AppleのS10 SiPチップを搭載した「Apple Watch Series 10」をチェック
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Appleが発表した新型Apple Watch「Apple Watch Series 10」をチェックしてみました。
64ビットデュアルコアプロセッサ「S10 SiP」、第2世代の超広帯域チップ、64GBストレージを搭載しています。
42mmモデルは縦42 mm、横36 mm、厚さ9.7 mm、46mmモデルは縦46 mm、横39 mm、厚さ9.7 mmで、サイズが縦横1mm大きくなり、厚さは1mm薄くなっています。
Apple Watch Series 10は、アルミニウムケースに「ジェットブラック」カラーモデルがラインアップされています。
このジェットブラックは、2016年9月に発表された「iPhone 7・iPhone 7 Plus」で採用されたカラー仕上げで、酸化皮膜処理と研磨といった革新的な9ステップを経て、均一な光沢フィニッシュを実現していました。
Apple Watch Series 10のアルミニウムケース/ジェットブラックは、30段階もの酸化皮膜処理を経て、深く、艶のある美しいブラック仕上げとなっています。
Apple Watch Series 10は、WR50の泳げる耐水性能、防塵のための「IP6X」(粉塵も内部に入らない程度の耐塵性能を持つことを示す保護等級)認定を取得しています。
Ion-Xガラスディスプレイ(アルミニウムケース)またはサファイアクリスタルディスプレイ(チタニウムケース)を継続採用しています。
筐体が僅かに大きくなり、薄くなったApple Watch Series 10は、アルミニウムケースの場合Apple Watch Series 9よりも最大10%、チタニウムケースの場合Apple Watch Series 9のステンレススチールよりも約20%軽量化されています。
外枠は、Apple Watch Series 9が 1.7 mmだったのに対して、Apple Watch Series 10はわずか1.27 mmとなります。
LTPO OLED常時表示Retinaディスプレイは、Apple Watch Series 9と同じ最大2,000ニトの輝度で変わりませんが、42mmが374 x 446ピクセル、46mmが416 x 496ピクセルとなり、46mmモデルはApple Watch Ultra 2の410 x 502ピクセルより大きな表示領域を持っています。
暗い部屋や早朝の場合、近くにいる人の邪魔にならないように、ディスプレイの明るさをわずか1ニトまで下げる性能も継続採用されています。
Apple Watch Series 10は、オーディオを内蔵スピーカーで再生できるようになっています。
電話と同様に、Apple Music、Apple Podcast、Apple Books、他社製アプリなど様々なアプリでApple Watchからオーディオを聴くことができます。
Apple Watchのスピーカーをオーディオ出力先とするには、サイドボタンを押してコントロールセンターを開きます。
AirPlayボタンをタップしてから、Apple Watchのスピーカーを選択します。
なお、Apple Watchのスピーカーでのメディア再生は、10分間のオーディオ再生で、バッテリー駆動時間を1時間減らします。
また、Apple Watchの充電中は、スピーカーでのメディア再生はできません。
S10 SiPチップは、56億トランジスタを搭載し、2 Core/2 Thread/1.8GHzのS9 SiPと比較して、Apple Watch Series 10を薄型化するためにデザイン変更されたチップで、パフォーマンス、電力効率、インテリジェンスを考慮して設計されています。
Neural Engineも4コア仕様で変更はありません。
Apple Watch用ブラウザアプリ「µBrowser」を使用し「Speedometer 2.1」によるブラウザベンチマークテストを行ってみました。
Apple Watch Series 10のS10 SiPチップベンチマーク結果は「41.4」でした。
Apple Watch Series 10のS10 SiPチップは、Apple Watch Series 9のS9 SiPチップと比較して「1.05倍」で、性能的に同等だと分かります。
Apple Watch Series 10は、水中や水際でのアクティビティに最適で、泳げる耐水性能のデザインに50メートルの耐水性能、自動ストローク検知、ラップ計測を搭載しています。
新しい水深計アプリは水深6メートルまで計測することができ、シュノーケリングや浅い潜水、プールや湖、海で遊ぶ場合に最適です。
水中で簡単に読み取れるように非常に見やすく時刻、現在の水深、水温、水中にいる時間、最大深度を表示し、Apple Watchを水中に入れるとすぐに起動するオプションもあります。
さらに、新しい水温センサーにより、Apple Watchを水中に入れると水温が計測されます。
Apple Watch Series 10を装着して就寝すると、睡眠中の呼吸の乱れを記録できるため、中等度から重度の睡眠時無呼吸の兆候を検出するアルゴリズムで使用できます。
毎日、前夜の呼吸の乱れについて「高い」または「高くない」の評価を受け取ります。
30日間で、呼吸の乱れを「高い」と評価されることが増えた場合は、睡眠時無呼吸の可能性があるという通知が届きます。
この通知では、睡眠時無呼吸がいつ発生した可能性があるかが分かり、医療機関に相談するためのPDFにアクセスできます。
なお、Apple Watchは医療機器ではなく、睡眠時無呼吸の診断、治療、監視のための医師への相談に取って代わることを意図したものではありません。
また、睡眠時無呼吸の通知は、すでに睡眠時無呼吸と診断された方や、18歳未満の方による使用は意図されていません。
これまでApple Watch Ultraシリーズのみで利用可能だったパーソナルダイビングコンピューターアプリ「Oceanic+」が、Apple Watch Series 10で利用可能になりました。
シュノーケリング向けの新しい機能が追加され、Huish Outdoorsとのパートナーシップで開発されたこのアプリでは、人気がある近場のシュノーケリングスポットを簡単に見つけたり、シュノーケリングコミュニティから提供される情報を表示したり、シュノーケリング中に水深や水温などを一目で確認したりすることができます。
フラックス文字盤は、タイポグラフィと、色や動きを組み合わせて、時間の経過を表します。
秒がカウントアップされるにつれて色が下から画面全体に表示され、分が変わると、数字が新しい形に変化します。
Apple Watch Series 10では、秒ごとに画面を色で埋め尽くす大胆なグラフィックデザインを採用しています。
リフレクション文字盤は、光の相互作用とメタリック調の模様をデジタルで新たに表現したものです。
ダイヤル上で3Dのアニメーション表示されているシリンダーは、リアルタイムで光に反応します。
Apple Watch Series 10では、秒針の動きもリアルタイムに表示されます。
Apple Watch Series 10には「Apple Watch磁気高速充電 - USB-Cケーブル(1 m)」(Model A2515)が同梱されています。
最大ワイヤレス出力は5W(5V/1A)仕様となります。
Apple Watch Series 10のメタル背面には、より大きくより効率的な充電コイルが組み込まれ、Apple Watch史上最も高速な充電を実現しています。
Apple Watch磁気高速充電 - USB-Cケーブルは変わっていませんが、15分の充電で最大8時間の通常使用が可能となり、8分の充電で最大8時間の睡眠を記録することができます。
Apple Watch Series 9では、約45分で80%までバッテリーを充電できましたが、Apple Watch Series 10では、より高速な充電により約30分で80%までバッテリーを充電できます。
Apple Watch Series 10のラグの溝はディスプレイ面に対して36.5度の角度を向いています。
Apple Watch Series 9のラグの溝はディスプレイ面に対して31度の角度を向いています。
ケースの縦幅とラグ溝の角度による違いで、ソロループなどを使用する場合の装着感が変わってくると思います。