あらゆる自動車で簡単にCarPlayが利用可能になるスマートディスプレイ「Coral Vision」を試す
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Orient Development Enterpriseが、スマートディスプレイ「Coral Vision」を販売していたので試してみました。
CarPlay、Android Auto、MirrorLinkに対応したタッチスクリーン式7インチTFT液晶ディスプレイを搭載した製品です。
2019年11月に開催された世界最大の自動車パーツ見本市「SEMA Show 2019」で発表された製品で、台湾では2020年2月から発売が開始されていました。
taiwantrade.com経由で購入可能で「Coral Vision CarPlay Plus A」(約24,000円)と、ワイヤレスCarPlay対応モデル「Coral Vision CarPlay Wireless A」(約34,000円)の2種類のモデルが販売されています。
FEDEX発送でも送料無料ですが、日本への発送の場合は、JPY/PayPal支払のみとなります。
だいたい購入から3日〜7日で届きます。
Coral Visionに付属するアーム式吸盤マウントを使用して、トヨタ・ヴィッツのダッシュボードにCoral Visionを設置してみました。
アーム式吸盤マウントの吸着性能を高めるために、3M製強力テープが付属した透明丸形プラスチックパネルを設置すると固定性能がアップします。
電源はシガーソケットを使用します。
付属するDC12Vシガーソケット電源アダプタをシガーソケットに接続し、DCコネクタをCoral Visionに接続します。
最大入力は12Wとなり、自動車エンジンのオン/オフと連動動作可能です。
Coral VisionのUSB-AポートにLightningケーブルを接続し、iPhoneをLightningケーブル接続します。
Coral Visionのディスプレイ上にある「CarPlay」アイコンをタップします。
同時に最大2AのiPhoneへの充電が行えます。
Coral Visionを設置したトヨタ・ヴィッツで、CarPlayが利用可能になりました。
元の2DINユニットを交換することなく利用することが可能なため、レンタカーやカーシェアを利用する場合や、かなり古い車種の場合でも、オリジナルの状態を保ったまま最新システムが使えるようになります。
CarPlayが利用になったことで、AppleマップやGoogleマップ、Yahoo!地図などがCarPlay表示モードで利用可能になります。
iOS 13から、独立したアプリケーションビューが採用されたことで、iPhone上で開いているアプリと、CarPlayのスクリーン上で開いているアプリに影響しなくなりました。
同乗者がiPhone上で曲を選んでいる時も、ドライバーはマップを見ていられます。
Coral Visionで表示したCarPlayのポッドキャストアプリで、backspace.fmを再生してみました。
本体には出力3WのHi-Fiスピーカーが内蔵されていますが、必ずしも良い音ではありません。
3.5mmオーディオ出力ポートを装備しているので、自動車に装備されているオーディオユニットにAUX端子があれば、それを経由してサウンド再生した方が良いです。
Coral Visionには、FMトランスミッター機能が搭載されていて、自動車のFMラジオ機能を利用して、Coral Visionのサウンドを再生することができます。
なお、ワイヤレスCarPlayやFMトランスミッター機能を利用する場合は、総務省の「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」などに申請し、180日以内の短期間の実験・試験・調査となります。
Coral Visionにはハンズフリー用マイクが搭載されています。
CarPlayで使用する場合、Coral Visionの内蔵マイクと内蔵スピーカーを利用したハンズフリー通話が可能です。
また、Clubhouseなどを利用する場合も、Coral Visionのハンズフリー機能が利用できます。
Coral Visionには、microSDカードスロットが装備されていて、microSDカードに、MP3、AAC、OGG、FLAGなどのオーディオファイル、MOV、MP4、AVI、FLVなどの動画ファイル、JPEGなどの画像ファイルを入れ、Coral Visionで表示したり再生したりすることができます。
サポートされるmicroSDカードは最大32GBとなります。
車載ナビゲーションユニットの場合、通常ヘッドライトと連動し、画面が夜間走行に適したナイトモードに自動切り替えが行われますが、Coral Visionの場合は、日の入り/日の出時間などを予め設定して切り替える簡易的なナイトモードが搭載されています。
この場合、高速道路でのナイトモード切り替えは発動しませんが、画面上部の電源アイコンをタップすることで、一時的に画面表示をオフにすることが出来ます。
Coral Visionは、設定で日本語表示を選択できます。
また、右ハンドル、左ハンドル設定、iPhoneをCarPlay接続した場合の自動接続設定、ワイヤレスCarPlay設定(対応したCoral Visionモデルのみ)などの設定も行えます。
CarPlayシステムからiPhoneの接続を解除して車から離れると、駐車中車両マーカーが「マップ」にドロップされるため、車を停めた場所を簡単に見つけることができます。
車を見つけるには、検索カードの「Siriからの提案」の下にある「駐車中車両」を選択します。
駐車した場所をオフにするには、「設定」 >「マップ」と選択して、「駐車した場所を表示」をオフにします。