Appleが、WWDC2011において、新しいクラウドサービス「iCloud」を無料（5GB）で、秋に提供すると発表しています。

MobileMeを全て新しく書き直し、カンレンダーなどの変更情報は、全てクラウドに保存され、それが各デバイスに転送され共有することが出来ます。

また、App Storeで購入したアプリや、楽曲、電子書籍をiCloud購入すると、他のデバイスでも自動更新されます。

バックアップも、iCloud上に１日一回バックアップが行われ、新しいデバイスから復元することが可能になります。

アプリで作成したドキュメントもiCloudに自動保存され、それらを開いて編集することが出来ます。

また、iOSデバイスから、最新の写真1,000枚まで、Macと他のPCからは制限なく写真を、WiFi経由でアップロードすることができ、30日間まで保存出来る「Photo Stream」機能

iTunesで購入した楽曲を同期するこや、iCloud上にある楽曲を再ダウンロードでき、10台まで認証可能な「iTunes in the Cloud」（iOS 4.3でも利用可能）

CDから読み込んだ楽曲と、iTunesにある楽曲とマッチング検索を行い、iCloudで利用可能にする「iTunes Match」を、24.99ドルで年間契約で提供するそうです。なお、この機能は、アメリカのみとなります。

デベロッパーには「iCloud Storage APIs」を公開し、iOSだけでなく、Macや他のPCでも利用可能になるそうです。

なお、Appleから購入した音楽、App、書籍の保存に使われるスペースおよびPhoto Streamに必要とされるスペースは、この5GBのストレージ容量には含まれません。