iOS 12.2:Safariのプライバシー設定を強化
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iOS 12.2から、Safariで、SSLサーバー証明書(以下SSL証明書)を導入していないサイトにアクセスすると、検索フィールドに「安全ではありません」の表示がされるようになります。
従来は、非HTTPSのサイトでパスワードやクレジットカード番号の入力がある場合にのみ警告が表示されていました。
また、Google検索のサジェストの各項目に青い矢印が表示されるようになり、矢印をタップすると、その語句が検索フィールドに追加されます。
設定>Safariに「モーションと画面の向きのアクセス」項目が追加されています。
SafariからアクセスしたサイトやWebアプリが、加速度計、ジャイロスコープ、コンパス機能を利用しようと場合、それらのアクセスを取得させない仕様となります。
これは、デフォルトでオフになっていて、WebARを組み込んでいるサイトにアクセスした場合、iPhone端末の動きを取得出来なくなり、上手く動作しなります。
一部の Web サイトは、Web サイトを表示する際にユーザの閲覧動作をトラッキングして、表示するものをユーザに合わせて調整しています。
サイトおよびそのサイトの第三者コンテンツプロバイダ(広告プログラムを含む)に対してトラッキングの停止を求めることができる「トラッキングの停止を要求」が廃止されています。
OS X 10.8 Mountain LionのSafariから「Webサイトにトラッキングの停止を求める」機能として正式採用されましたが、Web サイトからコンテンツを取得するたびに、トラッキング停止の要求を追加するものの、その要求に応じるかどうかは Web サイト側の判断により、意味がない機能となっていました。
W3Cが提唱するリアルタイムコミュニケーション用のAPIの定義「WebRTC」に関する項目が追加されています。
設定>Safari>詳細>Experimental Features>実験的なWebKitの機能に「WebRTC VP8 Codec」が追加され、デフォルトでオンになっています。
また、WebRTC クライアントが映像を複数の画質で同時に送る技術「Simulcast」で、H264のみサポートした「WebRTC H264 Simulcast」が追加され、デフォルトでオンになっています。
WebRTC mDNS ICE candidates、WebRTC Unified Plan項目も追加されていますが、これらはデフォルトでオフになっています。