ManfrottoのiPad Airシリーズに対応したワークフロー・マネジメント・プロセッサ「DIGITAL DIRECTOR」をチェック
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Manfrottoの「DIGITAL DIRECTOR」(以下MDD)は、キヤノン、ニコンの中・上位一眼レフの撮影を専用のハードウエアを介して接続したiPad Airから、iPadアプリ「Digital Director」モニタリングし、絞りやフォーカスを含む様々なパラメータをiPad Air上で操作できるユニークな製品です。
専門誌である「ビデオSALON8月号」(7/18発売)でレポートを書いていますが、そのレポートにあたりMacお宝鑑定団の協力を得ました。
お礼代わりにというのも僭越ですが、ビデオSALON誌では文字数の関係で書けなかった部分をこちらで。
ない、基本レビューは申し訳ありませんがビデオSALON誌をご参照ください。
MDDはディレクターズモニターとしての側面と、リモートコントローラーとしての側面があります。それぞれ他社で既存の同種製品があるものの、その両面を兼ね備え、Retina解像度の精緻なビューアと、その画面を直接タッチして操作できるAF、WiFiではないUSBワイヤード接続による確実で安定した操作性とレスポンスは、他の類似製品にはないアドバンテージを感じます。
(ただしタッチAFはREC前には非常に便利ですが、REC中は実用になりません>ビデオレポート参照)
また、オプションのフリクションアーム使用時のマウント自由度は素晴らしい(同じマンフロット社の対応三脚だとベストだが、他社製の脚でも使える)が、屋外撮影時に太陽光がはいると見にくい(これはどんな製品でも同じだけど)ので、ボール紙でフードを自作するかオプションで純正フードを出して欲しいところ。
ホワイトバランスも操作できますが、ホワイトバランスはEOSプリセットではなく色温度を設定するスタイル。
撮影済み画像はiPadに転送し、レーティングや補正加工が可能ですが、当然ながらそれをオリジナルファイルに適用する機能はありません。また、動画ファイルはサムネイル画像としてキャプチャされるだけで、動画の再生は出来ません。これは致し方ないところですが、これが出来れば用途は更に広がったであろうだけに残念です。
なお、MDDにはiPad Air用の「MVDDA13」とiPad Air 2用の「MVDDA14」(こちらは発売が8月)とありますが、厚みが1.4mm違うIPad AirとiPad Air 2に最適化したホルダー部の仕様の違いのみで、機能差はありません。
<文&写真:斎賀 和彦@mono-logue>