iPhone 7・iPhone 7 Plusのカメラ仕様について
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Appleが、デベロッパードキュメント「iOS Device Compatibility Reference:Cameras」を更新し、iPhone 7・iPhone 7 Plusのカメラ仕様に関する情報を公開しています。
iPhone 7・iPhone 7 PlusのiSightカメラは、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SEと同じ「4032 x 3024 pixels (12 MP)」ですが、FaceTime HDカメラは「3088 x 2320 pixels (7 MP)」に性能がアップしています。
また、iSightカメラ、FaceTime HDカメラの両方で、デジタルシネマ規格「DCI-P3」準拠のワイドカラーに対応しています。
DCI-P3表示可能なディスプレイを搭載しているのは、iPhone 7・iPhone 7 Plus、iPad Pro (9.7-inch)、iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)、iMac (Retina 4K, 21.5-inch, Late 2015)と限られるため、従来のsRGBカラーもサポートされています。
iPhone 7 PlusのiSight Duoカメラの広角カメラと望遠カメラは、iOS標準のカメラでは、2つのカメラを自動的にコントロール利用した撮影となりますが、サードパーティアプリの場合は「両方のカメラ」「広角カメラのみ」「望遠カメラのみ」の3つの選択が可能だと説明されています。
通常は、デュアルカメラの個別アクセスは許可されませんが、デバイスタイプを追加することで可能になるそうです。
なお、光学式手ぶれ補正を使用する場合、望遠カメラではサポートしていないため、広角カメラ側の使用を薦めると説明されています。
iSight Duo カメラの片方ずつを塞いで、1倍、2倍、10倍にした時どうなるのか調べてみました。
テストは、明るい屋外で被写体が遠い場合と、屋内で被写体が近い場合とで試してみました。
明るい屋外で被写体が遠い場合
1倍:メインカメラは広角側のF1.8カメラで、AEも広角側カメラで行っている可能性があります。
2倍:メインカメラは望遠側のF2.8カメラで光学2倍、広角側はRGBのグリーンを使って輝度を計っている可能性があります。
10倍:メインカメラは望遠側のF2.8カメラで、デジタルズーム5倍 X 光学2倍で10倍を実現している可能性があります。また、広角側はRGBのグリーンを使って輝度を計っている可能性があります。
屋内で被写体が近い場合
1倍:メインカメラは広角側のF1.8カメラで、AEも広角側カメラで行っている可能性があります。
2倍:メインカメラは広角側のF1.8カメラで、光学2倍ではなくデジタルズーム2倍、AEも広角側カメラで行っている可能性があります。
10倍:メインカメラは広角側のF1.8カメラで、デジタルズーム10倍、AEも広角側カメラで行っている可能性があります。
2倍だから光学2倍撮影が絶対と判断しているわけではなく、明るさや被写体の距離などを計測しつつ、シーンをAIでリアルタイムに判断しながら2つのカメラを使っていると考えられます。
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