入可能な学習ツール「EdTechツール」に関する提案が行われました。

現在、公開されているのは、オンラインプレゼン組のみとなっていますが、5月中に追加掲載が行われる予定となっています。

前回のGIGAスクール構想における補助基準額は1台当たり45,000円でしたので、今回10,000円増額されていることが分かります。


学習者用コンピュータ最低スペック基準:iPad

学習者用コンピュータ最低スペック基準:iPad

国は2023年度の補正予算において2661億円の拠出を決め、2024年度(令和6年度)から2年間で端末の約7割を更新する計画で、文部科学省は、2024年4月17日に「学習者用コンピュータ最低スペック基準」を更新しています。

2020年度(令和2年度)の「GIGAスクール構想の実現 標準仕様書」と比較して、Microsoft Windows端末、Google Chromebook、iPadのいずれかという部分は変わっていませんが、Microsoft Windows端末はWindows 10 ProからWindows 11 Pro/Educationに変わり、メモリが4GBから8GBへとアップし、タッチペン対応、USB PD対応などの条件が追加されています。

Google Chromebook端末は、ディスプレイサイズが9~14 インチから10~14 インチに変わり、タッチペン対応、USB PD対応などの条件が追加されています。

iPadに関しては、ストレージサイズが32GBから64GBへとアップし、ディスプレイサイズが10.2~12.9 インチから10~14インチへと範囲が拡げられています。

iPad(第9世代)が採用範囲となりそうですが、外部接続端子の仕様として、以前は「Lightning コネクタ又は、USB Type-C コネクタ×1以上」だったのが「Lightningコネクタ又はUSB2.0以上の規格であってUSB Type-C PD(Power Delivery)に対応したポートを1つ以上有していること」という仕様に変更されています。

今回、iPadの仕様基準として、以前は「Bluetooth 接続でない日本語JISキーボード」だったのが「ハードウェアキーボード及びタッチペン」に変わり、必ず有線接続キーボードである必要がなくなっています。また、調達コストの削減のため英語キーボードでも良いことになりました。

また「LTE通信に対応していること」の記載も無くなりました。

タッチペンについては、2024年度から本格的な導入を予定しているデジタル教科書、質・量ともに充実してきているデジタル教材、写真や画像データへの書き込み、数式の記述等で必要な付属品であり、学校における具体的な使用場面を勘案して仕様を選択する事が必須となりました。


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