iOS 14:iPhone/iPad用サードパーティアプリでステレオ録音が可能に
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Appleが、WWDC20において「Record stereo audio with AVAudioSession」を公開し、iOS 14がインストールされたiPhone、iPad OS 14がインストールされたiPad環境で、サードパーティアプリによるステレオ録音が可能になると説明しています。
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降では、標準カメラアプリを使用して動画撮影する場合、ステレオ録音が出来ていました。
iPhone 11を例にし、TrueDepthカメラに1つ、背面カメラに1つ、底面側に2つ、合計4つのマイクが搭載されています。
カメラ近くのマイクは、マイクの正面の音だけを強く拾う単一指向性のカージオイドマイクで、TrueDepthカメラ側はビームフォーミング技術も搭載しています。
これらはモノラルマイク収録となります。
バイノーラル録音技術を応用し、背面カメラを使用する場合、背面側マイクを左側に、前面側マイクを右側に振り分けしたステレオサウンド収録が可能になります。
前面カメラを使用する場合、背面側マイクを右側に、前面側マイクを左側に振り分けしたステレオサウンド収録が可能になります。
ランドスケープモードで背面カメラを使用する場合、カメラ側のマイクは前後共に左側、底面側のマイクは左右共に右側サウンドとして収録されます。
前面カメラを使用する場合は、左右が反転します。
ポートレートモードで背面カメラを使用する場合、本体を上下反転しても左側/右側ステレオサウンド収録となり、前面カメラを使用する場合は、左右が反転します。