サンディスクのUSB-C接続ポータブルSSD「サンディスク エクストリーム900 ポータブルSSD」を試す
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サンディスクのUSB 3.1 Gen 2性能を持ったUSB-C接続ポータブルSSDの1.92TBモデル「サンディスク エクストリーム900 ポータブルSSD」を試してみました。
製品仕様は容量1.92TB、読取り速度最大850MB/s、書込み速度最大850MB/sとなっています。
USB 3.1 Gen 2(最大10Gbps)仕様のUSB-Cコネクタを搭載しています。
また、ケーブルがしなやかで品質が高い、USB-Cオス-USB-Cオスケーブル(約50cm)、USB3.1 Standard-Aオス-USB-Cオスケーブル(約50cm)も付属しています。
本体の重さは211gで、SSDドライブとしては少し重い気がします。
金属製の筐体を採用し、耐衝撃性(最高800G)、耐震性(5.35gRMS, 50-2000 HZ)、耐温度(-20~70°C)と、結構なタフネス仕様です。
出荷時のドライブは、exFATフォーマットで、起動ドライブなどには利用出来ないため、ディスクユーティリティで「消去」を選び、フォーマットします。
フォーマットは「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を、方式は「GUIDパーティションマップ」を選択します。
システム情報のUSBを見てみると、USB 3.1バス接続され、USB 3.1 Gen 2(最大10Gbps)の速度最高10Gb/秒と認識されていることが確認出来ます。
コントロールチップなどが認識されないため、既存のSSDドライブを載せたのではなく、USB-C接続端子を持った基板上にフラッシュストレージが直付けされていると考えられます。
MacBook Pro (15-inch, Late 2016)のThunderbolt 3ポートに接続し、SanDisk Extreme 900 portable SSDから、写真や動画など795ファイル、34GB分をMacにコピーした場合の時間を計測してみました。
50秒程度で完了しました。
MacBook Pro (15-inch, Late 2016)のThunderbolt 3ポートに接続し、Blackmagic Disk Speed Testでベンチマーク計測してみました。
Write 450MB/s、Read 834MB/sという結果でした。
Read速度は製品仕様性能に近いですが、Write速度は製品仕様性能の約半分しか出ていない感じです。
初期出荷時のexFATフォーマットでも計測してみました。
Write 805MB/s、Read 873MB/sという結果でした。
上記の結果でWrite 速度が遅いのは、Mac OS 拡張フォーマットだからのようです。
ジャーナリング機能を取るか、Windows/Mac両方からのアクセスを取るかは使用用途で選ぶと良いと思います。
MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)のUSB-Cポートに接続し、Blackmagic Disk Speed Testでベンチマーク計測してみました。
Write 405MB/s、Read 365MB/sという結果でした。
USB-Cポートが、USB 3.1 Gen 1(5Gbps)性能のため、SanDisk Extreme 900 portable SSDが持つ性能は発揮出来ないようです。
MacBook Pro (Late 2016)に同梱されているUSB2.0仕様の充電用USB-Cケーブル「Apple USB-C充電ケーブル」を使って計測してみました。
Write 40MB/s、Read 36MB/sという結果でした。
USB-Cケーブルといっても性能や仕様が異なることもあるため注意が必要です。
データ暗号化とパスワード保護を行う無料のアプリケーション「SanDisk Secure Access v3.0」を使ってみました。
ただ、このユーティリティはMac OS拡張(ジャーナリング)フォーマットでは使用できず、Windows NTファイルシステム(NTFS)フォーマットでしか使えないようです。