AppleのHey Siriに対応した完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods (2nd generation)」を試す
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Appleが発売を開始した、新しいApple H1ヘッドフォンチップを採用した完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods (2nd generation)」を試してみました。
今回試したのは、AirPods with Wireless Charging Caseになります。
この他に、AirPods with Charging Caseも販売されています。
パッケージには、AirPods (2nd generation) with Wireless Charging Case本体に加え、本体を収納しているトレイの下側にApple Lightning - USBケーブルが収納されています。
iOS 12.2以降、watchOS 5.2以降、macOS 10.14.4以降がインストールされたApple製品で使用できます。
AirPods with Wireless Charging Caseのステータスランプは、AirPods (1st generation)とは異なり、充電ケースの外側に装備されています。
これは、Wireless Charging Case for AirPodsも同様です。
最大連続通話時間は1時間増えて最大3時間となっています。最大再生時間は5時間で前と同じです。
AirPods with Wireless Charging Caseは、Qiワイヤレス充電に対応しているため、Qiワイヤレス充電台やQiワイヤレス充電機能を搭載したモバイルバッテリーなどに置くだけで本体への充電が可能です。
充電ケースの併用の場合、24時間以上の再生時間、最大11時間の連続通話時間だったのが、24時間以上の再生時間、最大18時間の連続通話時間に性能が向上しています。
ヘッドユニットの形状はAirPods (1st generation)と同じで、ドライバーユニットも同じものが採用されているようです。
H1ヘッドフォンチップを採用したことで、Hey Siriに対応し、使うデバイスの切り替えは最大2倍高速になり、電話の通話への接続は1.5倍高速になっています。
また、ゲームでのレイテンシが最大30パーセント低減しています。
AirPods (1st generation)とAirPods (2nd generation)を比べてみました。
ステータスランプのある場所が違うことの他に、フタのヒンジ部分の材質がステンレス素材からアルミ素材に変更されているようです。
AirPods with Charging Caseもフタのヒンジ部分は、アルミ素材に変更されています。
AirPods (1st generation)とAirPods (2nd generation)では設定ボタンの位置が異なり、AirPods (2nd generation)の方が中央寄りに移動しています。
AirPodsケースを使用する場合、この設定ボタン穴が空いてるケースの場合だと押し辛くなる可能性がありそうです。
底面にあるLightning充電ポートの位置は同じです。
AirPods (1st generation)とAirPods (2nd generation)で、フタを開いてから、iPhone XS上にAirPods と充電ケースの充電状況が表示されまでの時間を計測したところ、AirPods (1st generation)の場合「約2.3秒」だったのが、AirPods (2nd generation)の場合だと「約1.5秒」と早くなっていました。
AirPods (1st generation)とAirPods (2nd generation)をiPhoneに接続して設定できる項目を比べてみたところ同じでした。
なお、AirPods (1st generation)のファームウェア表記が番号だったのに対して、AirPods (2nd generation)ではビルド表記になっています。
AirPods (2nd generation)とiPhone XSを接続した状態で「Hey Siri」と言うと、iPhone XSの画面にSiriが表示されます。
その音声入力欄にBluetoothアイコンが表示され、音声入力を行うマイクとしてAirPods (2nd generation)が選択されていました。
AirPods (1st generation)の場合だとこれは表示されません。
AirPods with Wireless Charging Caseのヘッドユニットを、片方だけAirPods (1st generation)のヘッドユニットに入れ替えた場合どうなるのか試してみました。
通常表示されるAirPods と充電ケースの充電状況ではなく「AirPodsの世代の不一致」が表示され、どちらのユニットが何世代なのかを教えてくれます。
一緒に動作しないとあり、世代混在での使用はできないことがわかります。
また、この表示は自動で消えず、Xボタンをタップしないと消せないようになっています。
AirPods (1st generation)の充電ケースに、AirPods (2nd generation)のユニット両方を入れた場合どうなるか試してみたところ、AirPods (2nd generation)として認識されました。
従来の充電ケースもワイヤレス充電ケースも、入れるヘッドユニットが同世代であれば使用することは可能だと分りました。
トオンのiPhone用オーディオ測定アプリ「Audio Frequency Analyzer」を使用し、YouTubeにある「20Hz to 20kHz (Human Audio Spectrum)」を再生し、1/3オクターブ・スケールで対数表示してみました。
中高音域から高音域までが持ち上がり、ボーカル、打楽器音の歯切れの良さにチューニングされている特性は同じですが、AirPods (2nd generation)は15dBほど音量が大きくなっています。