シナジーのCalDigit製Thunderbolt接続I/F拡張ドック「CalDigit Thunderbolt Station」をチェック
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シナジーが販売予定の、CalDigit製ThunderboltThunderbolt接続I/F拡張ドック「CalDigit Thunderbolt Station」をチェックさせてもらいました。
希望小売価格は25,200円で、製品の出荷は2013年第4四半期早々に予定されていて、その正式出荷版になる前の試験機を使用しています。
現在、Thunderbolt拡張ドックとして、Matrox DS1/HDMIと、Belkin Thunderbolt Express Dockなどが発売されています。
CalDigit Thunderbolt StationとBelkin Thunderbolt Express Dockの大きさを比べてみました。
CalDigit Thunderbolt Stationの方が約40%ほど小さいと思います。
両社の共通する搭載インターフェイスは、Ethernet - 1基・Thunderbolt - 2基・オーディオIn/Out・USB3.0 - 3基となっていて、違いは、Firewire800とHDMIインターフェイスとなっています。
CalDigit Thunderbolt Stationの場合、フロント部分にオーディオIn/Out・USB3.0を装備しており、映像系制作での利便性は高そうです。
付属する電源アダプタ(12V/5.0A)も、CalDigitの方が少し小型タイプとなっています。
なお、CalDigit Thunderbolt Stationは、バスパワーでは使用出来ず、常時電源が必要になります。
また、コンセントは3芯タイプのため、予め3芯電源タップか、3芯コンセントが必要になります。
MacBook Air (11-inch, Mid 2012)に、CalDigit Thunderbolt Stationを接続し、HDMI端子にLGエレクトロニクス・ジャパン製ディスプレイを、ThunderboltポートにApple Thunderbolt Displayを接続して、マルチ画面表示してみました。
本体ディスプレイに加えて、2つのディスプレイを使用可能になることで作業環境が拡大します。
Thunderboltポートにフリーコムの「Freecom Mobile Drive Mg 1TB USB3.0&Thunderbolt」を接続した場合、Thunderboltデイジーチェーン接続が出来ず、Apple Thunderbolt Displayなどを接続することが出来ませんが、HDMI端子を使用可能なため、HDMI対応ディスプレイを使用することは可能です。
HDMI規格はHDMI 1.4で、 Thunderbolt StationのHDMI端子の最大解像度は2560x1600ピクセルとなっています。
CalDigit Thunderbolt StationのUSB3.0ポートに、USB 3.0対応外付けポータブルSSD「Verbatim Store n Go USB 3.0 External SSD」を接続し、Blackmagic Disk Speed Testでベンチマーク計測を行ってみました。
MacBook Air (11-inch, Mid 2012)のUSB 3.0ポートと、CalDigit Thunderbolt Station USB 3.0ポートを比較した場合、Wrie性能差は確認出来ませんでしたが、Read性能はCalDigit Thunderbolt StationのUSB 3.0を使用した場合、約15%ほど性能が低下するようです。
これは、Thunderbolt経由でのUSB 3.0接続によるオーバーヘッドによる影響だと考えられますが、USB 2.0ポートよりは速いので、非RetinaディスプレイのMacBook Proを使用しているユーザーの場合は、メリットがあると思います。
CalDigit Thunderbolt StationのUSB3.0ポートを利用してiPad (4th generation)を充電出来るかどうか試してみました。
この試験機は2.1A出力に対応していないようで、充電アイコンは表示されませんでした。
なお、CalDigitの説明によると、正式出荷版では、全てのiOSデバイスで充電出来るように開発しているそうです。