Foster + Partnersが、約40年間停止していたロンドンの発電所で、現在は総合商業施設として活用されているバタシー発電所にオープンした「Apple Battersea」は、工場で建築物の主要部分を製造の技法で製作し、単位ユニット(Unit)を現場に運搬して短期間内に設置締め切りする建築システム「モジュール建築」（プレハブ）によって建築されたと紹介しています。

このシステムは、エネルギー効率の高い置換換気方式を採用しており、空調された空気を通路の底部から供給することで、スタッフや来店客に快適な環境を提供しています。

独自に設計された天井は、金属への依存を最小限に抑えるため、生物由来の音響バッフルボードでできていて、バイオ樹脂のテラゾー床材は、化学樹脂の必要性を減らすため、バイオポリマーで作られているそうです。

これらの対策により、店舗運営時のエネルギー消費と建設時の具体化エネルギーの両方が削減され、Apple Batterseaは100％再生可能エネルギーで運営されており、他のApple Storeと同様、カーボンニュートラルだそうです。

なお、同時にイギリスの新しいAppleオフィスも完成したと紹介しています。

設計を担当したFoster + Partnersは、プレハブの無垢材のアベニューは、新しいシステムの不可欠な部分です。これらのモジュール式スペースは、ユニバーサルフレームワーク内で、テーマのあるアベニューベイとカウンターベースのサービスに対応するように設計されています。

店舗の寿命を延ばし、大幅な介入なしにカーボンフットプリントを削減するために、新しいシステムは将来のニーズに合わせて簡単に変更、修理、再組み立てできます。また、このシステムにより、石油化学製品や炭素集約型材料の使用も削減されます。独自に設計された天井は、生体由来の音響バッフルで作られており、金属への依存を最小限に抑えています。一方、バイオ樹脂テラゾの床はバイオポリマーで作られており、化学樹脂の必要性が低減されています。これらの対策により、店舗の運用エネルギー消費と建設に要するエネルギーの両方が削減されます。Apple Battersea は、すべての Apple 小売店と同様に、100 パーセント再生可能エネルギーで稼働し、カーボン ニュートラルです。

と説明しています。