ラディウスのLightningコネクタ接続イヤホン「HP-NHL11」を試す
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ラディウスのLightningコネクタでiPhone等のiOS端末に直接接続し、24bit/48kHzまでのハイレゾ音源を高音質で再生することができるデジタルイヤホン「HP-NHL11」を試してみました。
同社は、春のヘッドフォン祭2014において、Lightning接続対応DACヘッドフォンアンプなどを発表し、Lightningオーディオ系で多くの開発ノウハウを持つメーカーです。
ダイナミックドライバーのボイスコイルから漏れる磁束をマグネットの反発磁力によって閉じ込め、磁束密度を高めることで「感度」「音質」が向上する「High-MFD構造」を採用したハイレゾ対応イヤホン「HP-NHR11」をベースに、LightningコネクタとDAC アンプ内蔵のリモコンを追加した製品です。
ダイナミック型構造で、ドライバーユニットはφ13.0mm設計が採用されています。
イヤホン部の背面に穴け、音域の再現性を高めるバスポート構造を実現することにより、振動板の動作が最適化され、芯のあるしっかりとした重低音を鳴らしてくれます。
ハウジングは、金属とプラスチック素材が採用されていて、デザイン性も高いと思います。
付属するイヤピースは4種類のサイズが用意されています。
自分の耳にピッタリのサイズを選ぶ事が出来ます。
iPhone 6s PlusのLightningコネクタに接続してみました。
なお、この状態で3.5 mmヘッドフォンジャックにヘッドフォンを接続すると、アナログ出力の方が優先されます。
Lightningコネクタは、通常のLightningコネクタよりも大きいため、ケースによっては接続出来ない可能性があります。
3ボタン式多機能リモートコントローラーは一般的に左ユニットケーブル上にありますが、HP-NHL11の場合は、ケーブル分岐点にあるため操作がしやすいです。
Lightningコネクタは直立でL字型ではないため、胸ポケットなどに入れて使用する場合は、本体を逆さにして収納する必要があります。
ディープマウントイヤーピースは、耳のより奥でフィットする形状が新開発され、安定した装着感を得られます。
また、イヤーピースの装着位置を2段階で調節でき、音の調整ができます。
iPhone 6s Plusに接続し、Apple MusicのBeats 1 Radioを聞いてました。
Apple EarPods with Remote and Micと比較して、かなり中域から低域が持ち上がり、立体感が格段に高まります。
DACによるボリューム増強は少ないようなので、自然体で聞きやすいと思います。
ミュージックAppでは、16bit/48kHzまでの音源しか取り込めず、iTunes Musicの楽曲は、16bit/44.1kHzで配信されているため、HP-NHL11性能を活かしきれません。
iPhone/iPad用ハイレゾ再生対応 音楽プレイヤーアプリ「NePLAYER Lite」を使用することで、最大32bit/384kHzのハイレゾ音源の再生が可能です。
なお、HP-NHL11のDACは24bit/48kHzまでの対応となり、それに合わせたサンプリングレートで出力されます。
トオンのiPhone用オーディオ測定アプリ「Audio Frequency Analyzer」を使用し、YouTubeにある「20Hz to 20kHz (Human Audio Spectrum)」を再生し、1/3オクターブ・スケールで対数表示してみました。
楽器の最低音域がブーストされ、音に重量感が加わえることで臨場感を増し、高音と呼ばれる音を強調することで、余韻が綺麗に表現されるようになります。