LG ElectronicsのUSB-C接続対応ノングレア4K液晶ディスプレイ「LG 27UD88-W」を試す
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LG ElectronicsのUSB-C接続対応4K液晶ディスプレイ「LG 27UD88-W」を試してみました。
USB-C接続に対応し、映像信号入力やUSB電源供給(60W)がすべてケーブル1本で可能になる液晶ディスプレイです。
表面処理はノングレア(非光沢)のため、写真編集や映像編集など、クリエイティブ作業に向いています。
MacBook Pro (15-inch, Late 2016)や、MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)などと接続する場合、付属するUSB-Cケーブルだけで接続することが出来ます。
LG 27UD88-W側からのUSB PD給電は最大60W(実質57W)で、映像出力しながらMac側の充電も可能です。
Apple Thunderbolt Displayと比較してみると、どちらも27インチ液晶でありながら、LG 27UD88-Wは、上左右がベゼルレス仕様のため、サイズが小さいのが分かります。
また、最新のIPSパネルを採用しているため、液晶ディスプレイが薄いです。
通常表示の解像度は 3840 x 2160(144DPI、疑似解像度1920 x 1080)となります。
MacBook Pro (15-inch, Late 2016)の通常表示の解像度は 3360 x 2100(144DPI、疑似解像度1680 x 1050)となります。
スケーリング表示にも対応していて、デフォルトは、左端の3840 x 2160(144DPI、疑似解像度1920 x 1080)で、右に移動する度に、5120 x 2880(144DPI、疑似解像度2560 x 1440)、6016 x 3384(144DPI、疑似解像度3008 x 1692)、6720 x 3780(144DPI、疑似解像度3360 x 1890)、3840 x 2160(72DPI)が選択出来ます。
MacBook Pro (15-inch, Late 2016)のスケーリング表示の最大解像度は 3840 x 2400(144DPI、疑似解像度1920 x 1200)となります。
ディスプレイを縦表示にできる「ピボット」(画面回転)機能も利用出来ます。
表示の回転は、システム環境設定>ディスプレイ>LG Ultra HDの回転で90度を選ぶことで可能です。
なお、Apple.comで販売されている「LG UltraFine Display」には、ピボット機能はありません。
USB-C入力に加え、HDMI x2、DisplayPort x1も搭載されています。
Apple TV (4th generation)のHDMIポートからのHDMIケーブルを接続し、メニュー切り替えで入力先をHDMIに変更することで、Mac側のディスプレイ認識を維持しながら、tvOSアプリを楽しむことも可能です。
色域は、sRGBカバー率99%対応しており、 DICOM(医療向け)、Rec.709(HDTV)、SMPTE-C(NTSC方式)、EBU(PAL方式)をピクチャーモードで設定することが可能です。
ハードウェアキャリブレーションに対応(センサー別売)しており、キャリブレーションソフト「True Color Pro for Mac OS X」をインストールし、LG 27UD88-Wを接続すると、キャリブレーションターゲットの設定も簡単に行えます。
解像度を変更する度にTrue Color Pro調整が自動的に行われます。
モニターコントロールソフト「OnScreen Control for Mac OS X」をインストールすると、最大6台までのLGディスプレイを管理することができます。
LG 27UD88-Wを認識し、各種機能が利用可能になっています。
ハードウェアでも各種設定はできますが、ソフトウェア側の方が細かく設定することが出来るようになっています。
ピクチャーモードの設定に、目の疲れの原因とされるブルーライト(青色光)を抑制できる「ブルーライト低減モード」と、一部の色の配色を調整して、色の区別がつきにくい方でも使用しやすくする「色覚調整モード」が用意されています。
各アプリケーションに合わせてピクチャーモードを設定できる「My Display Presets」機能が用意されています。
Safari、iTunes、Photoshop CCなどが最前列にくる段階で色調を自動変更させることが可能です。
ユーザー設定で、副クリックしてモードを選べ、最大10個のアプリ設定が可能です。
液晶底面中央にあるLEDが電源ボタンとなっており、メニューコントロールを選ぶジョイスティック機能も兼用しています。
Macと連動して起動するオートスタート機能がデフォルトでオンになっています。
接続端子は全て背面側にあり、USB-C入力端子、DisplayPort、HDMI x2個、USB3.0ハブ端子 x2個(5V/1.5A)、3.5mmヘッドホン端子、DC電源端子が用意されています。
なお、スピーカーは搭載されていません。
付属するACアダプターは、LG 34UM95-Pなどでも使われているDCジャック式「LG LCAP31」で、出力電圧19V - 7.37A(140W)の大型仕様となっています。
LG 27UD88-Wの消費電力は、通常動作時29W、最大42Wですが、最大60WのUSB PD出力や、USB3.0ポート経由の給電などを考慮されていると考えられます。
スタンドは半円形のクレセントデザインによる「アークラインスタンド」が採用されています。
110mmまでの画面の高さ調節も可能となっています。
注:MacBook Pro (Late 2016)に同梱されているUSB2.0仕様の充電用USB-Cケーブル「Apple USB-C充電ケーブル」や、DisplayPort Altemate Mode(映像信号)をサポートしていないUSB-Cケーブルを接続した場合、映像は表示されないので注意が必要です。