iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max をチェック
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Appleが発表した新型iPhone「iPhone 11 Pro」と「iPhone 11 Pro Max」をチェックしてみました。
2018年09月に発売された「iPhone XS」「iPhone XS Max」のメジャーアップデート版になり、A13 Bionicチップ、2x2 MIMO対応802.11ax Wi‑Fi 6対応、超広帯域U1チップ(UWB:IEEE 802.15.3a)などが搭載されています。
これまでのiPhoneは、ディスプレイ面が表にして収納されていましたが、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxは、背面側を表にして収納されています。
かぶせ箱の内側に、トリプルカメラ部分を納めるための凹みが付けられています。
同梱品として、EarPods with Lightning Connectorは従来と同じですが、新しく、Apple USB-C - Lightningケーブル、Apple 18W USB-C電源アダプタが同梱されるように変わりました。
18W以上のアダプタを使用した場合、約30分で最大50%充電可能です。
これまでのスペースグレイ、シルバー、ゴールドに、ミッドナイトグリーンを加えた4色がラインアップされます。
背面は、コーニングと共同開発した一枚のガラス板を切り出し、表面をマット処理されたGorilla Glassが採用されています。
背面から「iPhone」の表記が無くなりました。
Pro Display XDR品質のSuper Retina XDRディスプレイは、日光の下では最大800ニト、Extreme Dynamic Rangeのコンテンツを見る時には最大1,200ニトまで輝度が上がり、コントラスト比は、iPhone XS/XS Maxの倍の2,000,000:1(標準)に向上しています。
表面のガラスも二重のイオン交換プロセスによる強化ガラスが採用されています。
iPhone 11 Proは、2,436 x 1,125ピクセル解像度(458ppi)、iPhone 11 Pro Max は2,688 x 1,242ピクセル解像度(458ppi)でiPhone XS、iPhone XS Maxと変わっていません。
3D Touchではなく、iPhone XRと同じ触覚タッチが採用されています。
TrueDepthカメラは、iPhone XS/XS Maxの場合32mm/F2.2カメラでしたが、iPhone 11 Pro/11 Pro Maxの場合、少し広角化した700万画素保存の30mm/F2.2カメラとなり、画面上のボタンタップで、超広角化した1200万画素保存の23mm/F2.2カメラとなります。
iPhone 11 Pro本体が縦の場合30mm/F2.2カメラ表示となり、本体を横にすると23mm/F2.2カメラ表示となります。
縦/横表示どちらも拡大/縮小ボタンをタップすることで画角を変えることができます。
これまで上部にあったタイマーなどは、画面上部の上下ボタンをタップすると下側に表示されるようにUIが変更されています。
1200万画素センサーを採用した、広角26mm/F1.8カメラ、望遠52mm/F2.0カメラ、超広角13mm/F2.4カメラのトリプルカメラが搭載されています。
ホワイトバランスや露出などをカメラごとに精密に調整し、さらに3つのカメラをペアリングした上でモジュール間で再度調整されています。
光学式手ぶれ補正は、超広角カメラのみ非搭載となります。
ポートレート撮影は、iPhone XS、iPhone XS Maxの場合、望遠カメラ表示に切り替わり、被写体からさらに離れて撮影する必要がありました。
iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxの場合は、標準は望遠カメラ表示ですが、画面上の倍率ボタンをタップすると、広角カメラ表示に変わり、通常の写真撮影と変わらない画角でポートレート撮影が行えます。
インテリジェントなソフトウェアとA13 Bionicを使って、これまでのiPhoneではできなかった低光量での撮影ができる「ナイトモード」が利用できます。
撮影は自動で行われ、カメラの左上に黄色い撮影秒数が表示されます。
iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxを手持ちする場合と固定する場合とで撮影秒数が変わります。
実際に、ほぼ真っ暗な場所でiPhone 11 Pro Maxを固定し、ナイトモード撮影を行っていました。
ナイトモードは超広角13mm/F2.4カメラでは利用できないため、写真が真っ暗になります。
望遠52mm/F2.0カメラの場合、かなり明るさが持ち上がっていますが、ノイズ感が残っています。
広角26mm/F1.8カメラの場合、部屋に光りが漏れている方向側が明るく撮影されていることが分ります。
ビデオは、ビデオの拡張ダイナミックレンジが最大30fpsから最大60fpsに、2倍の光学ズームアウト撮影、映画レベルのビデオ手ぶれ補正が4Kでも利用可能になっています。
ビデオの光学式手ぶれ補正は広角カメラと、望遠カメラで有効です。
カメラのズームイン/ズームアウトとオーディオが連動するオーディオズームや、被写体追跡ができるQuickTakeビデオなどが利用できます。
底面のLightningコネクタ、内蔵ステレオスピーカー穴、内蔵マイク穴の位置はiPhone XS、iPhone XS Maxと同じです。
iPhone 11 Proは幅0.5mm、iPhone 11 Pro Maxは幅0.4mm大きくなっています。
側面にあるサウンドオン/オフスイッチボタン、音量を上げる/下げるボタンの位置が少し下側に移動しています。
iPhone X、iPhone XSのサウンドオン/オフスイッチボタンは5.72mm幅でしたが、iPhone 11 ProはiPhone XS Max、iPhone 11 Pro Maxと同じ5.71mm幅に統一されています。
音量を上げる/下げるボタンは0.44mm長くなっています。
反対側のサイドボタンとSIMトレイの位置も少し下側に移動しています。
サイドボタンは0.44mm長くなり、エッジの処理も微妙に変わっています。
SIMトレイは0.3mm短くなっています。
iPhone 11 ProとiPhone XSのSIMトレイは、形状は同じですが、SIMを乗せるトレイの上下が変更されています。
Nano-SIM カード自体の仕様は変わっていませんが、Nano-SIM カードを載せた状態のまま、iPhone XSのSIMトレイをiPhone 11 Proに挿入することはできません。
iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxは、写真またはビデオフレームの外側の領域を撮影することで構図を改善することができる「写真のフレームの外側を含めて撮影」と「ビデオのフレームの外側を含めて撮影」が追加されています。
フレームの外側の領域が補正に使用されなかった場合には30日後に削除されます。
設定の「調整を自動適用」をオンにすると、カメラが動いてる間だけ表示され、動きが止まると非表示になります。
この機能により、より広い視野を活かして、カメラのフレームの外で起きていることも見えるようにしました。
カメラのスローモーション撮影から「720p HD/240 fps」設定が無くなっています。
なお、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxは、TrueDepthカメラで1080pHD/120fpsスローモーションビデオ撮影に対応しています。
iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxは、壁紙として4つの専用デザインのLive壁紙が搭載されています。
iOS 13で追加された4つの静止画壁紙も搭載されています。
iPhone XRと同じように、設定>アクセシビリティ>触覚タッチの項目が用意されています。
3D Touchは、実際に画面を押す力で反応する仕組みでしたが、触覚タッチはタッチして押さえたままにするジェスチャで反応する仕組みとなっています。
フタの開閉によってスリープのオン/オフが可能なiPhone 11 Proレザーフォリオと、iPhone 11 Pro MaxレザーフォリオのHall Effect sensor位置が変更されています。
ポケッタブルマグナビュワーで確認したところ、iPhone X、iPhone XS/XS Maxとは異なる位置に変わっていました。