Apple、サードパーティ製のiOS開発ツールを使ったアプリ開発制限を緩和すると発表
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Appleが、開発者から多くのフィードバックを得た結果として、iOS Developer Program License Agreementのセクション3.3.1、3.3.2と3.3.9を改訂し、iOSアプリ開発に利用する開発ツールに関する全ての制限を緩和すると発表しています。
開発ツールとその結果として、アプリケーションが、いかなるコードもダウンロードしないことが条件となっていて、必要なセキュリティを維持しながら、デベロッパーに柔軟性を与えることに繋がると説明しています。
大きな変更点は、SECTION 3.3.1:APIs and Functionalityにあった「アプリケーションはiPhone OSやWebKitで実行可能なObjective-C/C/C++あるいはJavaScriptで必ず記述されなければならない。また、これら言語で記述されたコードのみがコンパイルによって規定のAPI群へのアクセスを許可される(中間言語の使用や中間レイヤーを用いるツールの利用も禁止)」という文章が削除されています。
Applications must be originally written in Objective-C, C, C++, or JavaScript as executed by the iPhone OS WebKit engine, and only code written in C, C++, and Objective-C may compile and directly link against the Documented APIs (e.g., Applications that link to Documented APIs through an intermediary translation or compatibility layer or tool are prohibited).
また、Appleが、デベロッパーに対して、どのように審査を行っているかについて説明した「App Store Review Guidelines」を公開しています。
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