Apple、Siriのプライバシー保護機能を強化すると発表
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Appleが、Siriのプライバシー保護機能を強化すると発表しています。
グレーディングを停止する前は、Siriへの頼みごとの音声の小さなサンプル(0.2%未満)とコンピュータが生成した書き起こしを見直して、Siriがどれだけうまく答えているかを計測し、Siriの信頼性を改善してきたと説明しています。
これまでのやり方を再検討した結果、Appleの理想とするやり方ではなかったことに気がつき、そのことについて謝罪しています。
この秋、もう少ししてから、ソフトウェアアップデートがユーザーにリリースされたころに再開する予定だが、初期設定としては、AppleはSiriがユーザーと行なったやり取りの音声録音を今後は保持せず、Siriの改善のためにコンピュータが生成した書き起こしを使用すると説明しています。
ユーザーは自らのリクエストの音声サンプルから学習することでSiriが改善することを許可することができるようになり、ユーザーが改善プログラムに参加することを選んだ場合、Siriとのやり取りの音声サンプルを聞くことができるのはAppleの従業員だけとなるそうです。
また、意図せずSiriを呼び出してしまったと判断された音声録音は削除するとしています。
この問題は、The Guardianによって指摘され、Appleは直ちにグレーディングを停止しています。
指摘の中で、グレーディング作業を請負業者が聞いていた事、Apple Watchなどが偶発的にSiriを起動して回りの音を最大30秒間録音し、そのデーターがたまたまグレーディング処理している人が聞いてしまい、会話の内容が判断できてしまったという内部告発を暗に認め、再検討することになったと考えられます。
Appleは、iOSでは、Siriがアクセスするデータの詳細、それにプロセスの中で私たちがどのようにあなたの情報を守るかについて「設定>Siri と検索>”Siriに頼む”とプライバシーについて」からわかるようになっていると説明しています。