iOS 9:細かな機能変更のまとめ
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iOS 9の細かな機能変更点をまとめてみました。
設定項目に「バッテリー」が追加され、システムやアプリごとのバッテリー使用時間が表示されるようになっています。
時計アイコンをタップすると、各項目ごとの使用時間が表示されます。
また、最後のフル充電後の経過時間として「使用時間」「スタンバイ」の累計経過時間も表示出来るようになっています。
iPhoneの場合のみ、バッテリーに「低電力モード」が追加されています。
iOS 9がインストールされたiPhoneの場合、バッテリー残量が10%〜20%程度まで低下すると、低電力モードにするかのポップアップメニューが表示されます。
低電力モードをオンにすると、メールの取得、Appのバックグラウンド更新、自動ダウンロード、一部のビジュアルエフェクトが削除されるかオフになります。
また、プロセッサ性能も低下し、通常と比べて40〜50%程度性能が落ちます。
これによりバッテリー寿命は1時以上間長くなります。
通知の表示が、これまでのアプリ単位だったのが、到着順に表示されるようになりました。
元のアプリ単位に戻したい場合は、設定>通知にある「Appごとにまとめる」をオンにします。
設定に検索ウィンドウが追加されています。
設定の検索は、OS Xでは標準機能でしたが、iOSでは、iOS 9から利用可能になっています。
通知で検索すると、通知に関する各設定項目が表示されます。
設定の深い場所にある場合、分からないことがありましたが、この検索を利用することで設定項目が分かりやすくなったと思います。
Touch IDを有効にしたiPhoneとiPad上で使えるパスコードが、これまでの4桁から6桁に変更されます。
1万通りの組み合わせが100万通りに増えるため、よりセキュリティが高まります。
設定>Touch IDとパスコード>パスコードを設定から、従来の4桁の数字コードに戻すことも可能です。
また、iOS 8で簡単なパスコードをオフにした場合、任意のパスコード設定が可能でしたが、iOS 9では「カスタムの英数字コード」と「カスタムの数字コード」の2通りのカスタムパスコードが設定出来るようになっています。
写真のアルバムで、FaceTimeカメラで撮影した写真は「セルフィー」フォルダに、スクリーンショット写真は「スクリーンショット」フォルダに分かれて保存されるようになっています。
カメラロールには従来通り全ての写真が保存されるため、セルフィーフォルダとスクリーンショットフォルダ仕分けは、スマートフォルダ機能だと考えられます。
写真で選択画面を表示し、画面上にあるサムネイルをスワイプすると、スワイプした写真が複数選択されるようになっています。
また、アクションオプションで「Hide」をタップすると、選択された写真が、モーメント、コレクション、年別に表示されなくなります。
写真で、写真を表示中の下側にサムネイルビューが表示されるようになっています。
サムネイルビューは高速でスクロールし、多くの写真の中から写真を探すのが容易になりました。
また一覧表示に戻る場合、左上の<ボタンから戻るに加えて、画面を下にスワイプすることでも戻ることが可能となっています。
(参照:iOS 9:新しい検索サービスに進化したSpotlight検索に、サイトが対応しているかチェックする方法)
設定>写真とカメラ>カメラ>ビデオ撮影で、これまで60fpsでビデオ撮影のオン/オフしかありませんでしたが、iOS 9では「720p HD/30 fps」(60MB/分)と「1080p HD/30 fps」(130MB/分)、「1080p HD at 60fps」(200MB/分)、「4K at 30fps」(375MB/分)(端末による)と録画解像度が選択出来るようになっています。
また、スローモーション撮影が可能な端末の場合「720p HD/120 fps」(230MB/分)、「720p HD/240 fps」(300MB/分)の解像度が選択可能となっています。
写真で、バーストのうちお気に入りの写真だけをフォトストリームにアップロードすることが出来るようになりました。
設定>iCloud>写真で「バーストの写真をアップロード」をオンにします。(デフォルトはオフ)
iOS 9からiCloud Driveをホーム画面に表示することが可能になりました。
これまでiCloud for Webからでしかアクセス出来ませんでしたが、システムからアクセスすることが可能になりました。
iCloud Driveをホーム画面から消すには、設定>iCloud>iCloud Drive>で「ホーム画面に表示」をオフにします。
ホーム画面から消しても、iCloud Driveそのものをオフにしなければ、共有利用可能です。
通知で、アプリごとに通知をまとめることが出来る「Appごとにまとめる」が追加されています。
なお、iOS 8では、通知センターに表示で、表示数コントロールが可能でしたが、iOS 9ではオン/オフのみとなっています。
iPhoneまたはiPad with Wi-Fi + Cellularで、モバイルデータ通信に「Wi-Fiアシスト」機能が追加されています。
Wi-Fiの接続状況が悪いときに自動的にモバイルデータ通信を使用するようになります。
この設定は、デフォルトでオンになっています。
Bluetooth接続したデバイスの接続を切る場合、これまでは「このデバイスの登録を解除」しか選べませんでしたが、新しく「接続解除」が追加され、接続だけ切ることが可能になりました。
接続解除を選択した場合、Bluetoothデバイスの電源を入れ直すなどを行なうことで再び接続されます。
iPhoneまたはiPad with Wi-Fi + Cellularの場合、設定>ミュージックで、再生とダウンロードの項目として「モバイルデータ通信を使用」が追加されています。
この設定をオンにした場合、常に最高品質でミュージックをストリーミングするかどうかを設定出来る「モバイルデータ通信で高音質」も選択することが出来るようになります。
なお、この設定は、Wi-Fi環境下では影響しません。
壁紙の静止画ラインナップが大幅に変更されています。
青い羽の壁紙は、NOKIAのOS「Symbian Belle Refresh」に含まれる壁紙写真と同じであることが話題になりました。
新規メモを開始する場合のスタイルを設定することが可能になりました。
設定>メモ>新規メモ開始スタイルから「タイトル」「見出し」「本文」の3つから選べるようになっています。
iOS 9から、これまで別ダウンロードアプリだった「友達を探す」と「iPhoneを探す」の2つが標準搭載されるようになっています。
「友達を探す」を使って、iPhone、iPad、または iPod touch で友達が今いる場所を簡単に見つけることができます。
「iPhoneを探す」App を他の iOS デバイス上で使って紛失したデバイスを探し、デバイスに保存されているデータを保護することができます。
設定>一般>キーボードに「フリックのみ」が追加されています。
オンにすると、かな入力時に「フリックのみ」で使用することが可能です。
また、キーボード入力時に、キーのポップアップ表示がさる「文字プレビュー」機能をオフに出来るようにもなっています。
アクセシビリティに新しく「タッチ操作」が追加されています。
タッチスクリーンが操作しづらい場合「保持継続時間」を調整したり、複数回タッチしても1回のタッチとみなす「繰り返しを無視」、1本指で行なうどのジェスチャでもタップできるようになる「タップ補助」が利用可能になっています。
デフォルトでは、すべてオフとなっています。
設定>Safariで「よく閲覧するサイト」の表示をオン/オフすることが出来るようになりました。
また、パスワードと自動入力の項目が「パスワード」と「自動入力」とに分かれるようになっています。
マルチタスク画面の切り替えが、これまでのアプリ全画面一覧表示から、カバーフロー表示のような重なった表示方式に変更されています。
個別にアプリを終了する方法は、従来通り画面を下から上にフリックします。
アプリから別アプリに転送移動などをした場合、これまではマルチタスク表示から戻る必要がありましたが、iOS 9では、左上に前のアプリ名が表示されるようになり、それをタップすると、直ぐに前のアプリに戻ることができるようになっています。
ロック画面で、3.5mmステレオヘッドフォンミニジャックにヘッドフォンを接続すると、ロック画面の左下にミュージックアプリアイコンが表示されます。
ミュージックアイコンを上にスワイプすると、直ぐにミュージックアプリを利用できます。
iOS 8.4から、ミュージックのホームシェアリングだけ利用できなくなっていましたが、iOS 9でミュージックのホームシェアリング機能が復活しています。
ホームシェアリングで共有している音楽を楽しむには、ミュージックを開いて、「My Music」>「ライブラリ」の順にタップします。
表示される画面で、画面中央付近のカテゴリをタップします。
「ホームシェアリング」をタップして、接続先の共有ライブラリを選択します。
Spotlight検索が強化され、ウィキペディア、連絡先、アプリケーション、メール、メッセージ、近くのスポットなどが、検索画面にあらかじめ表示されるようになりました。
また、ニュース、マップ、最もよく電話をかける連絡先や、最後に会話した相手が表示されます。
Spotlightの設定項目も変わり、設定>Spotlightからインストールされているアプリを検索結果の対象にするかどうかを個別設定することが可能になっています。
メール/連絡先/カレンダーに「"メール"で見つかった連絡先」と「”メール”で見つかったイベント」が追加されています。
これらをオフにすると、連絡先またはカレンダーに追加されていない情報の候補が表示されなくなります。
FaceTimeオーディオで、相手が不在で、自動的に切りになった場合、iMessage送信ボタンが表示され、相手にメッセージを残せるようになりました。
手動で切った場合は表示されません。
自動ロックの時間に「30秒」が追加されています。
設定>一般>自動ロックで設定変更することができます。
アクセシビリティで、テキスト入力などの操作で、本体を振ってアンドゥできる機能をオン/オフすることができる「シェイクで取り消し」が追加されています。
iOS端末を意図せず振ってしまうことが多い場合は、この設定をオフにすることで操作の取り消しメッセージが表示されないようになります。
Car Playの利用で、これまでCar Play対応ユニットと接続する場合、Lightningケーブル接続が必要でしたが、iOS 9からは、Car Playユニットがワイヤレス接続に対応している場合、ハンドルの音声コントロールボタンを押したままにしてCar Playの設定を行なったり、コントロールすることが可能になっています。
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