Appleが発売を開始した「Apple Lightning - USB 3カメラアダプタ」を試してみました。

これまでの「Lightning - USBカメラアダプタ」とは異なり、Lightningコネクタ接続による補助電源機能が追加されたことで、電力不足で認識出来なかった、Ethernetアダプタ、オーディオ/MIDIインターフェイス、コンパクトフラッシュ、SD、microSD用のカードリーダーといったUSB対応周辺機器が使用出来るようになります。

Lightning - USB 3カメラアダプタは、これまでのLightning - USBカメラアダプタ同様に、デジタルカメラとUSBケーブル接続することで、写真の読み込みが可能です。

なお、iPad Pro (12.9-inch)と接続する場合、USB 3の転送速度で読み込みが可能です。

iPad Air 2にLightning - USB 3カメラアダプタを接続し、USBポートにUSB2.0カードリーダー「ADR-MSDU2W」を接続してみました。

Lightningケーブルによる補助電源が無い場合、従来と同じく消費電力が大きいためデバイスを使用できませんのアラートが表示され、使用することが出来ません。

Lightning - USB 3カメラアダプタにLightning - USBケーブルとApple 12W USB電源アダプタを接続するとアラートが消えて利用可能になります。

これにより、従来使用出来なかったカードリーダーが使えるようになり、microSDカード、メモリースティック、コンパクトフラッシュなどからの写真や動画取り込みが可能になります。

なお、Apple 12W USB電源アダプタではなく、iPhoneやiPad miniに付属する「Apple 5W USB電源アダプタ」を使用した場合、消費電力が足りないとのアラートが表示されます。

これは、iPadへの給電に加え、USB接続機器への給電を行う必要があり、5Wの電源出力では足りないためと考えられます。

Appleの製品情報には、互換性としてiPadシリーズしか記載がありませんが、iOS 9.3以降がインストールされたiPhoneでも同様に使用することが可能です。

Lightning - USB 3カメラアダプタに補助電源を付け「Apple Keyboard (テンキー付き - JIS)」を接続してみました。

これまで消費電力不足で使えなかったテンキー付きApple Keyboardが使用可能になりました。

iOS 9.3以降がインストールされたiPhoneでも、Lightning - USB 3カメラアダプタに補助電源を付けて、Apple Keyboard (テンキー付き - JIS)を接続してみたところ使用することが出来ました。

Lightning - USB 3カメラアダプタに補助電源を付け、USBポートに「Apple USB Ethernet アダプタ」を接続し、有線LAN接続してみました。

iPad Air 2のWi-Fiをオフにしてもインターネット接続が可能でした。

ホテルなどのWi-Fi電波が弱い場合、この有線LAN接続することで、快適なインターネット環境を得ることが出来ます。

iOS 9.3以降がインストールされたiPhoneでも、Lightning - USB 3カメラアダプタに補助電源を付け、USBポートにApple USB Ethernet アダプタを接続し、有線LAN接続してみました。

iPhoneのWi-Fiをオフにしてもインターネット接続が可能でした。

Lightning - USBカメラアダプタでは、電力不足で認識出来るUSBフラッシュメモリの容量に制限がありましたが、Lightning - USB 3カメラアダプタに補助電源を付けることで、大容量のUSBフラッシュメモリも接続が可能になりました。

10W以上の出力を持ったUSB充電機器が必要になりますが、これまで以上に接続出来る周辺機器が増えると思います。

撮影協力：ベースキャンプ名古屋