Appleが、シンガポールにおける新たな事業拡大を発表し、2億5,000万ドル以上を投じてAng Mo Kioのキャンパスを拡張する計画を発表しています。

この新たな拡張は、雇用創出と地域社会との深いつながりを育んできたAppleの40年以上にわたる活動の最新のマイルストーンであり、AIやその他の重要な機能における成長と新たな役割のためのスペースを提供するとしています。

Appleは1981年、Apple IIに特化した72人の従業員とともにシンガポールに最初の施設を開設し、以来、会社のあらゆる部分に貢献する3,600人以上のチームを抱えるまでに成長したそうです。

現在、シンガポールはこの地域におけるAppleの中心的なオペレーションセンターとして、ソフトウェア、ハードウェア、サービス、サポートの重要な役割を担う拠点となっています。また、活気あふれるApple Storeが3店舗あります。

Tim Cook CEOは「シンガポールはまさに唯一無二の場所であり、クリエイター、学習者、夢想家が集うこのダイナミックなコミュニティとのつながりを築いてきたことを誇りに思います。Appleは、成長するキャンパスとともに、この地で新たな歴史を刻みます。私たちのシンガポールのチームは、お客様の生活を豊かにする上で重要な役割を担ってきました。"私たちは、今後さらに何十年にもわたるイノベーションを待ちきれません。」と述べています。

シンガポール全体で、Appleは直接雇用、サプライチェーン、iOSアプリケーションエコノミーを通じて6万人以上の雇用を支えていて、教育機関、企業、団体と協力し、テクノロジーとイノベーションを活用して明るい世界を築いているそうです。

2022年に取得した2棟のビルは、Appleの既存オフィスに隣接しており、大規模なアップグレードを行い、今回の増設は、2019年以降ハードウェア・テクノロジー・センターのスペースを50%拡大するなど、Appleが過去10年にわたって施設や最先端のラボのアップグレードに投資してきたことを受けたものだそうです。

Appleの他の施設と同様、拡張されたキャンパスは100%再生可能エネルギーで運営され、完成後は、LEEDゴールド認証の取得を目指しているそうです。

Appleは2015年にシンガポールで初めてクリーンエネルギー・ソリューションを契約し、800の屋根にソーラーパネルを設置しています。