MSソリューションズが販売するガラスフィルムに匹敵する高い硬度と、PETフィルムのような柔らかな性質をあわせ持つ、PETとポリカーボネートを使用した新素材を採用した、次世代の画面保護フィルム「LEPLUS iPhone X 「PTEC」 9H 3Dフィルム ブラック/高光沢」を試してみました。

透明度の高い新素材を採用し、同社の画面保護ガラスフィルム「GLASS PREMIUM FILMシリーズ」の透明度（約91%）を上回る透明度「約93%」を実現しているそうです。

表面の擦れ傷の耐傷性が高く、フィルム周囲への衝撃時に発生する「角割れ」や平面部分への衝撃にも強い特性をもち合わせているそうです。

PET+PCの強化基材の厚さは0.33mmで、底面にシリコン糊、上面に硬度9Hのコーティング材、指紋防止処理がされ、全体の厚みは約0.53mmあります。

フィルムを曲げてみると、柔軟に曲がることが分かります。

同梱品として、清浄布、埃除去シール、クロスが付属しています。

iPhone X用保護フィルム 各社貼り付けキットを試すで紹介した「パッケージ一体型貼り付けキット」は残念ながら付属していません。

iPhone Xはとても貼り辛く、2.5D型はさらに難易度が上がります。

TrueDepthカメラ側をフィルムの裏側から見てみると、PCフレームとガラスを組み合わせた2.5Dフィルムとは異なり、PET+PCの強化基材に塗装を施した仕様のため、PCフレーム型フィルムよりも0.02mmほど薄くなっているようです。

PET+PCの強化基材は、ガラスよりも端を曲げやすいためか、ガラスよりも価格を抑えることが可能になっていると考えられます。

iPhone Xに貼ってみたところ、やはり目視で正確に貼るのは難しく、端が2.5D処理されているため、少しのずれによる歪みによって空気が抜けない状況になってしまいます。

これは、LEPLUS PTEC REVOLUTION FILM for iPhone Xだけではなく、2.5Dタイプの保護フィルム全般に言えることでもあります。

2.5D型保護フィルムの場合、iPhone Xの端までカバーするため、その端の滑らか処理がしっかり施されている必要があります。

特にiPhone Xは、下から上にスワイプすることが多いため、端の滑らか処理が足りないと毎回指に当たってしまいます。

LEPLUS PTEC REVOLUTION FILM for iPhone Xは、その端の滑らか処理が弱いです。

ガラス保護フィルムとLEPLUS PTEC REVOLUTION FILM for iPhone Xを比較した場合、文字入力などの反応感度が鈍くなります。

iPhone Xは、感圧センサーに形成した配線パターンの抵抗値の変化を見る「抵抗方式」を採用しており、PET+PCの強化基材によって影響が出ている可能性があります。

iPhone 8/8 Plusなどの静電容量方式では問題ないかもしれません。