AppleのH2チップを搭載した完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro (第2世代)」をチェック
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Appleが発売を開始したアクティブノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro (第2世代)」をチェックしました。
新しいH2チップのパワーにより、AirPods Proはアクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードの大幅なアップグレードなど、画期的なオーディオパフォーマンスを実現し、これまで以上に没入感あふれる空間オーディオを体験するための独自の方法も提供します。
前世代と比べてノイズキャンセリング性能が最大2倍になっています。
MagSafe充電ケース(Lightning)のモデルナンバーは「A2931」、ヘッドユニットのモデルナンバーは「A2698/A2699」となっています。
AirPods Pro (第2世代)のヘッドユニットは、AirPods Pro (第1世代)と比較して、ステム部にあるデュアルビームフォーミングマイクロフォンの位置は変わっていません、
AirPods Pro (第1世代)では、ユニット内側にあり、耳甲介を向いていた内向きのマイクが、AirPods Pro (第2世代)では、ユニット上部に移動し、対耳輪下脚当たりにあるのが分かります。
この内向きのマイクの変更により、声を一段と正確に認識してクリアに再現するようになり、ノイズキャンセリング性能の向上に繋がっていると考えられます。
AirPods Pro (第1世代)は、ユニット下部と耳甲介を向いていた内向きのマイク横に光学センサーが装備されていましたが、AirPods Pro (第2世代)では、耳甲介を向く位置にAirPods (第3世代)から採用された肌検出センサーが装備されています。
肌検出センサーによって、人間の肌に含まれる波長を正確に検出することで、耳とそれ以外の場所を識別する精度が向上しています。
AirPods Pro (第2世代)は、ステムにあるタッチコントロール機能として、従来の感圧センサーを押して操作するのに加えて、音量の調節機能として「上下にスワイプ」が加わっています。
音楽の再生と一時停止、電話への応答と通話の終了は1回押します。
アクティブノイズキャンセリングと適応型環境音除去の切り替えは長押しするだけです。
新開発されたAirPods Pro (第2世代)専用の高偏位Appleドライバ、AirPods Pro (第2世代)専用のハイダイナミックレンジアンプなどが搭載されています。
ドライバユニットが収納されている部分の外形は、AirPods Pro (第1世代)が、長さ11.23mm、幅7.06mm、高さ0.5mmだったのに対して、AirPods Pro (第2世代)は、長さ11.09mm、幅7.6mm、高さ1mmに変更されています。
ノイズキャンセル・外部音取り込み中でもアダプティブEQが動くようになっていて、密閉度とかが変わったとしても同じ音がするように適応します。
AirPods Pro (第2世代)MagSafe充電ケースは「正確な場所を見つける」機能により、U1を搭載したiPhoneのユーザーは、方向のガイドを確認しながら充電ケースを見つけられます。
AirPods Pro (第2世代)MagSafe充電ケースは、底面に内蔵スピーカーが装備され、より大きな音を出せるため、見つけるのがさらに簡単になります。
AirPods Pro (第2世代)MagSafe充電ケースは、MagSafe充電器、Qi規格の充電マット、Lightningケーブルに加え、Apple Watch充電器でも充電できるようになりました。
充電ケースは便利なストラップループが装備され、耐汗耐水性能を備えています。
この金属製ストラップループはU1チップのアンテナも兼ねています。
AirPods Pro (第2世代)は、高さ45.2 mm、幅60.6 mm、厚さ21.7 mm、重量50.8 gで、AirPods Pro (第1世代)と比較して、高さ/幅/厚さは、同じで、僅かですが重さが0.2g軽くなっています。
なお、AirPods Pro (第1世代)充電ケースにAirPods Pro (第2世代)のヘッドユニットを入れると「違います」といった感じのピロンという音がして、赤く光ります。
AirPods Pro(第2世代)用イヤーチップは、内側のメッシュ構造が新しくなっていて、これまでの「S、M、L」に加えて「XS」サイズが追加されています。
なお、Apple Storeの交換イヤーチップの説明では、AirPods Pro(第2世代)用イヤーチップは、AirPods Pro(第2世代)のみに対応し、AirPods Pro(第1世代)には対応していませんとありますすが、一応装着は可能です。
ただ、装着感が甘くなる感じです。
AirPods Pro (第2世代)で、騒がしい場所で話を聞き取る場合に便利な機能「ライブリスニング」を使用してみました。
従来よりも、特定の状況下(騒音の多い環境での会話など)で音が聞こえやすくなった気がします。
AirPods Pro (第2世代)の設定に新しく「適応型環境音除去」が追加されています。
これをオンにすると、外部音取り込みモード時に、毎秒4万8000回の処理によって、通過するクルマのサイレンや、工事の音、さらにはコンサートでの大音量スピーカーなどのノイズを自動的に選択して抑えられるようになります。
また、AirPods Pro (第2世代)設定には「充電ケースのサウンドエフェクトを有効にする」が追加されています。
デフォルトでオンになっていて「探す」アプリから「サウンドを再生」を選択すると、充電ケースに新しく設けられたスピーカーからチャイムが鳴り、音を頼りに探すことができます。
AirPods Pro (第2世代)は、設定>アクセシビリティ>AirPodsとBeats>AirPods Pro (第2世代)を選択すると、画面下に「音量コントロール」項目が追加されています。
ステムのタッチセンサーをスワイプした場合の、スワイプとスワイプの待ち時間を調整することが出来るようになっています。
AirPods Pro (第2世代)は、探すアプリから、従来のヘッドユニットを探せるだけでなく、AirPods Pro (第2世代)用MagSafe充電ケース単体も探せるようになっています。
MagSafe充電ケースには「Apple U1 チップ」が搭載されているため、精度高く探せます。
これまで、ケースを無くしてしまった方には朗報だと思います。
執筆:大石結花