第16回 教育 総合展(EDIX)東京:Apple「学びを次のレベルへ:Appleと進める、次世代の教育」講演
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2025年4月23日〜25日の期間、東京ビッグサイトにて開催されている「第16回 教育 総合展(EDIX)東京」において、4月24日にAppleのワールドワイド教育プロダクトマーケティング担当Jennifer Marshall氏による講演「学びを次のレベルへ:Appleと進める、次世代の教育」が開催されました。
英語講師として宮城県の利府町に赴任後、20年以上に渡り、世界各国の初等教育から高等教育までのマーケティングに携わった方です。
今日の教育現場においては、全世界的に「学生の学習機会の減少」、「教師不足とならないようにするための教師の確保」、「デジタルスキルの取得」などが課題とされていますが、これらの課題の解決は簡単なものでは無く、道のりは長いものとなります。この課題を解決するために助けてくれるのが指導と学習のために設計されたツールであり、それこそが Apple が開発、提供している様々な製品群となります。
Apple はテクノロジーを理解しており、また教育への取り組みは創業以来の長い経験を持ちます。これらの経験から公平性を保ちつつ、教育機会を生む、教室の中でも外でも使えるツールを数多く開発しています。
まず、誰でも公平に教育機会が得られるように Apple 製品には、視線で操作するトラッキング機能、声で操作できる音声コントロール、タッチスクリーンの操作方法をカスタマイズできるAssistiveTouchなどのアクセシビリティに関する数多くの機能が標準で組み込まれています。
これらの機能を備えることも有り、特別支援教育におけるAppleシェアは68%にもなっています。
日本における教育機関での利用のために文字の縦書きなどに標準で対応しており、GIGAスクール構想での導入を経た今日における通常学級におけるシェア率は 28%。これはメーカー別としては日本トップのシェアとなっています。
このようなハードウェアを更に活用するために、Appleは様々なプログラムも準備しています。
学校の授業に意欲的に取り組めているかという質問に対して、ポジティブな回答は 46% にしか過ぎないという回答があります。また、テクノロジーは知識の概念理解や定着に有効だという調査結果が有ります。Apple 製品を利用している教育機関は全国の平均よりも高い利用率を誇り、これは「学習意欲の向上」に付与していると言えます。
また、学習は学校で行われる授業だけでなく、将来の生活に繋がるスキルの取得など様々な場面で、生涯を通じて行われるものです。創造的思考や分析的思考などの社会で必要とされるスキル取得をサポートするアプリやサービスを Apple は提供しています。一例として「Swift Playground」を用いることで授業での学びをコードに起こし、アプリとして動作させることで実社会で役立つことを体験できます。これはChallenge Based Learning (CBL) の1つの姿であり、これによって学習が継続される率が50%以上アップしたという報告もあります。
これらのテクノロジーを教える教員向けのプロフェッショナルラーニングとしては、「Apple Education Community」を用意しており、Learning Center と Forum で様々な事例を学習した後に、Apple Teacher で学習を深め、更には Apple Learning Coach によるアドバイスなども提供します。
認定トレーナーとして「Apple Professional Learning スペシャリスト」と「Apple Professional Learning プロバイダー」も有るので、興味ある方は調べて欲しいとのことでした、
これらの教育に掛かるコストが無尽蔵に増加されることは許されません。
GIGAスクール構想の開始時に、故障率は利用端末台数の 15%と想定されていました。しかし、Apple製品は物理的な耐久性に優れていることもあって故障率は遥かに低く、これは新潟市教育委員会のデータでも裏付けられました。故障率が低いために維持コストが想定よりも低減し、その予算で別のプロジェクトを実施することも可能になります。
また、Apple製品は継続的なOSアップデートが提供されるので長期に渡って利用できます。利用後でも端末価値は低下し辛いので、リプレースの際などに有利となります。一例としてiPadの場合には利用開始から2年後での 20%の価値を維持すると試算されています。
またApple製品の場合は、Microsoft 365 や Google Workspace などのこれまで利用していたツールを そのまま利用できることも強みです。端末の乗り換えに伴って、利用するサービス、ツールまで乗り換える必要はありません。
さて、更に先の教育についてです。
今日社会においては「機械学習とAI」が人が圧倒されかねない勢いで成長しています。
この人工知能と機械学習に対して、Apple は「Apple Intelligence」を提供し、日本語のサポートも開始しました。
実はキーボードの入力の癖を学習してミスタイプを低減させるなどの気付きにくい部分にも導入が進んでおり、人知れずに快適な操作をサポートして来ました。
この開発を更に進めるために、Apple は「パワフル」「直感的」「シームレス」「パーソナル」「プライバシー」をテーマにしています。
「作文ツール」はどのアプリケーションからも利用でき、文章の作成を支援します。
Image Playgroundなどの画像生成では、単語でイメージを生成することができるので教材などに入れるイラストを好みに合うように生成させて、コミュニケーションを豊かにできます。
文字起こしを用いれば、録音した会話から文字を起こし、更には要約まで生成することが出来ます。
これらのパワフルなAIを、Apple は基本的にマシンの中で動作するモデルにて実行します。もしマシンの処理能力が足りない場合にはAppleが用意した「プライベートクラウドコンピューティング」で処理させることも出来ますが、そこで処理される内容は プラットホームを用意したAppleでさえ見ることは出来ません。このプライバシーを守る仕組みについては研究者が検証できる体制も整えており、常に安全性が確認されています。
このようにApple は AI においても「プライバシーとセキュリティ」を最優先に、開発と導入を進めています。
日本は、AIを活用している教育機関は63%、AIに肯定的な教育機関の管理職は91%にもなっており、これは世界的に見ると非常に高い数値となっています。
AIを学習に使う日本の高校生の割合は 41%にもなっており、これらの要求に応えられるように能力を高め、使いやすくするために開発を続けて行くので期待して欲しいとして講演は終了しました。
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