iPad Pro (12.9-inch)シリーズ、iPad Pro (10.5-inch)は、Apple 29W USB-C電源アダプタを使用した場合、最も高速充電が可能
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Appleが、サポート情報「iPhone、iPad、iPod で iPad の電源アダプタを使う」を更新し、iPad Pro (12.9-inch)、iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation)、iPad Pro (10.5-inch)は、USB-C - Lightningケーブルを使用することで、Apple 29W USB-C電源アダプタ、Apple 61W USB-C電源アダプタ、Apple 87W USB-C電源アダプタなどを使用する場合、高速充電機能を活かすことが可能だと説明しています。
iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation)、iPad Pro (10.5-inch)の一般>認証には「5.1V/2.1A(10W)」「5.2V/2.4A(12W)」「14.5V/2A(29W)」の記載があり、USB-PD/29W充電に対応していることがわかります。
AppleのUSB-C電源アダプタは、アダプタ毎にUSB PD充電の対応仕様が異なるため、ルートアールのUSB-C対応電力チェッカー「RT-TC2VASV」を使用して電力(W)を計測してみました。
Apple 29W USB-C電源アダプタの場合「14.4V/2.03A」でしたので約29W充電が出来ていることが分かります。
Apple 29W USB-C電源アダプタのUSB PD仕様は「14.5V/2.0A(29W)」となっており、この場合「14.5V/2A(29W)」で充電出来ていると考えられます。
Apple 61W USB-C電源アダプタの場合「8.85V/1.94A」でしたので約18W充電が出来ていることが分かります。
Apple 61W USB-C電源アダプタのUSB PD仕様は「20.3V/3A(60W)」「9V/3A(27W)」となっており、今回は、USB Power Delivery 3.0 パワールールから推測して「9V/2A(18W)」で充電出来ていると考えられます。
Apple 87W USB-C電源アダプタの場合「8.82V/1.97A」でしたので約18W充電が出来ていることが分かります。
Apple 87W USB-C電源アダプタのUSB PD仕様は「20.2V/4.3A(86W)」「9V/3A(27W)」となっており、今回は、USB Power Delivery 3.0 パワールールから推測して「9V/2A(18W)」で充電出来ていると考えられます。
USB-C 電源アダプタの高速充電に対応していないiPad Pro (9.7-inch)に、Apple 29W USB-C電源アダプタを使用した場合「5.03V/2.32A」で約12W充電が出来ていることが分かります。
やはり、同梱されているApple 12W USB電源アダプタと変わらない結果でした。
今回の検証結果から、iPad Pro (12.9-inch)、iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation)、iPad Pro (10.5-inch)をApple USB-C電源アダプタを使用して高速充電する場合、Apple 29W USB-C電源アダプタが最も速く充電出来ることが分かりました。
サードパーティ製USB PD対応電源アダプタ、ポータブルバッテリーを使用する場合も「14.5V/2.0A(29W)」対応なのかを確認した方が良さそうです。
検証:Macお宝鑑定団 江東支部