iPhone 11 をチェック
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Appleが発表した新型iPhone「iPhone 11」をチェックしてみました。
2018年10月に発売された「iPhone 11」のメジャーアップデート版になり、A13 Bionicチップ、2x2 MIMO対応802.11ax Wi‑Fi 6対応、超広帯域U1チップ(UWB:IEEE 802.15.3a)などが搭載されています。
iPhone XRの(PRODUCT)RED、イエロー、ホワイト、ブラックの4色を残し、コーラル、ブルーの代わりにパープル、グリーンを加えた6色がラインアップされます。
背面から「iPhone」の表記が無くなりました。
iPhone XS、iPhone XS Maxの背面カメラは、広角カメラと望遠カメラ構成でした。
これまでのiPhoneは、ディスプレイ面を表にして収納されていましたが、iPhone 11は、背面側を表にして収納されています。
かぶせ箱の内側に、トリプルカメラ部分を納めるための凹みが付けられています。
同梱物は従来と同じで、EarPods with Lightning Connector、Apple Lightning - USBケーブル、Apple 5W USB電源アダプタが同梱されています。
別売のApple 18W USB-C電源アダプタなど、18W以上のアダプタを使用した場合、約30分で最大50%充電可能です。
iPhone 11の背面は艶のある強化ガラスが使用されていて、背面カメラ回りだけマット処理が施されています。
背面のAppleロゴの位置が中央に移動しています。
iPhone XRと同じ、1,792 x 828ピクセル解像度(326ppi)、1,400:1コントラスト比(標準)の6.1インチLiquid Retinaディスプレイが搭載されています。
前面と背面のガラスは、二重のイオン交換プロセスで強化されています。
iPhone XRと同じ触覚タッチも継続されています。
TrueDepthカメラは、iPhone XRの場合32mm/F2.2カメラでしたが、iPhone 11の場合、少し広角化した700万画素保存の30mm/F2.2カメラ相当となり、画面上のボタンタップで、超広角化した1200万画素保存の23mm/F2.2カメラ相当となります。
iPhone 11本体が縦の場合30mm/F2.2カメラ表示となり、本体を横にすると23mm/F2.2カメラ表示となります。
縦/横表示どちらも拡大/縮小ボタンをタップすることで画角を変えることができます。
これまで上部にあったタイマーなどは、画面上部の上下ボタンをタップすると下側に表示されるようにUIが変更されています。
1200万画素センサーを採用した、Focus Pixelsを100パーセントの広角26mm/F1.8カメラ、超広角13mm/F2.4カメラのデュアルカメラが搭載されています。
ホワイトバランスや露出などをカメラごとに精密に調整し、さらに2つのカメラをペアリングした上でモジュール間で再度調整されています。
光学式手ぶれ補正は、広角カメラのみに搭載されています。
ポートレート撮影は、iPhone XRの場合、自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明の3つが利用可能でしたが、iPhone 11の場合は、自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)、ハイキー照明(モノ)の6種類が使用可能になっています。
Neural Engineによるソフトウェア処理のみではなく、光学式処理も加わっているため、仕上がりが自然で、人物のみといった制限もありません。
インテリジェントなソフトウェアとA13 Bionicを使って、これまでのiPhoneではできなかった低光量での撮影ができる「ナイトモード」が利用できます。
撮影は自動で行われ、カメラの左上に黄色い撮影秒数が表示されます。
iPhone 11を手持ちする場合と固定する場合とで撮影秒数が変わります。
実際に、ほぼ真っ暗な場所でiPhone 11を固定し、ナイトモード撮影を行っていました。
ナイトモードは超広角13mm/F2.4カメラでは利用できないため、写真が真っ暗になります。
広角26mm/F1.8カメラの場合、部屋に光りが漏れている方向側が明るく撮影されていることが分ります。
ビデオは、ビデオの拡張ダイナミックレンジが最大30fpsから最大60fpsに、2倍の光学ズームアウト撮影、映画レベルのビデオ手ぶれ補正が4Kでも利用可能になっています。
ビデオの光学式手ぶれ補正は広角カメラのみで有効です。
カメラのズームイン/ズームアウトとオーディオが連動するオーディオズームや、被写体追跡ができるQuickTakeビデオなどが利用できます。
底面のLightningコネクタ、内蔵ステレオスピーカー穴、内蔵マイク穴の位置はiPhone XRと同じです。
本体幅もiPhone XRと変わっていません。
側面にあるサウンドオン/オフスイッチボタン、音量を上げる/下げるボタンの位置はiPhone XRと同じです。
サウンドオン/オフスイッチボタン、音量を上げる/下げるボタンの大きさや長さもiPhone XRと同じです。
反対側のサイドボタンとSIMトレイの位置もiPhone XRと同じです。
サイドボタンやSIMトレイの大きさや長さもiPhone XRと同じです。
iPhone 11は、写真またはビデオフレームの外側の領域を撮影することで構図を改善することができる「写真のフレームの外側を含めて撮影」と「ビデオのフレームの外側を含めて撮影」が追加されています。
フレームの外側の領域が補正に使用されなかった場合には30日後に削除されます。
設定の「調整を自動適用」をオンにすると、カメラが動いてる間だけ表示され、動きが止まると非表示になります。
この機能により、より広い視野を活かして、カメラのフレームの外で起きていることも見えるようにしました。
カメラのスローモーション撮影から「720p HD/240 fps」設定が無くなっています。
なお、iPhone 11は、TrueDepthカメラで、1080pHD/120fpsスローモーションビデオ撮影に対応しています。
iPhone 11は、iPhone XRでは使用出来なかったLive壁紙に対応しています。
また、Live壁紙として6つの専用デザインのLiveが搭載されています。
iOS 13で追加された4つの静止画壁紙も搭載されています。
iPhone XRと同じように、設定>アクセシビリティ>触覚タッチの項目が用意されています。
3D Touchは、実際に画面を押す力で反応する仕組みでしたが、触覚タッチはタッチして押さえたままにするジェスチャで反応する仕組みとなっています。