サードパーティ製iPhone X用手帳型ケースに、Apple iPhone Xレザーフォリオのようなスマートロック機構を追加する
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以前「Apple初の手帳型ケース「iPhone Xレザーフォリオ」をチェック」で、iPadとSmart Coverを組み合わせることで、ディスプレイの自動ロックが有効になる仕組みが、iPhone Xにも搭載されていることを紹介しましたが、この機能をサードパーティ製手帳型ケースに搭載できるか試してみました。
用意したのは、丸型ネオジウム磁石15 × 1mm、RKC ネオジム磁石 角型 5×1mm厚などの、厚さ1mのマグネット、棒磁石、ピンセット、瞬間接着剤、油性ペン、Hall Effect sensor 位置を知るための型紙などです。
型紙は、Appleが公開している「Appleデバイス用アクセサリのデザインガイドライン」(PDF)をダウンロードして、実寸サイズで印刷して作ります。
Adobe Acrobat Reader DCで、iPhone XのHall Effect sensor 位置が分かる部分(92ページ)を印刷します。
A4用紙サイズに対して450%拡大印刷すれば、実寸サイズになるかと思います。
コクヨの強力マグネットシート「マク-S345」など、強力な異方性磁石であってもN極S極の多極着磁の場合は反応せず、表裏それぞれにN極S極の着磁を施した両面着磁である必要があります。
あと、ポストに良く入れられているマグネットシートを使った水道屋の広告シートなども使えません。
印刷したiPhone X型紙を切り抜きし、HEFと示されている部分を2ヶ所くり抜きします。
実寸型紙は、サイズ精度を追い込む必要はなく、だいたい位置が分かれば良いです。
エレコムの360度回転できるスタンド機能付きiPhone X用手帳型ケース「PM-A17XPLF360」に工作してみます。
iSight Duoカメラがあるケースの内側からiPhone X型紙を合わせ、上の穴位置にマグネットを配置します。
マグネットの極性を確認するため、セロテープなどで仮止めします。
ケースのフタの裏側にiPhone X型紙を合わせ、下の穴位置にマグネットを配置します。
ここでも、マグネットの極性を確認するため、セロテープなどで仮止めします。
棒磁石を使ってマグネットの極方向を確認し、iPhone Xの本体に当たる方をS極にすると動作すると思います。
極性の判断がし辛い場合は、磁石の向きを変えて試しながら行いましょう。
PM-A17XPLF360のフタの裏側の下部分にピンセットを使ってマグネットを挿入します。
PM-A17XPLF360は、カードスロットとそうでない部分がステッチで分かれているので都合が良かったです。
PM-A17XPLF360のケース側は、瞬間接着剤で貼付けました。
見た目が気になる方は、同色素材で覆うと良いかもしれません。
iPhone Xを装着した時に、部分的に1mmほど持ち上げられることになりますが、ケースの脱着がし辛くなることはありませんでした。
今度は、フォーカルポイントが販売するiPhone X用手帳型ケース「TUNEWEAR HYBRID CARD FOLIO 耐衝撃・手帳型ケース for iPhone X」にも同様にマグネットを貼り付けしてみました。
iPhone X型紙を合わせ、ケース内側とフタ側にマグネットを配置します。
マグネットの極性を確認するため、セロテープなどで仮止めします。
TUNEWEAR HYBRID CARD FOLIOのケース内側には、衝撃吸収するためなのかハニカムパターンが施されており、マグネットを瞬間接着剤で固定する場合、PM-A17XPLF360と比べて凹凸部分の差が若干少なくなり、iPhone X本体を押し上げる高さが小さくなると考えられます。
フタの裏側にあるカードスロット部分からマグネットを入れようとしたところ、カードが一番下まで入って取り出せなくなってしまわないように、底面位置が固定されていました。
この親切設計のため、マグネットを下まで入れるのに苦労しました。
工作してみて分かった事は、フタの裏側部分に、マグネットを入れるスペースもしくはアクセスするための開放があるかどうかで、フタの裏側にカードスロットなどが無いと難しいと思います。
トリニティのiPhone X用手帳型ケース「[FlipNote Slim] FlipNote Case for iPhone X」のように、スマートロック機構を搭載した製品もあり、今後、手帳型ケースにスマートロック機構対応を唄う製品は多くなると思います。